大学卒業後、出版社に入社。女性誌編集部に配属されて以来約15年間、取材&執筆の多忙な日々を送る。独立後は、雑誌やwebで原稿を書きつつ、書籍の編集にも携わる。実用、心理&スピリチュアルが得意分野。大学では美術史を学び、現在は音楽とスポーツに熱中。隙間時間をやり繰りして、趣味に生きる一児の母。(OFFICE-SANGA)
長いようで短い、子育ての時間。この貴重な時期を存分に楽しみたいと、サークルを立ち上げ、精力的に活躍するママたちがいます。どんなふうに仲間を集め、どう楽しんでいるのか…。これを読めばあなたも、自分の可能性に気づけるかもしれません! ■いいこといっぱい! 「ママサー」の魅力 子育てを通じて結ばれるママたち。年齢はバラバラ、これまで生きてきた環境もまちまち。普通に出会っていたら目に留まらなかった人や話せなかった人さえも、当たり前のように仲間となってしまう不思議…。 そんな多種多様なママが寄り合って、あれこれワイワイ活動するのがママサークル(ママサー)。そのメリットは、同じ境遇ゆえ共感し合える部分が多いことと、子連れでも気がねなく楽しめるところにあります。 いろいろなタイプのママと、一緒に遊んだり学んだり。自分とは違う価値観からたくさんの刺激をもらって、悩みや不安も吹っ切れるはずです! ■ママサーの始め方&注意点 ママサー発起人の大半は、ごくごく普通のママたち。人に誇れる特技がなくても、人をまとめるリーダー系じゃなくてもOK! 大切なのはワクワク感。「楽しいことをしたい!」という気持ちこそが、何より大事な要素なのだそうです。 「ボイストレーナーのママとたまたま知り合いになり、『歌でストレスを発散しよう』と、2人で合唱サークルを結成。それぞれの知り合いに声をかけ、公民館の一室を借り、部屋代&レッスン代でワンコイン。抱っこしたりおんぶしたり、授乳したり…。子どもをあやしたり遊ばせたりしながらの、のんびりムードは大好評。20名を超えたので、そろそろ発表会も考え中」(30代後半) 「園のママ友の中に耳が不自由でうまく話せず、いつもさびしそうにしている人がいて…。もっとお近づきになりたいと思い、そのママを講師に手話サークルをスタート! 講師ママにとって、ひとりでも多くのママが手話を覚えてくれるのは何よりもうれしいこと。そんなわけで、講義代は一切なし。園の行事や集まりの際、手話まじりの会話を楽しんでいると、興味を抱いて近づいてくるママも結構いて、最初は4人だったメンバーが、今では10人近くに!」(30代前半) 最初のきっかけは思いつき。誰しも、やる気ひとつで始められるそうです。ただ、それを心底楽しむためには、いくつかコツがあるようで…。 「人数が増えすぎると話がまとまりにくくなって、やる気や機動力が低下する可能性大。『小ぢんまり』がうまくいく秘訣」(30代前半) 「会費を徴収する場合は、それにまつわる最低限の約束ごとは決めておいたほうが無難。たとえ微々たる金額でも、払う・払わない、高い・安いなどで揉めることが少なくないので」(40代前半) 「頑張りすぎると浮いたり引かれたり。何をするにもほどほどを心がけて」(30代前半) サークルは、ママたちのオアシスたる場所。ガツガツせず、ゆるやかな気持ちで参加するのがマナーだそうです。 ■ママサーは自分に戻れる場所! 最初のうちはあくまで子育ての同志。ママというくくりの中で活動が始まりますが、つき合いが深まる中で意外な過去や思いもよらぬ特技がしだいに明らかとなって、それぞれの個性が輝き始めるのが、ママサーのおもしろいところ。 家でも外でも常に、「ママ」という看板を背負わされている女性たちも、サークルではあくまで一個人。能力や夢など…ママサーは、しばらくほったらかしになっていた自分自身を取り戻す、チャンスの場でもあるようです。
2016年09月03日「何やってるの!」「もういい加減にしなさい!」「何回言ったらわかるの!」などと、気がつけば怒ってばかりの日常。心底、わが子を愛するママだって、所詮は人間です。些細なことにイラッとしたり、思いがけなく爆発してしまうことはいたしかたありません。四六時中一緒にいれば、イライラするのは当然です。 しかし、このように、「鬼ママ」になると子どもはビクビクしてしまい、結局は、自己嫌悪にさいなまれてしまいます。そうならないよう、イラッとしたときに瞬時に気分を変える、とっておきの方法をご紹介します! ■子どもたちの鬼ママへの反応は? 親が鬼ママになってしまった場合、子どもに与える影響はかなりのもの。実際、ママの怒りを浴び続けると、子どもたちには、さまざまな変化が現れます。その様子を、怒ってばかりだった先輩ママたちに聞いてみました。 「ちょっとでも怖い顔をすると、ビクビクッとカラダを震わせ、首をすくめるようになった」(30代前半) 「怒られまいと、何をやるにもまず、こちらの顔色をうかがうように…」(40代前半) 「何か言う前から『ごめんなさい!』と絶叫するようになった」(30代後半) 「本気で反抗するように。怒れば怒るほど、手に負えなくなった」(30代前半) 「ママの前だけでいい子ぶるようになった」(30代前半) これらは明らかに危険信号。子どもたちはもう、怒られるのはこりごりなのです。 ■怒りのコントロール方法とは? 子どもたちを傷つけないために…。何としてでも抑えたい、理不尽な怒り。でも、「怒ってはいけない」と自制してみてもなかなかうまくはいかず、それがかえってストレスとなり、イライラが募ってしまうという悪循環も…。 瞬間的におとずれる怒りの感情。それを阻止するためには、瞬時にできるガス抜き方法を、いくつか知っておくといいですね。先輩ママたちも、それによって何度もクールダウンできたのだそう。 ・直接怒りをぶつけないようにその場から立ち去り、子どもとの距離を置く ・怒りの言葉の変わりに、「フーッ」と力強く、一気に息を吐き出す ・いったん怒りを忘れて、家事や掃除など別のことをして心を落ち着かせる ・1日何回までか、怒る回数を決めてみる そのほかにも、「ジャンプしたり、スキップしたり、体を動かして怒りを振るい落とす」「まったく関係のない言葉を呪文のように唱え頭の中を混乱させる」などユニークな方法も。このように、怒る気が削がれるような、ちょっぴり間抜けな状況を自ら作り出すことも有効なのだそう。 ただ、後から怒りが湧いてきて、自分では止められないレベルに達してしまう人も。その場合は一度、カウンセラーなどの専門家に相談をするといいでしょう。 ■もしものときは「ごめんなさい」 やってはいけないことをやってしまったとき、危険にさらされているときなど、子どもにそのことをはっきりわからせるのは重要なこと。ガツンと言うべきときも多々あります。 しかし、それらは単なる暴発とは似て非なるもの。ママの「虫のいどころ」とは無関係の、愛ある行為です。 もしもとっさに怒ってしまったら、自分の非を認め、子どもにしっかり謝るようにしましょう。「さっきはママが悪かった。本当にごめんなさい」と、頭を下げたりギュッと抱きしめたり…。決してうやむやにせず、子どもとしっかり仲直りをしましょう。 わが子はママにとって一番の、心やさしき理解者。傷ついた心をそのままにしてはいけません。
