育児雑誌の編集から始まり、ライター・編集者として10年。大きく言うと“暮らし”について書いています。少女漫画への愛は一生。最近はカレー作りに傾倒中。産後の体型戻しや、夫婦のあり方について興味あり。三十路を超えても七転八倒してます。
ウーマンエキサイトでも人気の内野こめこさんの書籍『うちのこざんまい』の第3弾が発売されました。 ブログで人気の4コマやコミックエッセイに加え、 書き下ろし50ページ を含む、大充実のボリュームです。今回は、内野家に次男シンくんが誕生し、2人育児の大変さや、兄弟ならではの胸キュンなエピソードが語られます。 内野こめこさん 海沿いの田舎生まれ。長男が生後半年のころから、ほぼ毎日の記録をつづったブログ「うちのこざんまい」が絶大な人気をあつめる。好きなものはカフェオレとネコ。 ブログ: Instagram: Twitter: ■長男コウくんと次男シンくんの気になる関係性は…? 「2人になると2倍かわいい!」と言われる2人育児ですが、その反面、上の子の赤ちゃんがえりがあったり、昼夜関係なく授乳やおむつ替えに追われたり…。 大変さも2倍 (いやそれ以上かも!?)と聞きます。 長男のコウくんは「うちのこざんまい」の2巻でも描かれていたように、内野こめこさんの妊娠中から「自分のことは自分でやる」「泣かない、ぐずらない!」と、弟の誕生を楽しみに、とても頑張っていました。 そして、今回の「うちのこざんまい」3巻では、内野家に待望の次男シンくんが誕生! 長男コウくんとの関係はどうなるの? と、気になるところです。でも、心配は無用だったようですよ。 このとおり、シンくんは、弟コウくんを溺愛! 沐浴などのお世話も積極的に、ポジティブに参加しているようです。それにしても、子どもが赤ちゃんのお世話をしている姿って、なんでこんなに微笑ましいんでしょうか? 心が温まるエピソードです。 このように、コウくんには最初のころ、 赤ちゃんがえり のような言動がほとんどみられなかったそうです。 弟のことを溺愛しているお兄ちゃん! だけど…? そんなコウくんでしたが、まだまだ4歳。やっぱり頑張りにも限界があります。そして、ある日の食事中、こんなことが起こったそうです。 お友達のママからも「ママの言うことをちゃんと聞ける子」といわれるコウくんが、食器をわざと落とした…。いきなりの状況に、内野さんも、産後のサポートにきていたおばあちゃんも驚きます。 そして、一度は「もう食べなくていい」と食事を下げる内野さんですが…。 いままでもそうしてきたように「 行動の奥の真意 」を探ろうと尽くします。 「うちのこざんまい」が全国のママたちから圧倒的に支持される理由のひとつに、こういった内野さんの考え方や 子育ての悩み が、正直に、詳細に描かれているところがあるのではないかと思います。 子どもがなにを伝えようとしているのか、いまどんな状況に置かれているのかをじっくり考える内野さんの姿に、読んでいる側は、いつも胸を打たれるんですよね。 このときのコウくんの行動は赤ちゃんがえりのひとつで、その後もたびたび、内野さんを悩ませます。でも、そんな赤ちゃんがえりの行動も、 心が成長していっている証 。「ちょっとずつ、ちょっとずつ」と、コウくんを急かさないよう、自分に言い聞かせている内野さんが印象的です。 2人育児だからこそ! キュンとするエピソードも満載 でも基本的には、弟シンくんのことが大好きなコウくん! シンくんのほうもお兄ちゃんが大好きで、なんでも真似っこしているのだそう。 この使命感にあふれた表情がたまりませんね。コウくんはなにをするにも一生懸命で、そのけなげさが「うちのこざんまい」の中でも存分に発揮されているので、ぜひ本書でご確認を! 今回の書籍では4~5歳のコウくんのようす、0~1歳のシンくんの様子がそれぞれ描かれています。その年齢ごとのかわいさや面白さがあって、「子育てって本当に奥が深いな~」とあらためて思える内容になっていますよ。 このほかにも、コウくんとシンくんの仲良しエピソードがたくさん描かれています。もともとの長男コウくんのやさしい性格もあると思いますが、コミックエッセイを通して読んでいると、内野さん夫婦の子どもたちへのフォローもよく考えられているなあと思います。 ■コミックを超えた「実用育児漫画」と呼ばれる理由 例えば「お兄ちゃんだから」とがまんや責任を強いない、 次男からの好意を代弁 するなど…。兄と弟の関係性を保つためにはどうしたらいいのか、夫婦で話合っている様子が見て取れます。 すべてのケースがこれでうまくいくというわけではないと内野さん自身も語っていますが、「うちのこざんまい」がコミックエッセイを超えた「実用育児漫画」と呼ばれる所以は、ここにあるのかもしれません。 幼稚園に入ってから環境の変化で 5月病 になってしまったコウくんのエピソードや、いきなり訪れたシン君の 断乳エピソード など、育児で起こりうるさまざまなシーンと、内野さんなりの対策や考えがしっかりまとめられているのです。 内野さんが次男シン君を出産した後だからこそ振り返ることのできる「過去の自分へのメッセージ」も、育児をがんばるすべての人に読んでほしいエピソードです。 ■内野こめこさんからのスペシャルコメント! 最後に、内野こめこさんに『うちのこざんまい 2人育児の波に乗れ!』出版後の今のお気持ちを伺いました。 今回なんと3冊目を出すことが出来ました。いつも読んでくださり応援してくださる皆様、本当にありがとうございます! 今回はシンが生まれてからのコウの変化、コウとシンの性格の違いなどはもちろん、1冊目から見たときの私自身や家族の変化にも気付いてもらえたら嬉しいです。楽しんで読んでいただけますように!! (内野こめこ) 2人育児まっただ中の人も、これから2人育児を迎える人も、だれもが楽しく読めて子育てのヒントもたくさんもらえる1冊になっています。 『うちのこざんまい 2人育児の波に乗れ!』 内野こめこ著(KADOKAWA)1,188円(税込み) 育児の数々のヤマ場をのりこえてきた内野こめこさんが、第2子を出産! 長男の赤ちゃんがえりや次男の頻回授乳など、激動の2人育児を垣間みることのできる一冊です。長男次男の関係性を作るために気づかっていること、心理学の先生の話を聞いて感じたことなど、描き下ろし作品も充実。大人気シリーズの第3弾です。 ●内野こめこさんのウーマンエキサイトの連載: 『うちのこざんまい 』
2018年11月09日ウーマンエキサイトで人気連載中のなーみんさんの記事 「火にかけていたフライパンがない! おんぶで料理中に何が起こった!?」 で、同じように子育て中にヒヤッとした経験があるか、アンケートを実施しました。 ヒヤッとした経験がある人に回答いただいた「子どもの思いがけない行動」についてのエピソードもご紹介します。 ■98%が子育て中の「ヒヤッと」経験あり 子育て中は、家の中でも事故は起こるとよく聞きます。だから ベビーゲート や チャイルドロック を取り付けるなど、子どもにキケンがおよばないように気をつけているご家庭は多いのではないでしょうか。 それでも、アンケートでは合計で98%もの人が「子どもの思いがけない行動でヒヤッとした経験がある」と回答しています。 Q1. 子どもの思いがけない行動でヒヤッとしたことはありますか? よくある 49% たまにある 48% ほとんどない 1% 全くない 0% その他 1% 「ほとんどない」と回答した人は少数ですがいるものの、「全くない」は0%! このことからも、子どもの行動をコントロールすることが、どれだけ難しいかがわかります。 ■「料理中のおんぶ」は危険だった…! 子育て中のどんな場面でヒヤッとすることがあるのでしょうか? 寄せられたエピソードを見ていると、なーみんさんと同じように「料理中のおんぶ」という状況がいくつかありました。 個人差がありますが、赤ちゃんは成長過程のなかで後追いを始めます。保護者の姿が見えなくなると、激しく泣いたり追いかけてきたりするので、思うように仕事や家事ができなくなってしまうことも。 そこで、赤ちゃんが入ってこれないようにキッチンなどにベビーゲートを設置するわけですが、なーみんさんの記事にあったように、取り付けができない構造の家庭も。そういうときに赤ちゃんを守りながら、家事を進める選択肢のひとつとして「おんぶ」があるのですが…。 料理中に泣くからおんぶしていたら、やっぱり鍋やらフライパンの蓋をさわろうとして大変でした。 おんぶしてた1歳児が麦茶の入ったガラスポットを思いっきり振り上げてから、床に叩き落としたことがありました。 おんぶして料理を作っているときに野菜を切り終わったので、残りを冷蔵庫に戻そうと振り返った瞬間…包丁を手にしていました。それまで私が使っていた包丁が気になって仕方なかったのだと思いますが、あのときほど背筋が凍ったことはありません…。 おんぶは背中側に子どもがいるから安心してしまうのですが、赤ちゃんって手足をバタバタと動かして、 思いがけない動き をするんですよね。こんなエピソードもありました。 おんぶで料理をしていたら子どもが包丁の刃と柄を両手で持っていて無理やり離すこともできず、焦りました。ほかのおもちゃとの交換に応じてくれて助かりました。 想像しただけで冷や汗がでてくるエピソードです。とっさの機転で、おもちゃをわたして交換できてよかった! こんなふうに、なにげない子育ての風景が、ほんの一瞬で、「ヒヤッ」とする場面に変わってしまうんですね…。 ■ベビーゲートを取り付けているのに、ヒヤッと! しかしベビーゲートを取り付けているからといって安心だとは言えないところが、 子育ての難しさ です。 子どものタイプによってはゲートによじ上ってしまって、むしろ危ない場合も。さらには、子どもの成長が思っているより早く、ゲートを自力であけてしまうこともあるようです。 