2016年08月31日「よその子をどう扱うべきか?」と、迷っているママは多いはず。これをこじらせてしまうと、子と子、親と親、はたまた親と子に至るまで、あらゆる関係がガタついてしまうので要注意です。そうした事態を避けるためにも、実際の失敗談を交えながら、ベストな方法を探っていきます。 よその子を叱ってみたら… 目の前で子どもが悪いことをしたとき、わが子なら叱るのは当然のこと。でもそれが、よりにもよって他人の子どもだったら…。見てみぬフリすべきか否か、迷ってしまうママたちは多いはず。 わが子だろうとよその子だろうと、悪いことをしたらしっかり叱ってあげるのが大人の愛情。でも現実は、なかなか難しそうです。ママたちの経験談を紹介します。 「あまり深く考えずにいつもどおり注意したら、泣きながらママのもとへ。何となく私が悪者となってしまい、『ごめんね』と謝るハメに」(30代後半) 「すごい形相でにらまれた。二度と叱るまいと心に決めた」(20代後半) 「わが子がよそのママに叱られたとき、正直、あまりいい気がしなかった。だから私も、見て見ぬフリ。ママ同士の関係がこじれると厄介だから」(30代前半) 「一度注意したらそれ以降、私のところに近づいてこなくなった。そのせいか、子ども同士も遊ばなくなったような」(30代前半) 「我が子とよその子、2人とも叱らなきゃならないとき、何となく気が引けてしまい、わが子だけを見せしめのように強く怒ってしまった。息子は『どうして僕だけなの?』と、納得のいかない様子だった」(30代後半) 上手な叱り方とは? とは言えやはり、ダメなことはダメ! わが子同様、よその子にだってきちんと正しいことを教えてあげましょう。その際に気をつけるべきことは何か? よその子との上手な関わり方を先輩ママに聞いてみました。 ・長々と説教しない。わかりやすい言葉でズバッと言うこと。 ・やってしまった瞬間に注意する。時間をおいても伝わらない。 ・声を荒げて、不安や恐怖を与えないこと。 ・叱ったあとはガラリと表情を変え、にこやかに対応。 ・目をジッと見つめない。威嚇にならないよう視線は微妙にそらす。 叱る際、どうしても相手のママの存在が気になってしまうもの。でも、そこを意識してしまっては、すべてが中途半端になってしまうので、子どもにのみ気持ちを集中させること。 その後、相手のママと微妙な空気になっても気づかぬふり。何事もなかったかのように愛想よく振る舞っていれば、わだかまりは残らないそうです。 まずは信頼される大人になろう! 親ならまだしもよその大人に叱られると、バツの悪さと恥ずかしさと恐ろしさと。さまざまな感情がないまぜになって、混乱してしまう子どもたち。でも、そうした経験が反省や自制を促し、幼い心を大きく成長させるのです。 ただ、子どもは何でもお見とおしがち。説得力に欠ける信用ならない大人から注意を受けても、それが心に響くことはありません。 子どもと真剣に向き合いたいならまず、大人が変わること。まっすぐ一本、筋のとおったブレない姿勢こそが、子どもたちを動かします。
2016年08月25日世のママは総じて力みすぎています。頑張らざるを得ない立場とはいえたまには心身を緩めないと、この先いきなりダウンしちゃうかも。そうならないためにも、あらゆる角度から脱力法を紹介。ゆるふわママを目指せば、自分自身が楽になるのはもちろん、家庭だって円満になるはず。 どうしてつらい? 私の日常 日々楽しくてしかたない人と、毎日とにかく大変なことばかり、「どうして私だけ?」と悶々としている人。置かれている環境が大きく違うわけではないのに、ここまで様子が変わってしまうのはなぜか? それは、物事に対する姿勢や気持ちが違うからです。 あなたがどちらのタイプかを見極めるチェックリストをご紹介。当てはまった数が多いほど、日常を楽しみづらい性質と言えそうです。 □日々の習慣、毎日の日課など、一度決めたことはきっちりこなしたい □どうせやるなら完璧に近づきたい □中途半端は大嫌い! 何事も最後までやり遂げたい □「正しい」か「正しくない」かで物事を判断する □「常識的に考えて…」「そんなの常識だよ」と、やたら「常識」を連発する □人の役に立ちたいと思っている □どんな人だって、「話せばわかる」と思っている □思うように動いてくれない、気まぐれな人は苦手 □うまくいきそうにないことは最初から手をつけない □人には負けたくない! 先輩ママに聞く! これが私の脱力法 家事や子育て、仕事など自分の日常をつらく苦しく感じてしまうのは、あなたがまじめで一生懸命すぎるから。何に対しても妥協しない、その心意気はとても素晴らしいけれど、このままいったら、倒れたり心が折れたり。損をするのはあなた自身かもしれません。 ではどうしたら、そんな自分を変えられるか? かつてはまじめ一直線! 苦しみの渦中にいたママに、苦労の末に習得した脱力法を聞いてみました。 「いろいろなタイプの人とつき合って、さまざまな価値観を知ること。たくさんカルチャーショックを受けて、頭をやわらかくするのが一番」(40代後半) 「できるだけ行き当たりバッタリで行動。考えすぎることがなくなって、楽になりました」(20代後半) 「ある程度までやったらバトンタッチ。人に甘えるクセをつけたら、苦しみやプレッシャーがほとんど消滅した」(30代後半) 「ここまでできたらおしまいと、取り組む前に線引きするように。高すぎる目標も掲げない」(30代後半) 「大きな失敗を経験して、無力さを痛感。自分の能力をかいかぶるのはやめにした」(30代前半) 悩み苦しみ、そこから得た貴重なノウハウ。ついつい頑張りすぎちゃうママは、無理せず力を抜いてみてもいいかもしれませんね。
2016年08月24日何気なく発したひと言が、ひそかにヒンシュクを買ってしまった…。そんなことにならないよう、ワーキングママの心得を紹介。自分では気づけない、職場におけるNGセリフとともに、何がいけなかったのか…改善策を考えてみましょう。 ■働くママ、周囲はどう思ってる? 子どもを抱え、家事をこなし、なおかつ外でも一生懸命。そんな、朝から晩まで動き回るママたちの過酷さを、職場の面々だって先刻承知です。 同情する人、応援してくれている人…。口には出さないけれど、温かい思いで見守ってくれている人は、あなたの周りにたくさんいるはずです。 しかしその一方、鵜の目鷹の目で、働くママをジャッジしている人も。「みんなに任せて甘えてる!」「大事なときに当てにできない」「多忙アピールがウザイ」などなど、こうした厳しい声が存在するのも、悲しいかな現実です。 もしもあなたが、ちょっとでも振る舞いを誤ってしまったなら…。ひそかに渦巻くこれらのダークな思いが、あちこちから噴出するので気をつけて。仕事の際は、油断大敵。緊張を緩めてはいけません。 ■私はコレで、孤立しました… 一見ほのぼのしていても、職場はオフィシャルな場。一瞬にして空気が変わることもあるため、不用意な発言にはくれぐれも注意しなければなりません。 では、どんな言葉がNGなのか? 過去、うっかりやらかしてしまった先輩ママのセリフをもとに、職場でのあり方を見直しましょう。 ・「子どもが体調悪くて…だから時間がなかったんです!」(30代前半) 自分に非があるときは、とにかく言い訳無用! たとえ事実でも、子どもや家庭を持ち出してはいけません。シンプルに謝るのみ。 ・「仕事をしてないと気持ちが滅入っちゃうから…復帰できてよかった!」(40代前半) 仕事は趣味や気晴らしにあらず。真剣モードの同僚に対し、「お気ラク」「片手間」といったイメージを与えないよう注意して。 ・「17時には帰るので…もうちょっと早くしてもらっていいですか?」(30代前半) 自分の都合を前面に出すのはダメ。「ジコチュー」と取られるだけでなく、「だからママは…」と言われかねません。「さっきの件、いつ頃片づきそうですか?」と、命令形から質問形に変えて。 ・「やっぱり…育児や家庭との両立はキツいですね…」(30代後半) 頑張っているママがゴマンといる中、甘えたひと言に聞こえてしまいそう。「だったら辞めちまえ!」と突っ込まれるような、グチめいたことは絶対に言わないこと。 職場は、老若男女、既婚も未婚もごちゃまぜの複雑な社会。完全なママスタンスで発言してしまうと、地雷を踏みやすいので要注意です! ■働くママは去り際が肝心! 時短勤務や保育園からの呼び出しなどで、同僚たちが仕事している中、お先に帰社する機会の多いママたち。その際、できるだけ邪魔しないように、できるだけ気づかれないように…。気配を消してそそくさと、逃げるように退散するのは絶対にやってはいけません。 人間関係の心理的キーポイントは、帰り際や別れ際。ここに気合いを入れると、好感度がアップするそう。 失言やら失敗やら、たとえ日中いろいろあったとしても、それがすべて帳消しとなるくらい、印象をガラリと変えることができるのだそうです。 明日もまた気持ちよく働くためには、職場の面々に感謝の気持ちを込めて、大きな声で帰りのあいさつを。 「ご迷惑をおかけしますが、あとをよろしくお願いいたします」「お先に失礼いたします!」と深々頭を下げて、その日一日を、謙虚な姿勢で締めくくるのがよさそうです。
2016年08月24日かつては一気にまとめてできた家事も、子育て中とのなると、そんな時間がとれないもの。掃除機をかけている横からおもちゃ箱をひっくり返された、なんて経験がある人も多いのでは。適度にちょこちょこ掃除しないと、気がつけば手の施しようがないほど荒れ放題に。そこで、多忙ママたちを救うべく、簡単家事テクを紹介します。 ■先輩ママ直伝! 7つの裏技 片づけは苦手、お風呂掃除は面倒くさい、皿洗いは大嫌い…。と、とにかく毎日、四苦八苦。家事に追い詰められて、途方に暮れているママは少なくありません。 しかし、ここで手を休めてしまったら家が荒れるのはまさに、一瞬。立て直すのは容易ではありません。 溜まりに溜まった家事を一気に処理するとなると、時間も労力も必要です。だから、そんな暇がない、とにかく多忙なママたちが取るべき賢い手段は、小さな努力を惜しまないこと。 しかし、何をどうしたらいいのか…。先輩ママたちから提案されたコツは、全部で7つありました。 (1) お風呂のあとは冷水で流す お風呂やシャワーのあと、浴室をそのままの状態にするのはNG。たとえ換気扇を回しても、カビやぬめりの温床に。入浴後、冷水で浴室全体を流しておくと、それらを予防する効果あり。 (2) 油汚れは新聞紙で拭き取る スポンジを汚したり、他の食器までヌルヌルさせないよう、油汚れの食器は、古新聞の切れ端や古布で拭き取ってからシンクへ。その後の労力が違います。 (3) 洗濯物はジャンル別に分ける 洗濯後、いちいち仕分けしながら干すのは面倒だし時間の無駄。Yシャツなどのハンガーに干すもの、靴下や下着などのピンチに干すもの、タオルなどの物干し系…など、いつも干している方法別にネットに入れて洗濯すると便利。 (4) 週に一度は常備菜&冷凍品作り 子どもが不在、もしくは誰かが面倒を見てくれるときを見計らって、一気に買い物&料理。長持ちする常備菜をいくつか作ってストック、野菜を下ゆでして冷凍しておくのもおすすめです。これらがあれば、日々の夕飯作りがグッとラクに! (5) 「何でもボックス」で出しっぱなし解消 ちょっと大きめの箱を用意して、そこらへんに出しっぱなしになっている物は基本、片っ端からその中へ。これならすぐ部屋をキレイにできるし、うっかり紛失も防止可能。箱の中の片づけは、時間に余裕のあるときにすればOK。 (6) 雑巾片手に行ったり来たり 朝、寝室からリビングへ行く間、日中のトイレの行き来など、家の中を動き回るときは片手に雑巾を持ち、あちこち気になる汚れを拭き取って。無理なくちょこちょこ拭いていれば、いつもそこそこキレイをキープできるもの。時にはモップに持ち替えて、ホコリ除去もあり。 (7) 皿洗い&洗濯は2段階で 洗う作業とそれを片づける作業は、時間を置いて別々に。一気にやろうとするとなかなかその気になれず、どんどん後回しになってしまうので気をつけて。一連の家事だと思わないようにすると気が楽に。 ■家をもっと、アートしよう! 家事は本来、暮らしを豊かにする楽しい営み。「頑張らなきゃ」「しっかりやらなきゃ」「完璧に」などと思うと息苦しくなってしまうけれど、「どうやったら楽できるか」「使い勝手をよくするにはどう変えるべきか」など、意識を変えたり、ちょっとの工夫で何だかワクワク。とてもクリエイティブな作業に変わります。 ママが担うのは、家と家族をクリエイトするアーティストのような役割。その知恵とアイデアで、居心地のいい空間、幸せな暮らしをどんどんプロデュースしましょう!