夕飯にハンバーグを焼いているとき、1歳半の息子がガードの前に椅子を持ってきて、登って柵を乗り越えようとした。そして、そのまま反対側へ転落してしまった。 ベビーゲートが開けられるようになってしまって、目を離したすきに、まだちゃんと降りれないのに前向きで手すりも持たずに階段を降りようとしていてヒヤッとしました。 子どもの後追いが激しいうちは、「家事がきちんとできなくてもしょうがない」「料理は手抜きでいいんだ」くらいのゆるやかな気持ちを持つことも大切なのかもしれません。 対策しても、注意しても、思いもかけないものに、手を伸ばしてしまう子ども。でも子どもが触ってはいけないものに手を伸ばしたり、後追いしたりする時期は、いつか過ぎ去っていきます。だから、それまでは 安全第一 で過ごしたいですね。 ■いつの間に!? ハサミ、包丁を子どもが持っている ほかにも、子どもが使うにはまだ早いハサミやアイロンに手を伸ばしていて、ヒヤッとしたというエピソードも多く寄せられました。 6歳と3歳の娘がいます。私がソファでうとうと寝てしまい、起きてみると、上の子が高いところに隠しておいた文房具箱を勝手に取り出して工作をしていました。そして隣でご機嫌に塗り絵をしていた下の子をよく見ると、なぜか前髪のど真ん中幅3センチ分ほどが、根本約1センチ残してバッサリ! 「どうしたのそれ!」と聞いたところ、「ジブンでちった(自分で切った)の〜」とうれしそうに教えてくれましたが…もし皮膚まで切っていたら…とかいろいろ考えて青ざめました。 包丁がしまってあるシンク下の引き出しを開けられるようになっていた1歳の息子。ある日、草むしりして帰ってきたら、万能包丁を片手に私を出むかえてくれた息子がいました。寿命が3年は縮みました。 子どもの手の届かない位置に置いていたアイロンを、目を離した隙に椅子を運んできて触ろうとしていたとき。 子どもには手が届かない場所に隠しておいたはずなのに…というパターンは本当によく聞きます。刃物や熱源のあるものは、本当に寿命が縮みます。 じつは、筆者も幼いころ、自分で前髪を切ってしまった記憶があります。なんでも自分でやってみたい年ごろというものがあるんでしょうか…。 アンケートに寄せられた意見のなかにもありましたが、子どもは「興味のあるものは、なんとしてでも手に取りたい生き物」なのだと覚悟しておくことが必要なのかもしれません。 ■「ありすぎて思い出せない」子どもの思いがけない行動 エピソードのなかには「ありすぎて思い出せない」というほど、子どもの思いがけない行動に振り回されたという保護者の方もいました。 実際に、「手の届かないところに置く」「鍵をかける」「ベビーゲートを設置する」などなど、子どもから危ないものを遠ざけようと各家庭で工夫しているにもかかわらず、アンケートでは、ほとんどの方に「ヒヤッ」とする瞬間がおとずれています。 できるだけ、不安要素を取りのぞいていくのが理想ですが、完ぺきにするということはかなり難しいことがわかります。そして対策しているつもりでも、子どもの成長によって「まだこれはできないだろう」が明日にはできてしまっていることもあります。 キケンな場所について家族で話し合ったり、子どもの成長に合わせて収納場所を点検をするといった方法で、少しでも子育て中の ヒヤッとする瞬間 を減らしていけるといいですよね。 Q1. 子どもの思いがけない行動でヒヤッとしたことはありますか? 回答数:87 Q2. 子どもの思いがけない行動でヒヤッとしたエピソードがあれば教えてください。 回答数:37 アンケート集計期間:2018/9/27~10/5
2018年11月08日ウーマンエキサイトで人気連載中の中村こてつさんの記事 「不妊治療中「一生忘れない!」怒りにふるえたオットの一言」 でアンケートを実施。妻が「許せない…」と思った夫の何気ない一言は? という質問に、たくさんのエピソードが集まりました。 ■なんと89%もの人が夫からの言葉に傷ついている…! 今回のアンケートでは、夫からの何気ない一言を「許せない」と思ったことが、「よくある」と回答した人が約48%。さらに「たまにある」と答えた人は、約41%に。この回答を合わせると、なんと89%もの人が夫からの何気ない言葉に 傷ついた経験 があるとわかります。 Q1. 夫の何気ない一言が「許せない…」と思ったことはありますか? よくある 48% たまにある 41% ほとんどない 6% 全くない 4% その他 1% もちろん、なかには「夫は優しいので一度も傷ついたことはない」という人もいました。が、夫婦ですもの。意見が食い違ったり、けんか中につい言わなくていいことまで口にしてしまうことは、お互いにあると思います。 ■不妊治療中の許せない一言「イヤならやめれば?」 実際に、夫のどんな一言を「許せない」と思ったのでしょうか? まず最初に紹介するのは、中村こてつさんの記事と同じ、 不妊治療中 の夫の一言についてです。 不妊治療中は、痛さへの恐怖心、そして通院自体へのストレスを抱えていました。さらに急に休まざるを得ない職場での肩身のせまさや、やりづらい雰囲気もありました。そんななかで必死に治療に取り組んでいた私に、夫が 「イヤならやめれば?」 と 不妊治療中、私が通院する際に「(自分は)暇だから何しようかなー」と言ってのけたこと ひどいですよ。ケンカ中に「不妊治療は あんた(私)がしたくてした んだから、子どもの面倒はあんたがみろ!」一生モノの言葉です。 不妊治療は、本来夫婦でがんばっているはずのもの。しかし実際には、妻側の心にも身体にも大きく負担がのしかかってきます。そんなストレスを抱えている状態で、言われる一言。つらすぎますね。どこで意識にすれ違いが起こってしまったのでしょうか…。 夫側からすれば、けんか中につい言ってしまったことだったり、深く考えずに言ってしまったりしたのかもしれません。でも、言葉を発する前に、「もう少しだけ考えてくれれば…」と思ってしまいます。 ■出産直後の禁断の一言「がっかりした」 出産直後の女性は、とてもデリケートで傷つきやすくなっているといわれます。そんなときにかけられた一言は、妻にとってずっと影を落とし続ける言葉となる可能性があります。 第一子を出産して間もない頃、初めての育児によれよれへとへとになっている私に向かって、泣いてる息子を抱っこした夫が「なんで泣いてるの? 自分の子だけどまったく かわいいと思えない! 」と。当時はただただショックで何も言えず、その子が16歳になった今でも傷が癒えていません。 二人目妊娠した時、性別が上の子と同じとわかったとき。「 がっかりした 」と言われたこと 出産後母乳が出なくなり旦那に報告したとき、「 何で出ないの? 絞り出して少しでもがんばれば?」。 旦那に殺意がわきました。乳が出ないことに凹みまくりだった私は…返す言葉もなく。黙りましたが、いまなら言えます!「じゃ~おまえが乳だせよ!」って(笑) 出産によって、女性の体調やホルモンバランスが崩れることで起こる感情変化について「産後クライシス」という言葉もよく耳にするようになりました。 初めての妊娠・出産の場合、環境や関係の変化に、夫もどう妻に声をかけていいのかわからないということもありそうです。こういった産後の女性の体、心の変化についても夫婦で、知識として共有することも大切なことかもしれません。 ■ワンオペ育児中の一言「みんなやってるから」 フルタイムで働く夫が帰ってくるまで、家事や育児を担うのは妻ひとりという家庭も多いことでしょう。また子どもが生まれてから仕事に復帰した場合でも、子育ての大半を担っているという場合も。 そんな「 ワンオペ育児 」の実情を夫は知ってか知らでか…? こんな一言で妻を傷つけているパターンもあるようです。 子育ての苦労を夫に愚痴ったら、「それって 母親の仕事でしょ? うちの母親もそうだったし」。一生許さないでしょう。 共働きなので家事は分担制ですが、よく「俺ばっかりやらされている」と言われます。さらに先日、「おまえはなにもしないでズルい」と。私の家事負担は見てみぬふりで文句ばかりなのが許せません。 里帰り中、夫の元に帰らなければならない時期になり、「ワンオペ育児が始まる」、「夜中眠れない」…などなど、不安でいっぱいでした。夫に電話で、「不安だ」と話しました。私は一緒にがんばろうなどの言葉を期待していましたが…。夫から返って来た言葉は、「 みんなやってるから 」でした。「俺がいる!!」とか言えないんかい! と思いながら、電話を切りました。 育休中のため、子どもと二人きりで過ごす日々…。いくら自分の子どもがかわいくても四六時中一緒だとイヤになることも…。そんな話をする私に、旦那が家事もせず酒飲みながら言ってきたヒトコト。 「子育ては癒やしだ」 仕事終わりに遊んで帰ってるくせにどの口が言う!? このヒトコトは一生忘れられそうにない。 またこう言われてしまったとき、妻は言い返さずに黙っているというパターンもアンケートの回答には多かったです。 中村こてつさんの記事にもあったように、言われたときはショックでなにも言えなかったからこそ、その言葉がじっくりと怒りを熟成させてしまうのかもしれませんね。 ■気遣いが完全に間違っている一言「気にしなくていいよ」 寄せられたエピソードのなかでも、とくに目立っていたのが、育児中の妻を気遣うつもりの夫からの一言です。妻が体調を崩したときに 「気にしないで」 と言う夫のなんと多いことか…。その気遣い、完全に方向性を間違っています! 妊娠中つわりで食事の準備できなかったとき、「気にしなくていいよ」の一言。産後、私が39度の熱を出したときも同様でした。私のことはいいのでしょうか? 子供が熱を出し、私が仕事を3日休んでも回復せず…。もう仕事休めないので、夫に休んでもらった。看病大変だっただろうと思い帰ってくると、「全然大変じゃなかった。働くより楽やった。俺、主夫になろうかな」と。いや、あなた、洗濯物も取り込んでないし、ご飯の支度もあります。あなたは、看病だけに集中して他は何もしていない。主婦なめんなよ!と思いました。 「そんなにキツイなら出前でも取れば?」です。お金に余裕があればそうしてるわ! 私がインフルで寝込んでいたときの話しです。 娘が生まれて慣れない生活に苦戦しながらも、家事に育児と奮闘しています。ある日、私が高熱を出して布団で横になっていたところ「寝てるところ悪いんだけど…俺と娘はなに食えばいい? 娘の食事だけ用意してくれれば自分の分はなんとかするよ!」と…。熱が出て苦しんでいるところに夫の衝撃的な一言でした。 自分の分をなんとかするなら、娘の分もなんとかしてほしいところです。 とても残念 な一言です…。 そしてこれも、妻側は体調が回復してから、怒りがふつふつとよみがえってくるパターン。体調を崩しているときに何気なくこんなことを言われたら、ショックで黙ってしまうのもわかります。なかには、意地になって体調が悪くても完ぺきに家事をこなしたという人も! ほかにも、「(家事育児を)手伝おうか?」という一言にカチンときたという意見も多く見られました。この家事育児への当事者意識の低さが、妻と夫との間に溝を作っているような気がします。 ■夫の余計な一言が出てしまう原因 なぜ夫は余計な一言や、見当違いのことを言ってしまうのか? 考えながらアンケートの回答を見ていると、こんなエピソードが目にとまりました。 義実家に主人だけが帰省したとき、そこでの会話をすべて私に話してくれる。主人は、子どもが学校であったことを親に話すのと同じような感じで、聞いた私がどんな気持ちになるかまったく考えずに、言わなくていいことまで話してくるのが腹が立つ。 この意見を読んで、筆者はすれ違いの根がこんなところにあるのではと考えました。もしかして、夫は「話を聞いてもらいたがって」いて、妻は「話を聞く余裕がない」のではないかと。 夫は、妊娠前と同じように「妻に話を聞いてもらいたい」というモチベーション。だから、自分が余計なことを言っていることに気がついていないだけなのかも。そう考えると、許せることと許せないことはあったとしても、ちょっとだけかわいいような気もしてきます。 慣れない子育てをしている真っただ中では、妻も夫も疲れてしまって相手の言葉を素直に聞けないこともあるかもしれません。どちらかがイライラしていると、相手も同じようにイライラしつつ我慢してしまったり。そんななかで飛び出す「何気ない一言」は、相手を想像以上に傷つけてしまっているのかもしれません。 もしイライラしたり、お願いしたいことがあったら、率直な言葉で相手に伝えたり、話し合いができたりする空気があるだけでも、だいぶ変わってくることもあるのではないでしょうか。そして相手が何かをしてくれるのを「あたり前」と思っていると、言葉の端にトゲトゲが残ってしまう可能性もあります。 夫も妻も相手を苦しめたくて言っているわけではないはず。夫婦の時間を少しでも持つ、会話する時間を大切にするだけでも、もっといい夫婦関係が築けると信じたいです。 Q1. 夫の何気ない一言が「許せない…」と思ったことはありますか? 回答数:255 Q2. 夫の何気ない一言が「許せない…」と思ったエピソードがあれば、教えてください 回答数:256 アンケート集計期間:2018/9/26~10/5
2018年10月24日やさしいタッチのイラストとユーモアあふれる言葉でつづられる まりげさん の本 『たのしいことを拾って生きる。』 が発売されました。 Instagramの投稿に多数の書き下ろしを加えた本書は、埼玉から京都北部への移住について、子どもたちとの日常、夫婦のことなどが語られています。癒しあり笑いあり。ちょっと切ないエピソードもあって、「 家族 」について改めて考えることもできる内容です。 夫の脱サラ、漁師宣言、田舎暮らし。それでも「たのしいことを拾って生きる」 の続きです。 まりげさん夫婦が力を合わせておこなった 古民家 の セルフリノベーション についてご紹介します。 ■夫婦で手間ひまかけたセルフリノベーション 現在、まりげさん一家が暮らすのは、築100年の古民家をセルフリノベーションした建物。この建物を探すまでにも時間がかかりましたが、住むためには集落の承認を得るのに1ヶ月待ち。そして、やっと改装して住めることに…。 あまりお金をたくさんかけられないぶん、夫婦でセルフリノベーションをすることにしたまりげさん。設計、デザインもすべて自分たちで行ったそうです。 ただ、改装を始めてみると、想像以上に大変なこともたくさんあったよう…。例えば、古い建物だというだけあって、わらや木材、不要な食器類などの処分しなければならないものが 軽トラック10台 ぶんにもなったというエピソードには驚きました。 さらに、天井を抜いたり、ススを掃除したり…とても手間ひまがかかっています。でも、自分たちで苦労したからこそ、誰も住んでいなかった空家がすてきなおうちに生まれ変わりました。 ▼和室からキッチンへ生まれ変わり <Before> ふつうの古い和室が… <After> 開放的な対面キッチンに! キッチンとダイニングは土間になっていて、利便性もバッチリです。 ▼畳の部屋からリビングに生まれ変わり <Before> もともとは4つに別れていた畳の部屋… <After> 寝室との間仕切り以外はとり払い、子どもが走りまわれる広々としたリビングに…! 天井を抜いたことで、立派な梁が主役のモダンながらおもむきのある古民家に変身しました。まりげさんのインテリアのセンスも抜群で、「こんなおうちに住んでみたい」と、ため息がでるほどすてきです。 でも、こんなにすてきな古民家に住むまでには、いろいろな紆余曲折がありました。 ■「こんな古い家には誰も住みたがらない」と言われたけど まりげさん夫婦は、移住前から古民家をリノベーションして住みたいと希望していましたが、なかなか家を探す時間がとれないことから、後回しにして 義実家 で同居生活をスタートさせます。 そのうち、慣れない 田舎暮らし や 子育て環境 の違いなどから生まれたストレスをまりげさんは抱え込むようになっていました。そこで、旦那さんと急ピッチで家探しを開始! 同居ストレスについてはこちらのエピソードもご覧ください! 「同居ストレスでノイローゼに。つらい状況に向き合う前にやるべきこと」 やっと築100年の気に入る古民家が見つかっても、集落の承認を待たなければならず、やきもき…。 しかし、まりげさんと旦那さんは 「この家、なんかいいよね」 と意見がぴったり合っていました。家探しに限らず、こういう大事なときに感覚がピタリと合うのが夫婦の醍醐味なのかな…なんて、個人的には思います。 物件を気に入った理由もつづられていて、まりげさんは「海と山に囲まれていて 景色がいい 」「畑が近い」などをあげていました。一方、旦那さんは「 伝統建築 で梁が立派」「好きなように改装していいと言われた」ことに魅力を感じたとのことです。 景色や利便性も、自分たちの好みの内装にできることも、両方妥協したくない部分ですよね。 そして、まりげさんは、こんな完全防備スタイルでリノベーションに挑んだそうです。床下のシロアリ被害にも悩まされたそう。古い建物だからこその悩みですね…。 でも、古い建物ならではの、うれしいことも! 好みの古道具を発掘したり、玄関にツバメが巣を作りに来たり…。どちらも、小さな幸せを感じられるエピソードです。 ■大事なことを気づかせてくれる息子くんのひと言 リノベーションにまつわるエピソードで印象的なのが、 「都会育ちがこんなところでやっていけるんか?」 と言っていた人が、わざわざ移住者支援制度の申請書を持ってきてくれたという場面。 古民家のリノベーションを通じて、まりげさんたちが田舎の暮らしに打ち解けていく様子が感じとれます。 そして、やっとリノベーションが完了! 新しい家に引っ越した日のこと。長男くんがあるひと言を発します。 「わたしたちのおうちだよ!」 とはしゃぐまりげさんと子どもたち。これまでの苦労を読んで知っているからこそ、こちらの感動もひとしおです。 ただただかわいい場面でもあるのですが、「自分たちだけの家に住める」という、ともすれば当たり前のこと。だけど、自由に安心して過ごせる家がある。その幸せをあらためて考えさせられる長男君のひと言です。 心からくつろげて安心できる「家」という場所があるからこそ、外で頑張れるし、人を招いたり招かれたりといった人間関係を築いていくことができるんだなあと感じました。 ■なんでもないことに幸せを見つける力 本のタイトル『たのしいことを拾って生きる。〜まいにちいろいろ、家族ドロップス〜』は、「なんでもないことに幸せを見つける力」のことでもあるのかなあと思います。 さらに、まりげさんはリノベーション後、もっと 「できません」「助けてください」 と周りを頼ってよかったんだと気がつきます。これって、読者の子育て中のママにも当てはまることなのではないでしょうか。 子育てに家事に、仕事に…。どうしても頑張りすぎてしまうことってあると思います。でも、ときにはちょっと立ち止まって、小さい幸せを見つけられたらうれしいですね。 もちろん、本の中には、まりげさん家の子どもたちの日常など、くすっと笑えて息抜きできるエピソードも満載ですよ〜! 『たのしいことを拾って生きる。〜まいにちいろいろ、家族ドロップス〜』 まりげ著(大和書房)1,300円(税抜) 書籍化を切望されたインスタグラムの内容に、大幅な書き下ろしを加えた著者にとって初めての本。夫の突然の脱サラ、漁師宣言から始まった移住についてのアレコレや愛らしい子どもたちとの日常など。大充実の1冊。 まりげさん 大学を中退後、山小屋、八百屋、旅館の仲居、アパレルショップ店員などを経験。夫が突然脱サラして、漁師になる宣言をし、海のない埼玉から京都の海のそばへ移住! ダンナとやんちゃな二人の男の子と生まれたばかりの三男に振り回される日々をインスタグラムにて更新中。 ●まりげさんのInstagram: @marige333 ●まりげさんのウーマンエキサイトの連載: 『まりげのケセラセラ日記 』