2016年08月23日強烈な日差しをやわらげ、自然のちからで爽やかな葉陰を作ってくれる、緑のカーテン。カラダやお財布にやさしいだけでなく、鮮やかな花、甘い香り、おいしい果実なども楽しめちゃう、一石二鳥以上のお得な暑さ対策。グリーンカーテンの楽しみ方&味わい方を紹介します。 ■日差しがやわらぐナチュラルカーテン 容赦なく日差しが照りつけ、いてもたってもいられない夏の昼下がり。クーラーをかけてもなかなか涼しくならず、かといってガンガンに稼動させ続けたら、電気代アップで家計がお寒い状況に。 そんな、真夏のムダ使いを少しでも減らすべく、今多くのママたちがチャレンジしているのがグリーンカーテンです。 つる性植物をネットにはわせ、ベランダやデッキなど、窓の外側に葉っぱのカーテンを設置。そうやって差し込む日差しをカットしたり、葉っぱから蒸発する水分で周囲の熱をやわらげたり。自然の涼で、暑い夏をエコに乗り切ろうというわけです。 ただ、ひとくくりにグリーンカーテンといっても、その種類はさまざま。つるが伸び、はい上がっていく植物であれば何でもOK。アサガオやフウセンカヅラなどの花系、アイビーなどの葉っぱ系、ヘチマやゴーヤなどの実がなる系と、大きく分けてジャンルは3つあります。 そんな中、賢いママに人気なのはやっぱり、お腹も満たされる収穫系。なんと世の中には、メロンや小玉スイカ、カボチャやサツマイモなどの大物をぶら下げている家庭も! いろいろな植物をミックスさせて、欲張りカーテンを堪能するママも。 ■おすすめ3種の夏メニュー 実のなる植物をお好みでチョイスとはいっても、育てやすさだったり虫のつきやすさだったり。あれこれ考えていくと、自然とおすすめは絞られていくもの。そこで、先輩ママたちに聞いた、「植えてよかった」植物は次の3種。メリットや味わい方を聞いてみました。 ・ゴーヤ 「葉陰が濃く、カーテンに最適! 実は、これでもかというくらいジャンジャン獲れました。昨夏は大量に佃煮を作り、隣家にもおすそわけ。かなりごはんが進んじゃいました。次々収穫できるので、消費しきれない分は、軽く塩ゆでにしてから冷凍保存に」 「ゴーヤーチャンプルーを始め、とにかくいろいろな具材とともに炒め、いろいろな味付けにチャレンジ。何をやっても失敗がない、万能野菜です」 「バナナや牛乳などとミックスして、ジュースに。夏バテに効いた気がします」 ・ハヤトウリ 「あっさりしていてクセのない味。塩や糠で漬けたり、炒め物にしたり、煮ても美味しい」 「塩で揉んでサラダにすると、さっぱりして食べやすかった。便利なのは長期保存できるところ。新聞紙にくるんで風通しのいい暗い場所に置いておけば年越しも可能。いっぱい獲れてもノープロブレム!」 ・パッションフルーツ 「花も葉も立派で見ごたえがあり、おしゃれなカーテンに。実は、スプーンですくって、中身をそのまま食べるもよし、ソースにしてアイスやパンケーキにかけるもよし。冷凍してシャーベット状で食べるのもおすすめ。丸ごともしくは中身を取り出して、冷凍保存も可能です」 「実になってから熟すまで時間がかかり、さらに甘くするため、収穫後も追熟。長く待たされるけれど、とにかく美味しい! ママ友へのプレゼントにも最適です」 今夏、私もパッションフルーツに挑戦中。キュウリやゴーヤほどの密度はないものの、地面に映った葉っぱのシルエットがなんともステキ。花もゴージャズで目を引きます。
2016年08月18日実家に帰省したり、旅行がてら友人宅に滞在したり、夏は子連れでお泊まりする機会が多いもの。どのようなところに気をつけて、どのように振るまえばいいのか悩ましいところですよね。 受けいれる側の本音を探り、やっていいこと悪いこと、母子のとるべき行動を考えていきましょう。 ■ホストの気づかい・労力を忘れずに 子連れのお泊まりは何かと大変! 当日に至るまでの準備はひと筋縄ではいかないし、いざ出発しても、困難の連続。目的地に着いたころには、精根尽きはてていることが多いはず。 そんな疲れはてた母子を、「待っていたよ」「ゆっくりしていってね」と温かく迎えてくれるのがホストとなる親族や友人たち。そのやさしさに、張りつめていた心が一気にゆるむことでしょう。 しかし、受けいれる側にも苦労はいっぱい。入念に部屋を掃除したり、備品を新調したり買いたしたり、何が食べたいか、好き嫌いはどうかと食事の心配をしたり…。 数日前からちょこちょこ準備をはじめ、お金も労力もそれなりにつぎこんで、万全の状態でスタンバイしているのです。 相手のもてなしに身をゆだね、遠慮なくくつろぐのは悪いことではありませんが、どんなときでも忘れてはならないのが、受けいれる側の苦労です。よそのお宅におじゃまする際は、そうした経緯があることを忘れないようにしましょう。 ■こんな母子はお断り! いろいろ大変ではあるけれど、わざわざ泊まりに来てもらえるのは光栄なこと。そう思ってホストは、あれこれ心尽くしのおもてなしをしてくれます。 とはいえ、どうしたってイラッとしてしまうことも。これまで、ゲストに対してカチンときたことを聞いてみました。 ・子どもが悪さしてもまったく注意なし。こちらはしかることもできず、ひそかにイライラ ・子どもが冷蔵庫を勝手に開け閉めしていたのに、注意しない ・子どもの食べ散らかしたものを片づけてくれなかった ・使用後のトイレが汚かった…。子どもが使ったあとは、ママがしっかりチェックしてほしい ・子どもの足の裏が汚すぎる。外の汚れは持ちこまないでほしい ・「お世話になります」と持ってきた手みやげを、子どもが全部食べてしまった。親は注意すべきだと思う 「子どもがしたこと」よりも、親のフォローが足りないことによって、イライラさせられるケースが多いようです。 「せっかく来てくれたんだから、楽しんでもらいたい」とたいていのことは大目に見たいのがホスト側の本音です。そんなやさしさを裏切らないためにも、ゲストはつねに、程よい遠慮と緊張感を心がけたいですよね。 また、自分の家ではOKでも、外ではNGということもたくさんあります。各家庭で守るべきルールはちがうもの。相手からは言いづらいので、やっていいのか悪いのか、自分からこまめに確認するといいでしょう。 ■感謝の気持ちを伝えよう 準備して、迎えて、無事に送りだす。そうしたホストの労力に対し、帰り際、感謝の言葉を伝えるといいでしょう。いろいろあっても、終わりよければすべてよし。楽しく過ごせたと心からしっかり感謝すれば、すべてがいい思い出となるものです。 家にかえってからも、電話をしたりお礼状を送ったり、母子ともども、ダメ押しの「ありがとう」を忘れないようにしましょう。そうすればこの先も、途切れることなく関係は続いていくはずです。
2016年08月13日夏まっさかり。強い日差しのもとでは、思うように外遊びもできませんよね。室内で子どもをどう遊ばせたらいいか、悩めるママは少なくないはずです。 家事があるからつきっきりはムリ、テレビやDVDは最終手段としてとっておきたい…。おうち遊びのマンネリ化から脱却するにはどうしたらいいか、先輩ママに調査しました。 ■まずは発想の転換を! 日差しが強く気温も高い日は、外遊びをお休みして、おうちにこもる人もいることでしょう。でも、おもちゃも絵本もマンネリ状態。何をさせたらいいのかわからないまま、テレビや動画などのデジタル頼みでいつのまにか一日が終了…。 家のなかでダラダラしてしまうと、ついついおやつを食べ過ぎてごはんを残してしまったり、しっかり動けずなかなか眠くならなかったり。ママのみならず、子どもにも負担がかかってしまいます。 こんな調子で日々を過ごしていたら、ママも子どももイライラがつのり、険悪ムードになってしまいそうです。 暑い日は、「外で遊べない」のではなく「おうちで遊べる」貴重なとき。まずは発想の転換をして、ママの気持ちを前向きにするといいでしょう。そうやって気持ちが変わると、何もないと思っていたおうちのなかも、見え方が変わってくるはずです。 ■おうちだからできることをしよう ママたちが理想とする充実のおうち遊びは、家を汚したり壊したりしないこと、夜しっかり眠れるようそこそこ体力を使う遊びであること、ママがべったりつきそわなくても楽しめること。 これらの条件をふまえ、先輩ママたちが編みだしたのが次の4つです。 ・思う存分! おうちで落書き 壁や床などスペースのある場所に紙を敷きつめ、自由に落書き! シールをベタベタ貼ったりするのもありです。 ・楽しく冒険! 宝探しゲーム 家のあちこちにお菓子などの宝物を隠し、それを探させるゲームです。子どもにもわかる、宝の地図を用意しましょう。 ・空き箱で街をつくろう いらなくなった空き箱を切ったり貼ったりしながらいくつも家をつくり、最終的に街にする遊び。ママの家、パパの家、自分の家…と、想像をふくらませましょう。広いスペースを確保できるなら、ダンボールでつくるのもありです。 ・ビリビリ&プチプチ三昧 いらなくなった紙や梱包用の緩衝材などをたくさん集めて、思いきり破いたりつぶしたり。ビニールプールのなかでやらせると、後片づけが楽ちんです。 道具を用意したり、物を片づけてスペースを確保したり、何をやるにもそれなりの準備が必要ですが、それも楽しんでしまうのがコツです。 子どもたちが驚き、よろこぶ顔を想像しながら取りくんでいると、ママもいつの間にかワクワク! やりはじめると次から次へとアイデアが湧いてきて、とことん凝りたくなっちゃうかもしれません。 おうち遊びを通じて、子どもはもちろん、ママのクリエイティブな才能が開花する…ということもあるかもしれませんね。
2016年08月09日励まし合ったり慰め合ったり、情報交換したり…。子育て時期に欠かせない「ママ友」という存在。しかし、誰とでも安易につながってしまうのはかなり危険!? 自分が損をしないためにも、ママ友の選びかたと、上手なつき合いかたを紹介します。 ■ママ友、それは…心のオアシス? 巷のママ友イメージは、「お茶したりランチしたり…いろいろ面倒くさそう」「我が子にも影響が及ぶため、いろいろ我慢を強いられそう」「しょせん子どもありき。うわべだけのつき合いになりそう」と、どちらかというと後ろ向きなものばかり。 でも実際は、一緒にいて楽しかったり心やすらいだり、親友となり得る存在もちらほら。子育てというとんでもない苦労をわかち合い、共感し合うからこそ、さほど時間をかけずともディープな関係になれるのです。 ママ友は、子育て期にしか出会えない貴重な存在。ネガティブな先入観から敬遠せず素直な気持ちで接していれば、どんなときでも助け合える、心強いパートナーとなってくれるでしょう。 とはいえ、その中には思いもよらぬクセ者、いわゆるモンスターママも…。そうした人物と深い仲になってしまうと、振り回されること必至。子どもを巻き込み、嫌な思いをすることもあるので要注意です。 次のページでは、「モンママ」の見極めかたをご紹介します。 ■「モンママ」サインを見逃すな! ママという共通項が警戒心を解除するため、いい人はもちろん、イマイチな人物ともつながりやすいのが子育て期。だからこそ、「もしやこの人…」と気づいた頃には、時すでに遅し。子どもも関係するため縁を断ち難く、「何かされたらどうしよう」と、常にビクビクしながらつき合うハメになるのです。 もしも初期の段階で見抜けていたら、いらぬ苦労を抱え込まずに済んだはず。ママ友付き合いに絶望しないためにも、「モンママ」像をあらかじめチェックしておくと安心です。 先輩ママが出会った要注意人物の特徴は次の通り。