2018年10月19日家族にまつわるコミックエッセイを発表し、ウーマンエキサイトでも活躍中のまりげさん。やさしいタッチのイラストとユーモア溢れるコメントセンスで人気を博しています。そんなまりげさんのInstagramのコミックエッセイをまとめ、多数の書き下ろしを加えた書籍が発売されました。 『たのしいことを拾って生きる。』 そのタイトルのなかに、まりげさんのどんな想いが込められているのでしょうか? まりげさん 大学を中退後、山小屋、八百屋、旅館の仲居、アパレルショップ店員などを経験。夫が突然脱サラして、漁師になる宣言をし、海のない埼玉から京都の海のそばへ移住! ダンナとやんちゃな二人の男の子と生まれたばかりの三男に振り回される日々をインスタグラム( @marige333 )にて更新中。 ■いなか移住を決断するまで 現在、京都北部に在住のまりげさん。もともとは埼玉で旦那さんとふたりの息子、まりげさんの実母と5人で暮らしていました。しかしあるとき、旦那さんが脱サラし、家業を継ぐため故郷に帰ることに! いつかはそうなるだろうとは思いつつ、まだ小さい子どもを抱えての移住に、まりげさんは不安を隠せなかったそうです。 埼玉から京都へ…家族で 移住! まりげさんが思っていたより「そのとき」は早く訪れました。 漁業をいとなむ旦那さんはとてもカッコいい! 「本当に真面目な性格の方なんだろうな」と思います(旦那さんのカッコ良さは、ぜひまりげさんのコミックエッセイで味わってください!) まりげさんの旦那さんとのエピソードはこちらもどうぞ! 「痛みを知って夫婦の絆深まる…」まりげ家に訪れた思わぬハプニング しかし、やはり移住という人生の大きな節目に夫婦ともにナーバスになっていたのかもしれません…。 「そんな言い方しなくても〜!」と、まりげファンのみなさん、思いましたよね?(笑) 移住先では、漁業と農業を営む予定。まりげさんは、知らない土地での暮らしや子どもたちの環境、新しい仕事のことなどを考え、不安をつのらせていたのだと思います。 そして、ついにまりげさんが動きます! 最後には 「自分の選んだ人が決めたことだ」 と直感を信じることに! たくさん悩んだ末に、潔い決断をするまりげさんは本当にかっこいい。これも旦那さんを信頼しているからこそ、できることなんだろうなと感じます。 いよいよ 田舎暮らし のスタートです。 京都での暮らしは、まりげさんにとって初めてのことだらけでした。 書籍には、田舎での人付き合いにだんだんと馴染んでいく様子や、住む家が決まらずに義実家で同居していたときのこと。そして、古民家を見つけてリノベーションをするまでのことがつづられています。 まりげさん一家が地元に受け入れられていき、自然に囲まれて暮らす様子はとてもすてきです。その反面、古民家を見つけてリノベーションするまでの大変さも描かれていて、読んでいて、応援の気持ちからつい前のめりに…(笑)。 ■母想いの子どもの発想に胸うたれる! コミックエッセイで心癒されるのは、やっぱり子どもたちとの暮らしについて。 寝かしつけやお風呂での「子育てあるある」もまりげさんの視点から見ると、なんだか新鮮。長男くんと次男くんのケンカのエピソードですら、とても愛らしく「子どもっておもしろいなあ」と素直な発見があります。 「30年あまり、虫が苦手だと思って生きてきたけれど、 もしかするとそんなことはないのかもしれない 」とは、まりげさんのコメント。 虫が大の苦手だったまりげさんですが、移住生活を過ごすうちに、いつのまにか平気になっていたのだとか。子どもたちもいろいろな生き物に興味しんしんです。こんな気持ちの変化も、田舎暮らしのいいところなのかも? とある日には、こんなことも! 「お母さん、明日猿が穴に落ちとるかもしれんからちゃんと見といてよ」と長男くん。 大人には考えつかないようなことをする子どもとの暮らしは、発見の連続ですね! 猿の落とし穴って…母想いの発想がかわいすぎます。 ほかにも、まりげさんのパーカーの中に子どもたちが入りたがったり、入浴剤を買うときにまりげさんの好きな香りを選んだり…。 「どうしてそんなにお母さん想いなの!?」 と胸をうたれるエピソードがたくさん。 ■子どもの「戦いごっこ」がお父さん孝行に!? 今回の本からは、移住のことや子どもたちとの関わりかたなど、いろいろな面でまりげさんが旦那さんを思って行動していることが伝わってきます。 そんな夫婦のエピソードのひとつに、まりげさんの「明るさ」で旦那さんが結婚を決めたというものがあります。明るいまりげさんのもとで育っているから、きっとお子さんたちものびのびとしているんですね。 「あり余るエネルギーの有効活用」とのことで、子どもたちの戦いごっこに、こんな活用法があったなんて! 家族の仲の良さが伝わってくる場面です。 この夏に三男くんも誕生し、まりげさんの家庭はさらに賑やかになっていきそうです。 ■夫は「お互い欠けてる部分を補い合う」パートナー まりげさんは「 しつけやマナーは旦那 にまかせ、 食育や情操教育を担当 している」と本のプロフィールで語っています。さらに、旦那さんとの関係について「お互いに欠けてる部分を補い合っているんだ」とも描いています。 ときに口げんかをしても、こう信じられる夫婦関係があるからこそ、思いやりを忘れないでいられるんだろうなあ。夫婦が毎日をきちんと過ごすことが、子どもにも良い影響を与えるのではと感じました。 さらに、今回の書籍には、まりげさんが18歳のときにご両親が離婚したときのお話も描かれていて、現在のまりげ家のエピソードと合わせて読むと、より一層「家族ってなんだろう」と考えさせられます。 笑ったり、癒やされたりもしながら、この本を読んだ人がそれぞれ、自分の家族に想いを馳せることができるのではないでしょうか。 ■いつか巣立っていく子どもたちへ 生きていれば、きっと楽しいことばかりではありません。家族と衝突したり、仕事がうまくいかなかったり…。 でも、まりげさんは、人生にはつらいことや悲しいこともあるとわかったうえで 「たのしいことを拾って生きよう」 と言います。この本のタイトルは、子どもたちへのメッセージですが、わたしたち読者にも同じように伝えてくれているような気がするんです。 まりげさんのすてきな言葉で、忙しい毎日に、やさしい明かりがともるような一冊。次回は、まりげ家の古民家リノベーションについてもう少しご紹介します。 『たのしいことを拾って生きる。〜まいにちいろいろ、家族ドロップス〜』 まりげ著(大和書房)1,300円(税抜) 「ヘコタレナイ。腐らない。肩肘はらない。人生はうまくいかないものって思っておけば、それでOK!」 たのしいことを拾って生きようと著者がやさしく呼びかけてくれる本。書籍化を切望されたインスタグラムの内容に、大幅な書き下ろしを収録。夫の突然の脱サラ、漁師宣言から始まった移住についてのアレコレや愛らしい子どもたちとの日常などなど。大充実の1冊です。 ●まりげさんのInstagram: @marige333 ●まりげさんのウーマンエキサイトの連載: 『まりげのケセラセラ日記 』
2018年10月18日ウーマンエキサイトで人気連載中のおにぎり2525さんの記事 「息子が消えた…!? デパートでの迷子体験談」 で、子どもが迷子になった経験があるかどうかについてアンケートを実施しました。 商品のお会計をしている一瞬のすきに息子さんを見失ってしまったというおにぎり2525さんの記事と同様に、アンケートのコメントにも「子どもが急にいなくなったことがある」との声が多数寄せられました。 ■子どもの迷子を経験した親は約70% アンケートに答えてくださった方の約70%が、子どもが迷子になったり迷子未遂でヒヤッとした経験があるそう。なかには「子どもとふたりでの買い物を難しく感じる」とのコメントもあるほど、悩んでいる方もいました。 Q1.子どもが迷子になってヒヤッとした体験はありますか? ある 71% ない 27% その他 1% みなさん、迷子にならないように気をつけていても「一瞬」で、子どもっていなくなってしまうんですね。こんなに多くの人が子どもの迷子を経験していることから、対策の難しさを感じます。 では、実際にはどんな場面で迷子の危機を感じたのでしょうか? アンケートに寄せられたエピソードをご紹介します。 ■会計時が危ない!? 「一瞬目を離したすき」にいなくなる ちょっと目を離したすきに、どこかへ行ってしまうのが子ども。そうわかっていても、買い物中だったり急に電話がきたり、ほかの兄弟に目配りしたり…。ママが片時も目を離さず、子どもだけに集中しているのって、正直なところかなり難しいですよね。 子育て中の方から寄せられたエピソードで多かったのも、やはり「 一瞬目を離したすきに 」子どもがいなくなってしまうパターンです。とくにレジでお金を支払うなど、ママが手を離した一瞬に起こる迷子のエピソードが多く集まりました。 スーパーでレジ待ちの間 、子どもの動きを目で追っていたのに、ほんの一瞬目をそらしたすきに視界から子どもが消えました。心臓が止まるかと思った。 風景の写真を撮るために カメラを構えていた 、ほんの数秒でいなくなっていました。慌てて見回すと近くにいましたが、頭からさーっと血の気がひき、頭が真っ白になりました。 改札を通り、切符をしまおうとつないでいた3歳の娘の 手をはなした瞬間 、人の波に紛れて娘だけホームにあがってしまった。すぐに駅員さんが気づいて引き合わせてくれたが、生きた心地がしなかった。 たしかに写真を撮る瞬間って、子どもから目を一瞬はなしていますよね…。旅行中にはよくありそうなシチュエーションながら、あらためて気をつけようと思ったシーンです。 これらのエピソードは、すぐに子どもが見つかっているようで本当に良かったのですが、それでも親としては血の気が引く程心配する気持ちにかわりはありませんよね。 ■ママが見えないと、子どもは急に走り出す 寄せられたエピソードのなかで印象的だったのは 「子どもは急に走り出す」 というもの。これも、わかっているのに実際にその場面になったら「なんでいま急に走るの?」と親もパニックになってしまいそう。 子どもの足だからすぐ追いつけるだろうと思っていても、そういうときに限って、人ごみに紛れ込んでしまったりで、なぜか追いつけなかったりします。 百貨店のおもちゃコーナーで子どもが遊んでいたから、遠くから見守っていました。すると、本人が 迷子になったと勘違いして 、パパーッっと、泣き叫びながらどっかに走っていったときはヒヤッとしました。 5歳息子と入ったショッピングセンターのトイレにて。隣で手を洗っているのに、急に 「お母さんどこ!?」 とダッシュで外に出て行ってしまいました。「ここだよー!」と叫びながら追いかけましたが、次男を抱っこしていたのでなかなか追い付けず。近くの人に捕獲してもらいました。 下の子を抱っこしていたり、重い荷物を持っている場合、なかなか思うように追いかけられないことも…。そしてどうやら、急に走り出してしまう原因として、大人から子どもが見えていても、子どもからは周りが見えていないということも考えられそうです。 ■子どもと大人の視界の違いが原因に? 子どもと大人の目線の高さ が違うことが迷子の原因のなったエピソードはほかにも寄せられています。 売場のひとつの棚のまわりを姉2人と息子の3人がまわっていました。私は買うものを物色。しばらくして姉2人は私の元へ。「息子は?」と聞くと「知らない」と…。大人は棚があっても人の気配がわかるけど、子どもの低い視界では急に不安になって、姉たちや私を探しに行ってしまった様子。真っ青になって探すと、別の売り場にいたパパと合流していた。よかったー。 これも、大人からは子どもが見えていて安心してしまったパターンですね。この場合は、すぐ近くにいたパパと合流していたとのこと。もしこれが、1時間や半日もの間、迷子になっていたらと思うと、考えただけで胸が苦しくなります。 ■子どもではなく、親が迷子になる!? ここまで、子どもが迷子になってしまいヒヤッとした瞬間を紹介してきましたが、親のほうが迷子になることも? 子どもの年齢があがってくると「自分で 迷子センター に行く」などのエピソードも寄せられました。 遊園地ではぐれてしまったとき、当時5〜6歳だった息子は、自分で迷子センターに行ってました。「僕、迷子です」って言ったそうです。 迷子の自己申告! 5歳くらいになると自分で迷子センターを探せる子もいるんですね。とても冷静です。日頃から、迷子になったときの対策を伝えていたのかもしれませんね。 息子2人を連れてデパートに買い物に行ったとき、子どもたちが勝手にいなくなったのに、店員さんに「お母さんが迷子になったから探して」と言って私を探してた。 なんてしっかりものの兄弟!(笑) きちんと店員さんと探しにきてくれたからよかったですね。とはいえ、これらはラッキーなパターンではないでしょうか。 大人同士でもショッピングセンターや大きな遊園地などではぐれてしまうと、携帯電話などの連絡手段なしには、なかなか出会えません。小学生くらいになると大人顔負けの会話ができるようになってはきますが、まだまだ気を抜くことはできません。 ■一瞬の隙が、一生の後悔になる アンケートに寄せられたメッセージのなかに、「一瞬の隙が、一生の後悔になるところでした」というものがありました。「注意1秒、怪我一生」という標語もありますが、まさに子どもの迷子についてもそうですよね。 ほとんどの場合、見つけることができたり、ショッピングセンターなどでは店員やまわりの人に保護されることだと思います。でも、もし、そのまま外に飛び出してしまったら…? 考えたくもないです。 とはいえ、子どもとの外出中にずっと集中し続けるのは大変。迷子になったときの対策も、ぜひ家庭で相談しておきたいことのひとつです。 たとえば、ママが見つからないと走り出してしまう子、いつも興味あるものの前で立ち止まってしまう子など、子どもの様子を観察することで、取れる対策も異なってくるでしょう。買い物の仕方も、家族で相談して、たとえば宅配サービスを使って買い物時間を短くしたりなどの方法も考えられますね。 また、子どものタイプによっては、迷子ひも(子ども用ハーネス)を利用するのも手かもしれません。かわいいぬいぐるみのついたリュック型や親子の手首同士をつなげるシンプルなものなど、最近は見た目にも配慮されたアイテムがたくさん登場しています。 本来、子どもとのお出かけって楽しいもの。それぞれ子どもの性格や状況に合わせた対策で、お出かけのときも楽しく過ごしたいですね。 Q1.子どもが迷子になってヒヤッとした体験はありますか? 回答数:223 Q2. 子どもの迷子についてのエピソード、ご意見があればお書きください 回答数:53 アンケート集計期間:2018/9/23~10/5
2018年10月17日提供:Panasonic 夏休みが始まったときは「1ヶ月以上もある」と思っていたのに、あっという間に8月も半ば。そう、夏休みは短いのです! この時期、とくに小学校に通う子どもがいるママにとって 自由研究 の存在が気にかかってくる頃ではないでしょうか? ある調査によると、自由研究に負担に感じている親は7割もいるのだそう! そこで今回は、「まだ何をするかも決まっていない!」とお困りのご家庭におすすめの自由研究 「てづくりどうぶつ自由研究 ペーパープラネット」 をご紹介します。 ■無料でダウンロード! 絶滅危惧種について学べる自由研究 「てづくりどうぶつ自由研究 ペーパープラネット」は、子どもの自由研究を負担に感じている家庭向けにパナソニックが提供している、手軽で楽しい自由研究コンテンツです。 子どもが絶滅危惧種動物について学びながら、ウェブサイトからダウンロードできる専用のペーパークラフトと折り紙で、動物が暮らす自然世界を再現できるスグレモノ。監修は環境保全団体のWWFジャパンが担当しています。 今回は、4人目のお子さんを出産したばかりのママリーダーズの asacoさん と小学校3年生の 理財くん に体験してもらいました! asacoさん 息子さん:理財(りざい)くん(9歳) モデルとして、雑誌や書籍、CMなどで活躍。2013年からはオリジナルテキスタイルを用いたキッズブランド「kitutuki」をスタート。また2015年からはフードユニット「マフィオ」も始動し、ケータリングやフードスタイリングも手がける。理財くんは、相撲とプロ野球(広島カープファン!)が大好きな小学3年生。 HP: FOLIO MANAGEMENT 、 kitutuki 、 マフィオ Blog: kitutuki Instagram: @hiratoko_asaco Facebook: kitutuki 、 マフィオ Twitter: @asaco asacoさんによれば、0歳の末っ子もいることから、普段なかなか理財くんの夏休みの宿題を見てあげることができないとのこと。 今日は親子で楽しみながら、自由研究を完成させましょう! ■1. サイトで絶滅危惧種について学ぼう! さっそく 「てづくりどうぶつ自由研究 ペーパープラネット」 のサイトを見てみましょう。「熱帯林」「サバンナ」「つめたい海」の3つのエリアから好きなものを1つ選びます。理財くんは「つめたい海」に決定。 ミナミイワトビペンギンやキタオットセイの写真を見ながら、動物たちがどんなところで暮らしているのか、どんなことに困っているのかを学んでいきます。 理財くん :こんなペンギン見たことないな~! 顔がかっこいいね。 初めて見る動物の姿に、理財くんは興味しんしん! 親子の会話もはずみます。 asacoさん :絶滅危惧種ってわかる? ミナミイワトビペンギンたちはえさがなくて困っているんだって。なにができるかな? 理財くん :ペンギンがいなくなったらいやだなあ。うーん…えさを持っていってあげる! asacoさん :ほかには? キタオットセイは人間に毛をとられちゃうんだって。 理財くん :キタオットセイの毛はとらないようにする! 理財くんはじっくり考えながら、サイトからダウンロードしたレポート台紙に、絶滅危惧種にしてあげられることを書き込みます。 レポート台紙には、動物たちの特徴や困っていることを記入する欄があり、埋めていくと地球環境や動物保護のための知識が身についていきます。 ■2. 動物の折り紙を折ってみよう! 動物について学んだら、貼り付け用台紙に貼るための動物を折り紙で作ります。兄妹で、よく折り紙をして遊ぶという理財くん。得意なのは、紙飛行機だそう。イワトビペンギンやオットセイも上手に折れるでしょうか? 理財くん :いままで折った折り紙のなかで一番難しい! そう言いながらも一生懸命、細かい折り目を作っていきます。サイトでは動画で折り方を説明していますが、難易度の高い動物もあるので、お子さんが困っていたら助けてあげましょう。 理財くん :できた~! ペンギンの折り紙は妹がすきそうだから、見せてあげたいな。 ミナミイワトビペンギンやキタオットセイの折り紙が完成です! 細かいところまで再現されていて、子どもが折り紙を完成させれば達成感もひとしお。親子でコミュケーションを取りながら挑戦してみてもいいかもしれません。 ■3. 台紙に貼る 動物の折り紙が完成したら、貼り付け用台紙に貼付けましょう。 