複数当てはまったら要観察、下手に刺激を与えないようにしましょう。 ・第一印象は「いい人」「やさしい人」 ・会話のシメは、さりげなく悪口 ・人のやる気に水を差す傾向あり ・悩んでいる人、弱ってる人にやたら親切 ・さりげなく、でも長々と、自分の自慢話をする ・初対面のとき、誰よりもフレンドリーで積極的 ・ミーハーで情報通 ・時折、正論で人を追い詰める ・目立つ人や人気者にやたら厳しい ・あれこれ口は出すけど、責任は負わない ■円満解決のポイントは…? もしも出会ったママ友がモンスターだったとしても、わざわざ避けたり排除したり、そんなことをする必要はありません。広く浅く、誰とでも一定のテンションで…。それがオトナ、賢いママのとるべき態度というものです。 ただし、何があっても距離を詰めないことと、相手のダークな部分を必要以上に引き出さないよう、ふんわりつき合うことは忘れずに。 たとえば、誰かの悪口を言い始めたら、制するのではなくさりげなく話題を変える。グチを吐いたら意見も共感もしないで静かにほほ笑む…。そうやってのらりくらりかわしていれば、誰も傷つけず、自分も傷つかず、平和な毎日を送ることができるでしょう。
2016年08月06日出産を控え、今か今かと赤ちゃんの誕生を待ちわびるプレママの皆さん! これからどんな毎日になるか、夫と2人、夢と希望にあふれていることでしょう。 しかし、そう甘くないのが現実というもの。産後の急激な変化に足を取られないよう、今から準備しておくべき本当のことを教えます! ■知っておきたい…産後の実態 産後ママは、出産という大仕事を終えてとにかくクタクタ。そこに、育児という新たな使命がのしかかり、まさに身も心もボロボロに。日々、ギリギリの状態でママ業をこなすことになります。 ホルモンのバランスが乱れているため、どうでもいいことにカチンときたり、些細なことに落ち込んでしまったり…。自分で自分を制御できず、それがさらなるストレスとなって、極限まで追い込まれるママも少なくないのです。 そんな疲れ果てたママの目に、夫はパートナーというよりは邪魔者のように映ってしまうかもしれません。父親としての自覚はイマイチだし、育児はいいとこどり、単なる能天気に見えてしまうことも。 夫は夫なりに迷い、悩み、できることは何でもしようと一生懸命なのですが、ママはとにかくイライラの塊。ついつい厳しい目を向けてしまい、ぶつかり合うことも増えるでしょう。 多くの先輩ママたちも、夫との危機を経験し、それを乗り越え今に至ります。彼女たちが過去を振り返って思うのは、夫婦そろって産後をナメていたということ。 プレママたちにはつらい思いをしてほしくない…。そんなわけで、先輩ママからアドバイス。夫に対し、今のうちに言っておくべきことを挙げてもらいました。 1.イクメンをきどるべからず あれこれ頑張ってくれるのはうれしいけれど、しょせんはお手伝い。「自分はデキる」などと、間違っても調子に乗らないこと。「ママってスゴイ! かなわない!!」という謙虚な気持ちを忘れずに。 2.妻を蔑ろにするべからず 赤ちゃんよりも妻第一で。「ありがとう」「お疲れさま」など、感謝とねぎらいは頻繁に。また、スキンシップを怠ってしまうと、心の距離もグングン離れてしまうので要注意。手をつないだりハグしたり、どんなに邪険にされようとも、挫けずこまめに触れ合って。 3.何事も否定するべからず 産後、妻はとにかく不安定。そんな、揺らぎやすい心を安定させるのは、夫の共感力。「そうだね」「わかるよ」「つらかったね」などとやさしく受け止めてあげれば、イライラも半減。この時期、妻に対する正論は不要です。 4.過去と比較するべからず メソメソしたりイライラしたり、夫からすると、「前はこんなんじゃなかった」と思うことばかり。そうした妻の変化はすべて、ホルモンのせい。怒ったり何とかしようとせず、別人だと思って諦めること。 ■プレママ時代がラストチャンス! 「産後クライシス」と呼ばれ、離婚率もグンと高まる出産直後からの数年間。この時期を乗り越えることが育児以上に大変なことを、プレママたちは知るよしもありません。 本当は、家族みんなで仲良く暮らしたい、夫婦一緒に育児を楽しみたいのに、どこからともなくふつふつと湧き上がってくるネガティブな気持ち。怒りたくないのに怒ってしまうママと、怒られて納得のいかないパパとの間に、暗く深い溝ができる前に、とにかく話し合っておくことが重要です。 でも、育児に追われて忙しく、ホルモンバランスが崩れて冷静さを失っている状態ではそれすらうまくいかないもの。それができるのはまさに今、プレママ時代しかないのです。 幸せいっぱいのプレママにはピンとこないかもしれませんが、「私は大丈夫」と思わず、夫と産後の打ち合わせをしておきましょう。
2016年08月03日果たして今日は食べてくれるのか…。食事の時間、ドキドキしているママは少なくないはず。我が子のカラダを想い、愛を込めて一生懸命作ったのに、食べ残しが多い時は心底ガッカリ…。 苦手を克服し、モリモリパクパク食べてもらうにはどうしたらいいか? 先輩ママたちに聞いてみました。 ■好き嫌いのきっかけは… 「野菜を食べないとカラダによくない」 「たくさん食べないと大きくなれない」 「メニューはバランスよく」 などなど、ママにとって、食事作りはなかなかのプレッシャー。子どものすこやかな成長がかかっていると思うと、ついつい力が入ってしまうものです。 でも、ママの心子知らず。気合いを入れた作った料理ほど食べ散らかすだけ、食べて欲しい物にかぎって手をつけないなど、たいてい思うようにはいきません。そんなとき、がっかりしたり悲しくなったり、「どうして食べないの!?」と怒りがこみ上げてくることも…。 食事は本来、楽しい時間。ママも子どももストレスフルな状況を改善するためにはまず、どうしてそうなったのか、原因を知ること。