波や氷の形に折り紙を切って貼れば、動物たちが暮らしている環境を再現した台紙が完成します。理財くん、のりやテープを使って、器用に折り紙で作った動物を貼っていきます。 ■4. 完成! ついに 「てづくりどうぶつ自由研究 ペーパープラネット」 の出来上がり! 最後にレポート台紙を貼り付けて、完成した作品をさっそくasacoさんに見てもらいます。 理財くん :できたよ〜! asacoさん :すごいね! 自由研究できたね〜! 自由研究を終えた理財くんとasacoさんに感想を聞いてみました。 理財くん :最初は大変で難しそうだと思ったけど、やってみたら楽しくなった! asacoさん :自由研究と言うと、まずお膳立てをする親が大変そうなイメージですが、こちらはサイトを見ながら進めていけるので、 親は子どもの隣でにこやかに見守っているだけでOKというのがサイコーでした。 絶滅危惧種と言葉で聞くと難しく感じるのが、実際手を動かして工作をすることで、息子にはより身近な問題に感じられたようです。 asacoさんは、普段から界面活性剤の入っていない洗剤を使ったり、買い物のときにはエコバッグを持参したりするなど、環境に気を使っているそう。 理財くんも普段からそんな両親の様子を見ているから、今日学んだことをきっかけに、自然環境や動物について、もっと興味がでてくるかもしれませんね。 ■「てづくりどうぶつ自由研究 ペーパープラネット」の入手方法 この自由研究コンテンツは、パナソニックのコミュニティサイト 「CLUB Panasonic」 に会員登録をして、パナソニック商品の 「愛用者登録」 を行えばだれでも無料で楽しめます。登録方法はかんたんです! パナソニックの商品についているQRコードを読み取るか、製造番号を入力すると登録画面に進みます。今回は、asacoさんが最近購入されたという音波振動歯ブラシ「ポケット ドルツ」で愛用者登録をしてもらいました。 ご愛用者登録をすると、自由研究コンテンツをはじめ、賞品やイベント招待の抽選応募などに使えるポイントがたまったり、パナソニックをより身近に感じられるさまざまなサービスが受けられます。 また、親子で絶滅危惧種をモチーフにしたキャラクターを集めて楽しめるゲーム 「パミーゴパーク」 も公開中。ここではよりカジュアルで絶滅危惧種の動物について知ることができます。「楽しい!」とasacoさんと理財くんも盛り上がっていました。 動物や環境のことを知るきっかけ作りに遊んでみては? テーマを決めるのが難しい自由研究。今年は、絶滅危惧種や地球環境について楽しく学びながら宿題を完成させることができそうですね。もちろん、折り紙アート単体として楽しむのも◎。 ぜひ親子で挑戦してみてくださいね。 「てづくりどうぶつ自由研究 ペーパープラネット」の詳細はコチラ ※2018年9月2日まで公開 エキサイト株式会社 会社概要 取材/文:いずみかな 撮影:タドコロミズホ
2018年08月15日ミュージシャンの坂本美雨さん( @miu_sakamoto )と、2015年からウーマンエキサイトで おかっぱちゃんの子育て奮闘日記 を連載中で、このたび絵本「おかっぱちゃん」を発売された作者Boojilさん( @boojil )に、初めての出産のときのことや仕事をしながら育児をする毎日について、等身大の意見を伺いました。 ――はじめての出産。ブージルさんは「子育て奮闘日記」にて陣痛に20時間耐え、出産されたと綴っておられました。出産や子育てについて、プレッシャーはありましたか? 「陣痛の痛みって…!」 おかっぱちゃんの子育て奮闘日記 Vol.2 <Boojil> わたしは、産後うつも経験したし、今思えばプレッシャーはあったんだと思います。ただ、これから「お母さん」っていう新しい生き物になるんだっていう感覚もあって。自分がおっぱいをあげないと赤ちゃんは生きていけないから、だんだん母になっていった気がします。 <坂本> わたしはね、妊娠中「絶対、ネコのほうがかわいい」って不安だったの(笑)。だけど、帝王切開で生まれた娘の顔を見た瞬間に「超かわいい! なんでこんなにかわいいの?」って思えたので、自分でもびっくりしました。 <Boojil> 生まれる前と後で、赤ちゃんに対する気持ちがぜんぜん違う。 <坂本> 妊娠中は「出産後はすぐに保育園に入れて、バリバリ働くタイプだろうな」と思っていたけど、産んでみたらしばらくそういうモードになれなかったんですよね。 ときには人の手を借りて、育児の頑張りすぎは厳禁 ――産後、夜泣きにおびえるほど不眠に悩まされたというBoojilさん。ほかにもくじけそうになったことや育児の悩みについて解消法があったら教えてください。 「産後の不眠解消術」 おかっぱちゃんの子育て奮闘日記 Vol.12 <坂本> 私は性格的にネガティブだから、例えば、子どもが離れていっちゃうときのことを考えちゃうんです。ハーフバースデーのときに「もう成人までの40分の1が終わってしまった!」って。そう考えると毎日がかけがえのない貴重な日になるっていうのはありますね。だから、まだくじけるまではないかなあ。 <Boojil> 育児は楽しいよね。ただ、わたしは、3年間一度も時間の余裕を感じられてないんです。例えば、料理本を見て「これ食べさせてあげたいな」とか考えてあげられない。だから、今後はちょっとのんびりやっていきたいなと…。 <坂本> 思いきって人の手を借りるのが一番だと思う。わたしは諦めが早いから(笑)すぐ人に甘えちゃう。あと例えば「今日は子どものご飯を作って、寝かしつけまでひとりでやったらイライラしちゃいそうだな」と思ったら、外に食べに出ちゃいます。可能なら、友だちと会う。子どもも、他の人と触れ合うことで気分転換になるようだし。 <Boojil> わたしも夫とけんかしたときに、友だちが遊びにきてくれると発散できたな。人としゃべると元気になれる。東京での子育ても、もっと支えてくれる人が増えてくれればいいのになあって思います。 子どもが生まれてから旦那さんが脱サラ。何もかもが新たな挑戦 ――Boojilさんの、産後2ヶ月で旦那さんが脱サラしたというエピソードには驚きました。仕事と育児を両立していく上で、不安はありましたか? 「夫が脱サラ!? ~仕事と育児~前編」 おかっぱちゃんの子育て奮闘日記 Vol.20 <Boojil> 当時は「自分がどうかしないと」って、プレッシャーを感じていました。母親役も父親役も両方やるぞーって。でも仕事が単純に好きだから、やってこられた部分もあります。声をかけてもらったら絶対に断らないという精神で走ってきたので、ここまで怒濤の3年間でした。 <坂本> わたしは、出産前に産休スケジュールを決めてしまっていたので、産後2ヶ月で復帰しました。初めての出産だから、よくわかってなかったんですよね。 <Boojil> わたしも結局、入院中の1週間しか産休はとらなかったなあ。 <坂本> まわりがパワフルな女性ばかりだからかもね(笑)。ありがたいことに娘を仕事場に連れていける環境だったので、スタッフやマネージャー、みんなで育ててもらいましたね。ただ、 職場に限らずですが、子連れでウェルカムされるかどうかは、親とまわりの関係性にもかかっているんじゃないかって。子どもを暖かく見守ってもらえるかどうかは、自分が普段からどう人と関わっているかというのも大事なんだなと学びました。 おしゃべりができるようになって感じる、子どもの心の成長 ――お子さんが1歳を迎えたときの奮闘日記は、成長の喜びにあふれていました。おふたりはいま、お子さんの成長や幸せをどんなときに感じますか? 「おめでとう、ありがとう。1歳の誕生日」 おかっぱちゃんの子育て奮闘日記 Vol.37 <坂本> 最近は、喋っているときですね。わたしとも喋ってくれるけど、相手をしなくてもひとりでずーっと! 今年で3歳になるから、なにをやるにも一緒に会話をしながら楽しめるのがうれしいです。 <Boojil> 言葉でコミュニケーションがとれるのってすごいことだよね。わたしが「腰がいたい」とか「肩がいたい」とかって言っていると、「だいじょうぶ、かんちゃんが、いるから」って。そんな言葉、どこで覚えたんだろうって感動しました。 <坂本> おなじこと、娘にも言われたよ! なんだか、わたしは娘のことを相棒のように感じていて。いまは、相棒と呼べる相手がいることが幸せです。 子どものおかげで変化した母の心境 ――出産後、Boojilさんが一番がまんしていたことは旅行だと連載で綴っておられました。ほかにも、母になって、旅行や仕事など制限されたと思うことはありますか? 「1歳の息子を連れてタイ・チェンマイへ! 初めての子連れ旅 移動編」 おかっぱちゃんの子育て奮闘日記 Vol.43 <Boojil> やっぱり、一番は旅行ですね。でも、奮闘日記にも書いたように、息子が1歳のときにはタイへ。それから台湾にもいきました。子どもに負担をかけないように気をつけています。それでも「覚えていないんだから連れていかなくても」っていう考えもあると思いますが…。 <坂本> 旅行にいくと、行くさきざきで子どもをかわいがってもらえるよね。わたしは、そうやって人に会うことが子どもの財産になると思っています。 <Boojil> “今”は確実に旅行にいったことも覚えているんですよね。「台湾で大きいかき氷を食べたね!」とか。旅行で得た経験は血肉になっていると思うし、大人になったときに海外へのハードルが低くなってくれればうれしいです。 <坂本> 親子で思い出話をするのも楽しいですよね。「制限される」というよりはむしろ、子どもが生まれて、自分の世界が広がった気がします。例えば、世界中のニュースが他人事じゃなくなったり。直接知らない子どもですら大事に思えて、自分にできることはないかと考えたり。子どものおかげで関心ごとが増え、それによって出会いも増えましたね。 仕事もしながら、柔軟に子育てを楽しんでいる様子のおふたり。出産からこれまでの育児について、等身大のお話をうかがいましたが、まだまだ友だち同士の会話は尽きないようでした。 (取材/いずみかな 写真/松木宏祐) 坂本美雨さん 音楽家 5月1日生まれ。1990年に両親が音楽活動の拠点をニューヨークに移したことをきっかけに移住。1997年に坂本龍一 featuring Sister M「The Other Side of Love」でデビュー。現地の高校を卒業後、本格的に音楽活動を開始。ソロ活動に加え、シンガーソングラーターのおおはた雄一氏とのユニット「おお雨(おおはた雄一+坂本美雨)」としても活躍。2014年には初の自著『ネコの吸い方』を発刊。“ネコ吸い妖怪”としても有名。TOKYO FM「ディアフレンズ」パーソナリティーを務める。このほど、子どもの虐待問題への取り組みとしてチーム『こどものいのちはこどものもの』を結成。 (写真左から真鍋かをり、福田萌、犬山紙子、ファンタジスタさくらだ、坂本美雨) Boojilさん イラストレーター 1984年、横浜生まれ。世界各国を旅した経験から、カラフルでピースフルな作品を描く。NHK総合『妄想ニホン料理』のキャラクターデザインを手がけ、2011年に自身の旅エッセイ『おかっぱちゃん旅に出る』がNHK Eテレでアニメ化。絵本『おかっぱちゃん』(あかね書房)にて絵本作家デビュー。コミュニケーションを目的としたアトリエ兼イベントスペース「東京おかっぱちゃんハウス」を主宰。 絵本 「おかっぱちゃん」 (あかね書房) 天気のよい日、おかっぱちゃんは絵の具とスケッチブックを持っておでかけ。いろいろな動物に「にがおえ かいて! おかっぱちゃん」とたのまれます。クマ、ワニ、キツネと出会い、最後におかっぱちゃんが似顔絵を書いてあげるのは……? 著者Boojilさんが実際に旅した国々の風景がカラフルに広がる、心温まるオリジナルストーリー。
2018年07月14日NHK Eテレでアニメーション番組になった「おかっぱちゃん」がいよいよ絵本になりました。 著者のBoojil(ブージル)さんは、ウーマンエキサイトで おかっぱちゃんの子育て奮闘日記 を連載中。3歳になる息子さんを育てるママでもあります。そこで、『おかっぱちゃん』の絵本の出版を記念し、Boojilさん( @boojil )と以前から親交のある坂本美雨さん( @miu_sakamoto )を迎えて、対談インタビューをお届け。 坂本美雨さんとBoojilさんには共通の知人が多く、お互いに音楽とイラストと、それぞれの分野で活躍する中で縁が重なったそう。お子さんの年齢も2ヶ月違いで同学年。最近では、ママとしての会話もはずむと話してくれました。 世界を旅したBoojilさんとニューヨーク育ちの坂本美雨さん、ふたりの子育てとは? ――まず、絵本『おかっぱちゃん』を読んだ感想をお聞かせください。 <坂本> 絵本を書いたのが初めてっていうのが意外でした。気負っていなくて、軽やかさがあるなあと。それでいて、Boojilちゃん自身の体験をもとにしているから、説得力がある。動物の絵描き歌もかわいいです。 <Boojil> 褒めてもらってうれしいです。絵本の中に出てくる場所は、自分が旅行した国々をイメージして描きました。 ラオスの湿地帯や、カンボジアやグアテマラのイメージ。Boojilさんが大好きだというメキシコの世界遺産の町など、カラフルな海外のイメージが絵本を彩ります。 ――10ヶ国以上を旅してきたBoojilさん。そして、ニューヨーク育ちの坂本美雨さん。ふたりの子育てにその経験は影響しているのでしょうか? <坂本> 9歳くらいのときに渡米して、自分の価値観がまったく通用しないという経験をしたんですね。英語もしゃべれないし、サイズ感もまったく違うし。一番衝撃だったのは、貸したペンを返してもらえなかったこと。自分から主張しないといけないんです。 <Boojil> その経験って、自分の子育てに影響してる? わたしは大人になってから海外にいったから。そこで初めて海外とのギャップを感じて、子育てをするうえで、子どもにはいろいろな感覚を持ってもらいたいと思うようになった。 <坂本> そうだね。娘には社会の中で意見を持って、人と関わっていくのが大事だってことは知ってほしいかな。ただ、海外にいくだけが多様な価値観には触れる機会じゃないとも思う。 <Boojil> それは確かにそうだよね。娘ちゃんを連れて、国内はいろんなところにいってるよね? <坂本> うん。仕事がからんでいることが多いけど、いろいろな地方に連れていってて。東京だけじゃなくて、いろいろなところに故郷と思える場所を作ってほしいから。親がいろんな人たちと仲良くなっている姿を見てもらいたいと思ってるよ。 お手本はやっぱり自分のお母さん? ――ポジティブに子育てをしている印象のおふたりですが、悩むこともあると思います。そういうときにお手本にしている人はいますか? <Boojil> 子育てについては、やっぱり母かな。でも、あんなふうにはなれないです。一般的な事務の仕事をしているんですけど。わたしと3つ上の姉を育てながら、朝から晩まで働いている人ような人なんです。 <坂本> わたしも母と言いたいところだけど…ちょっと次元が違いすぎて参考にならないかな…(笑)。ただ、大人と子どもの線引きはしっかりする人でした。理不尽だなって思うこともあったけど、そのへんは厳しくしてもらってよかった。 <Boojil> 子どもには子どもの世界がありますからね。 <坂本> コンサート会場では静かにするとか、大人が集中しているときには話しかけないとか。空気を読み取る力をもらいました。現場に連れていってもらった思い出が良いものになっているから、自分の子どもにもそうしたいと思っています。 ――今後、親子で挑戦したいことがあれば教えてください。 <Boojil> 親子留学かなあ。これからは子ども本人の意見が出てくるから、どうなるかはわからないですけど。わたしは環境を変えて創作して、子どもが現地の学校に行ってっていう感じ。楽しそう。 <坂本> 車の免許もとったし、アイスランドにいきたいですね。大自然の中で子どもとドライブしたいな。 なごやかに対談が進みます。次回は、これまでの「おかっぱちゃんの子育て奮闘日記」を振り返りながら、ふたりの子育てについて、もっとお聞きします。 坂本美雨さんが描いた絵描き歌のキャラクター! 絵本にはないイラストも? おかっぱちゃんハウスで行われた絵本出版イベントで、Boojilさんの絵描き歌に合わせて、坂本美雨さんがその場で描いたイラストたち。左下の猫の絵は、絵描き歌はないものの、おかっぱちゃんが「お母さんの絵」を描いているシーンを読んでいる際に、坂本美雨さんが描いた猫のイラスト。 そして、対談記事vol.2では、初めての出産や育児のお話をしていただきます。こちらもお楽しみに! (取材/いずみかな 写真/松木宏祐) 坂本美雨さん 音楽家 5月1日生まれ。1990年に両親が音楽活動の拠点をニューヨークに移したことをきっかけに移住。1997年に坂本龍一 featuring Sister M「The Other Side of Love」でデビュー。現地の高校を卒業後、本格的に音楽活動を開始。ソロ活動に加え、シンガーソングラーターのおおはた雄一氏とのユニット「おお雨(おおはた雄一+坂本美雨)」としても活躍。2014年には初の自著『ネコの吸い方』を発刊。“ネコ吸い妖怪”としても有名。TOKYO FM「ディアフレンズ」パーソナリティーを務める。このほど、子どもの虐待問題への取り組みとしてチーム『こどものいのちはこどものもの』を結成。 (写真左から真鍋かをり、福田萌、犬山紙子、ファンタジスタさくらだ、坂本美雨) Boojilさん イラストレーター 1984年、横浜生まれ。世界各国を旅した経験から、カラフルでピースフルな作品を描く。NHK総合『妄想ニホン料理』のキャラクターデザインを手がけ、2011年に自身の旅エッセイ『おかっぱちゃん旅に出る』がNHK Eテレでアニメ化。絵本『おかっぱちゃん』(あかね書房)にて絵本作家デビュー。コミュニケーションを目的としたアトリエ兼イベントスペース「東京おかっぱちゃんハウス」を主宰。 絵本 「おかっぱちゃん」 (あかね書房) 天気のよい日、おかっぱちゃんは絵の具とスケッチブックを持っておでかけ。いろいろな動物に「にがおえ かいて! おかっぱちゃん」とたのまれます。クマ、ワニ、キツネと出会い、最後におかっぱちゃんが似顔絵を書いてあげるのは……? 著者Boojilさんが実際に旅した国々の風景がカラフルに広がる、心温まるオリジナルストーリー。