そこで、子どもが特定の食べ物を嫌いになった理由を先輩ママたちに聞いてみました。 ・生まれつき…最初からまったく手をつけなかった ・初めて食べたときのコンディションが悪く、吐いた経験があるため ・口の中でモソモソしたり噛み切れず、食べづらかったから ・甘いと思って食べたらすっぱかったらしい ・うっかり親が「マズい!」と言ってしまい、それきり食べなくなった ・見た目が好みじゃなかったよう ・からい(苦い・すっぱい)など、刺激が強すぎた ・薄味すぎて興味を失ってしまった ・何度も食べて飽きてしまった ・本やテレビで「ピーマン大嫌い」と見聞きし、食べなくなった 好き嫌いの理由は千差万別、同じ家庭に育つきょうだいでも好みはそれぞれのようで、先輩ママたちいわく、誰が悪いわけでなし、「好き嫌いはその子の個性」なのだそうです。 ■それでもやっぱり食べて欲しい! 克服方法あれこれ 好き嫌いを「ダメなこと」としてとらえると苦しくなるけれど、「個性」と見れば少しは気がラクになるというもの。 しかしそれでも、できれば何でも満遍なく食べて欲しいというのがママ心。先輩ママたちもあれこれ試行錯誤していて、その結果、克服したというケースもたくさんあるそうです。 ・つぶしたり細かく切ったりして調理法を工夫した ・嫌いな野菜を自分たちで育てて収穫、それを料理した ・子どもと一緒に調理した ・とにかくかわいい見た目にこだわった ・親が「おいしい!」と言いながら食べるようにした ・無理強いをやめた ・公園に行き、ピクニック気分で食べさせた ・よその家や給食では食べるようになった ・友だちがパクパク食べているのを見てその気になった ・幼稚園の大好きな先生にのせられてすんなり食べた 野菜を育てたり、買い物に行ったり、調理をしたり…。できたものをただ口に運ぶだけでなく、食のプロセスに関わると、好きに転じることが多いよう。 あとは気分転換。いつもと違う場所や人と食事すると、気持ちが変わることも少なくないそうです。 ■ママの無邪気さが「おいしい」につながる 嫌いなものだらけで何も食べられなかった子も、食が細すぎて毎食残していた子も、成長とともに変化していく…というのが、先輩ママたちからのメッセージ。 ママがこだわりすぎないこと、心配しすぎないことが一番大事。「トマトってかわいいね」「おいしくってほっぺがおちちゃう!」なんて、ママが食べることを無邪気に楽しんでいれば、子どもも変わります。
2016年08月01日何をやるにも怖気づいてしまう、物事のとらえ方がいちいちネガティブ、お友達に振り回されやすい…。そんな、ナイーブな我が子の将来を、密かに心配しているママは少なくないはず。 そこで、子どもがポジティブに変わる簡単テクを紹介しましょう。 ■ママが気になる、うちの子の特徴 幼稚園や保育園、児童館など、集団の中で我が子を目の当たりにすると、よその子と比較してしまい、ついつい気になってしまうネガティブな面。何でも積極的にこなそうとするポジティブな子がやたら賢く見えたりして、ママの内心は穏やかではありません。 そんなママたちの声を集めてみました。 「いつも友達の言いなり。もうちょっとしっかり、意思表示をすればいいのに…」(30代前半) 「恐怖心が強い。何をやるにも慎重すぎるほど慎重で、結局、やる前にあきらめてしまうことも多い」(40代前半) 「ブスッとした表情で一人たたずんでいることが多い。『遊ぼう』と友達から声をかけられても無反応…。もっと積極的に、周囲と関わろうとしてほしい」(20代後半) 「とにかく心配性。『○○したら困るから××しておく』と、何をやるにも保険をかけようとする」(30代前半) 「やたら使うのが『ムリ』『もうダメ』というあきらめの言葉。どんなに難しいことも、よその子は果敢にチャレンジしているのに…」(40代前半) これが我が子の個性とはいえ…。よその子に比べてあまりにも縮こまりすぎ! そんな、一歩も二歩も引いた様子に、ママたちは密かにやきもき。「こんな感じでこの先、本当に大丈夫!?」と、将来にまで焦りを感じているのです。 ■子どもが変わる!? 7つの習慣 そんな不安を解消するには、子どもにたっぷり、自信を与えてあげるといいそう。その方法は全部で7つあります。 7つの習慣 ・ことあるごとに「大好き!」と抱きしめる。 ・「ありがとう」「助かったよ」など、感謝の気持ちをマメに伝える。 ・些細なことでも、笑顔で派手にほめまくる。 ・「ダメ!」「違う!」など、強い否定の言葉は使わない。 ・「どうしたい?」「どうしたらいい?」と子どもに決めさせる。 ・結果にはこだわらない。 ・「成功」をたくさん経験させてあげる。 これらのことをママがしっかり肝に銘じ、毎日実践していれば、少しずつ少しずつ力が抜けていって、やがてはのびのび! どんなこともおもしろがれる、おおらかな子になれるでしょう。 ■ありのままを認めよう! 我が子の将来を案じる気持ちは当然だけど、何より大事なのは、いま現在の姿。目の前を素通りして遠くにばかり目をやっていると、自信を育むための土台、子どもの中の「安心感」が薄れてしまうので気をつけましょう。 我が子が縮こまっているのは、誰よりも高く、誰よりも遠く、いずれ大きくはばたこうとしているから。そんな温かい眼差しでありのままの姿を見つめてあげられたら、何も心配することはありません。
2016年07月31日まるで天使のごとく、無垢で無邪気な子どもたち。しかしその正直な心が、時に鋭い刃となって、オトナの胸をグサリと突き刺します。ここでは、ママたちが浴びせられた「悪魔のセリフ」を一挙公開。あなたもいつか、その洗礼を受けるかもしれません! ■「お母さん? それともおばあちゃん?」(30代後半) 子どもの同級生に言われた言葉。その日はメイクもバッチリ、自分なりにおしゃれをしていたつもりだったのに…。くっきり刻まれたほうれい線が、幼い目には「おばあちゃん」と映ったのでしょう。ちなみにその子のママは20代前半。なんか悔しい…。 ■「ママなのに…男の人かと思ったよ!」(30代前半) ヒゲが生えていました…。どんなに忙しくても、ムダ毛の処理を怠ってはいけません。ワキも…注意されました! ■「ねえ、おっぱいはどこにあるの?」(40代前半) 下の子が、腹部をまさぐりながらひと言。2人の子を母乳で育て、その結果、自慢だった美乳はあとかたもなし。たるんだ皮膚の先端に乳首がついているだけという状態に…。そのかわり、腹部はタプタプ。こんなカラダで、ごめんなさいね。 ■「ママ、ブスになったね…」(20代後半) 2人目を出産し、あまりの忙しさにキーキー言っていたときに、娘がぼそり。鏡を見たらたしかに、鬼の形相…。笑顔って大事です。 ■「いつも悪いのはママのほうなんだけど…」(30代後半) ことあるごとに夫に八つ当たりしていたら、息子が真顔でピシャリ。まだ3歳なのに、よくわかってらっしゃる…。夫がニヤニヤしていたのが気に食わなかったけど、とりあえず「ごめんなさい」しました。 ■「昨日と言っていることが違う!」(30代前半) その日の気分でモノを言ってはいけませんね…反省。 ■「パパが…いいかな」(30代後半) 離婚だなんだと夫と大ゲンカ。「パパとママ、どっちと一緒にいたい?」などと勢いあまって子どもに問うたとき、返ってきたのがこの答え。もう二度と聞きません…。 オトナ社会では、うまく言い換えたりオブラートに包んだり、見てみぬフリをしたり…。ストレートな物言いを避け、あらゆるテクニックを駆使して無難におさめるのが当然のマナー。しかし子どもは、いつだって見たまま聞いたまま思ったまま。偽ることがありません。 したがって、これらのセリフはまぎれもない真実。耳をふさいだところで、悲しいかな、その現実は変わりません。 しかし裏を返せば、ここまではっきり言ってくれるありがたい存在は、ほかにはいないということ。子どもたちの言葉を真摯に受け止め、現実から目を背けることなく生きていく…。ママたちはこれからも、精進あるのみです!
2016年07月30日出したおもちゃはそのまんま、すぐにモノをなくしてしまう…。そんな我が子のありさまに、どうしたものかと頭を抱えているママたちは少なくないはず。いったいいつになったら自分で片づけできるようになるのか…。先輩ママたちに、子どもにお片づけをさせるコツをに聞きました! ■子どもが片づけられないワケ どこにどう収納したらいいのか、だいたい把握しているのに、なかなかできないお片づけ。その大きな原因は、その子の資質というよりは、「ママの指示出し」にあり。もしかしたら、注文が多すぎるのかもしれません。 食事、着替え、トイレに歯磨き… と、たいていのことがスムーズにできるようになったとしても、幼い子どもはまだ、複数のことを同時に受け止め、それらを効率よく処理することはできません。 たとえば「人形をしまったら次はボール! やっぱりその前に積み木を片づけて!!」なんて言われたら、結局何をしたらいいのかわからなくなってしまうのです。 片づけをスムーズに行いたいならば、ママからの言葉はシンプルに。たとえば、「ブロックを箱の中に入れちゃおう!」と、一つの動作をわかりやすく提案します。それが終わったら次と、一気にまくしたてないことが重要です。できるようになるまでしばらくは、一緒に手伝ってあげましょう。 また、テレビがついていたり、テーブルの上においしそうなおやつが用意されていたりすると、子どもの気が散りやすくなります。 子どもに片づけを促すためにはまず、ママが言葉や環境を、しっかり整理しておく必要があるのです。 ■その気にさせるコツは「片づけは楽しい!」と思わせること とはいえ、やっぱり一筋縄でいかないのが子どものお片づけ。せっかくママがお膳立てしても進まないことが多く、ついついイライラ。「いい加減にして!」「早くしなさい!」「全部捨てちゃうからね」と、辛抱たまらなくなってしまうことも…。 こうなると、悪循環。片づけが子どもにとってイヤなもの・怖いものになって、ますますやる気をなくしてしまうのです。 子どもはもちろんオトナだって、楽しいとかうれしいといったポジティブな気持ちがなければ、なかなか行動には移せません。つまり、いくら叱っても、子どもをその気にさせるのは難しいということなのです。 大切なのは、片づけそのものに喜びを見出すこと。母子ともに楽しく行動できるよう、先輩ママたちがやってきたことをまとめました。 ・「よーいドン」で片づけ競争 ・子どもをお片づけ隊隊長に任命! あれこれ指示を出してもらう ・時間内にできるか挑戦 ・音楽にのって、歌いながら踊りながら片づけ 片づけは本来、キレイになって気持ちいい、誰にとってもポジティブな行為です。でもそれを、「面倒臭い」「大変」「苦手」ととらえてしまうのは、オトナの責任。これからはもっと楽しく! ママがおもしろがってやっていれば、子どもも大好きになるはずです。 ■片づけは「楽しいことの始まり」 片づけは「遊びの終わり」ではなく、「楽しいことの始まり」というイメージを与えることも大切です。「ソファの上をキレイにしたら一緒に座って絵本を読もう」「リビングにおやつを食べるスペースを作ろう」などと、あえて片づけという言葉は使わず、新たな楽しみのための作業として、行動を促すのです。 また、終了後は感想も忘れずに。「ピカピカで気持ちいい!」「まるで違う家みたい!」「部屋がこんなに広くなった!」など、やり終えた後の清々しさをしっかり強調&共有しておけば、次もまたやってみようという気持ちになるはずです。
2016年07月30日