2018年07月13日“物や人を大切にしよう”という意味が込められた日本語「もったいない」を世界に広めるために始まった「MOTTAINAI」キャンペーン。 この「MOTTAINAI」が主催するキッズフリーマーケットと、たくさんのコンテンツが同時に楽しめる「MOTTAINAIキッズタウンTOKYO2018」が3月11日に池袋サンシャインシティで開催されます。大人も子どもも一緒に盛り上がれるイベントの内容をご紹介します。 ■参加できるのは子どもだけ! キッズフリーマーケット 出店できるのは小学3年生から6年生まで! お買い物できるのは小学生以下の子どもだけという新感覚のキッズフリーマーケット。出店するための準備や開催中のフォローについては、スタッフが親切に指導してくれるので安心です。 物を大切にするリユースの精神を育むのと同時に、お金の大切さも楽しみながら学べるイベントです。まだ1人でお買い物をしたことのない小さなお子さんにも、安心して“お買い物デビュー”をさせてあげられそうですね。 ■10時から11時の間に来場すると景品が当たるかも! イベントがスタートする10時から11時の間に来場した方には、景品が当たる抽選チケットをプレゼント! この抽選には大人も子どもも参加できます。12時30分から抽選に参加できるので、それまでドキドキしながら、フリーマーケットやワークショップを楽しみましょう。 ■大人も子どももハマる!? 寄席やワークショップなどお楽しみたくさん 会場では、落語を知らなくても楽しめる「THE こども寄席」(当日整理券を配布)やナオト・インティライミさんの世界の楽器を楽しむイベント(応募受付終了)など、大人も子どもも楽しめるステージイベントを開催。 ほか、お仕事に興味の出てきたお子さんにはテレビリポーターやカメラマンなどの体験イベントや、親子孫の三世代で楽しめる懐かしい遊びのコーナーも。大人にとっては懐かしく子どもとっては新鮮な、けん玉、竹馬、ベーゴマなどで思いっきり遊べちゃいます。 ■「MOTTAINAI」を世界の共通語に 「MOTTAINAI」は環境分野で初のノーベル平和賞を受賞したケニア人女性のワンガリ・マータイさんが世界に広めようとした言葉です。 日本に訪れたとき、マータイさんは日本語の「もったいない」という言葉に、地球資源へのリスペクトの念を感じたそう。リデュース(ゴミ削減)、リユース(再利用)、リサイクル(再資源化)という環境活動の3Rを一言で表すこの日本語を合い言葉に、持続可能な社会を目指す活動をしているのが「MOTTAINAI」なのです。この取り組みが、イベントを通じて子供たちにも伝わるといいですね。 MOTTAINAIキッズタウンTOKYO 2018 開催日時 3月11日(日)10:00~16:00 開催場所 池袋サンシャインシティDホール 入場無料 ■「MOTTAINAIキッズフリーマーケット」の出店には必ず申し込みが必要です。 参加料 1ブース300円(兄弟やお友達同士での参加も可) 出店できる人 小学3年生~6年生 お買い物できる人 小学生以下の子ども ■MOTTAINAI オフィシャルサイト
2018年03月02日「保育園落ちた日本死ね」というセンセーショナルなタイトルのブログが話題になって2年。今年もSNS上には、保育園に落ちた親達の悲痛な訴えがあふれています。そして、この記事を書いているわたしも、保育園に落ちた親のひとり。 以前、プラカードを持った親達が怒っていた風景に「こんな風に怒るなんて」と、人ごとのように考えていましたが、今思えば考え足らずでした。実際に保留(不承諾)通知を見たときは途方に暮れました。 そして、自分が「保育園に落ちた」待機児童問題の当事者になって初めて分かったことは、単に働けないことに怒りを覚えているわけではないということ。 怒る理由の真意は、 「わが子は、保育園に入れた子のように集団生活を送ることなく、母とだけ過ごしていて大丈夫だろうか」「この子を夫婦だけの力で育てていけるだろうか」「この先、子どものために充分な環境を与えてあげられるだろうか?」という不安が、怒りに変わっていく ということでした。 ■「保育園に落ちた」親の実際の声 わたしたち夫婦は、共にフリーランスのため、そもそも認可保育園に子どもを入れるのは望み薄だろうと思っていました。それでも、認可園や認証園など10ヶ所ほどの保育所を見学。子どもセンターの窓口へも相談に行きました。しかし結果は内定に至らず……。なにかもっと特別な保活をするべきだったのかと、後悔もしました。 「#保育園に入りたい」には、わたしと同じような人の声がたくさん集まっています。 保育園に入れた人って、何か特別な活動したのかな。保活って、一体なにするべきだったんだろ。通園できる範囲なんて限られてるから、圏内の園を見学するくらいしか、できることなくない…? 加点表は見たけど、努力して点数が増えるようなものではないし。 区役所に電話したら、私の業務がポイント0だと。これが一番のショック。フリーって月によって業務にバラツキがある。だから就労報告も6ヶ月分つけた。でも見るのは直近3ヶ月のみ。会社員用の仕組みなんですね、結局。 働いているから子どもを生み育てられる。良い教育環境を整えられる。子育ては20年続くんだ。最初の1、2年で収入源を失うわけにはいかない。子供の将来のために必死になっていることを「親のエゴ」の一言で片付けられたくない。 (Twitterより一部引用) ■20年経っても解消しない待機児童問題 しかし、子どもの数は少なくなっているはずなのに、なぜ待機児童問題が解決していかないのでしょうか? 保育園や保育士不足、自治体の予算不足など、さまざまな理由があるにしても、状況はひどくなっているような気すらします。 待機児童の問題が顕在化したのは、専業主婦世帯を共働き世帯が上回った1997年代始めのころ。もう20年以上にもわたって待機児童問題は存在しているのです。 これまで、どれだけの親が職を失い、希望するライフスタイルを変えざるを得なかったのか。何かできることはないのでしょうか。 ■保育園に落ちたわたしたちができること わたし自身を含め、多くの当事者がいる待機児童問題。この問題に取り組んでいる「#保育園に入りたい」キャンペーンの発起人で、「希望するみんなが保育園に入れる社会をめざす会」の代表である天野妙さんに話を伺ってみました。 ――待機児童問題が長びく一番の理由は何だと思いますか? (天野さん) 当事者ではない人が、保育を社会の問題だと捉えられてないことが原因のひとつだと思います。“保育園は親が働かなくてはいけないかわいそうな子が行くところ”という考えも根強く残っている。さらに子どもの年齢が上がると、親がこの問題から“卒業”してしまうために問題意識の継続性がないこともひとつです。 ――わたしも保育園に落ちてやっと、自分が当事者なんだと実感しました。待機児童問題の解決のために、なにかできることはありますか? (天野さん) まずはSNSに保留(不承諾)通知をアップしてください。ハッシュタグに自治体や地域名まで入れることで、問題が可視化できます。あとは、地域の議員に会ってみること。待機児童問題は圧倒的にロビングが足りていなくて。やはり実際に困っている人の意見を聞かないと、政治家も親身になってくれません。 ――いきなり政治家に会いにいくのは、わたしにはハードルが高く感じてしまいます……。 (天野さん) 地域の文教委員会を傍聴に行くだけでもいいんですよ。あとは、近所のおばあちゃんと話をするとか。まずは「保育園に入れなくて困っているんです」という声を出すことが大事です。子育て支援は、社会への投資になると多くの人に伝えて、保育の重要性を知ってもらいましょう。 わたしは今まで、保育園に入れなかったことをSNSで発信することすら、ためらっていました。なぜなら「保育園に入れない親が怒っている」と身近な人を始め、多くの人に思われるのが嫌だったからです。 だけど本当は、 わたしたちは怒っているわけじゃない。知ってもらいたいだけ。 「保育園に入りたい」というポジティブなワードなら、怒りに身を任せず冷静に困っていることを伝えられそうだと思い、ハッシュタグをつけてアップしてみました。 すると、たくさんの人が同意を示してくれて“分かってもらえている”という安心感がありました。小さなことですが、一歩を踏み出せた感じがします。 これからどんな立場の人も、働いていても働いていなくても、自由に保育園を利用できる日が早く来るように、出来ることから一歩前に進みたいですね。 取材協力:天野妙さん 3児の子育て中のワーキングマザー。2017年に待機児童問題を可視化するための「#保育園に入りたい」キャンペーンを開始。イベント開催や署名活動を行い、参考人として国会で意見を述べたことも。現在もロビング活動を積極的に行い、誰もが気軽に保育園を利用できる社会作りのために活動されています。
2018年02月20日2020年の大規模な教育改革、一部の学校では2018年度から先行実施される学校もあります。小学校の授業から大学入試まで、 英語に求められるレベルや内容が変化 します。 小学校でも、これまでの「英語に慣れ親しむ」ための授業とは異なり、小学5年生からは教科として評定がつくようになるとのこと。英語教育は、まず「聞くこと」「話すこと」が大切と言われています。ただ、小学校の高学年になってくると、“間違えるのは恥ずかしい”という思いがどんどん高まるもの。それまでに、子どもには “間違えても良いから英語を話す&楽しむ” という体験をさせてあげたい…ですよね。 今回は、 前回の記事 で紹介した、進研ゼミのオプション講座で自宅でできる英語教材<Challenge English>を実際に使っている小学校3年生の通吾くんを取材。通吾くんのお母さんであり、ママリーダーズの宇高さんにも、リアルな感想をお聞きしてきました! 宇高有香(うだかゆか)さん 息子さん:通吾(とおご)くん(8歳)、娘さん:有咲(ありさ)ちゃん(6歳) 2013年にライフオーガナイザー1級を取得し、その後はフリーランスで活動中。お家からパワーをもらえるような空間作りを目指す「ウチカラ」主宰。著書に 『子どもと暮らす ラクに片づく部屋づくり』 (辰巳出版)。ブログ 「丘の上の家」 も人気。 HP: <Challenge English>を始めたきっかけは? 小学校1年生のときから「進研ゼミ 小学講座」を受講していた宇高さんの長男・通吾くん。宇高さんは以前から、通吾くんに 英語への興味を持ってもらいたい と考えていたそう。そんなとき<Challenge English>の案内が目に入ったと言います。学校でいきなり勉強として英語に触れると、通吾くんの性格上、自ら意欲を持って取り組めないのでは? と考えた宇高さん。 「息子はもともとマイペースな性格なんです。自分が興味を持ったことには夢中になるけど、 楽しめないと続かない 。だから、デジタルレッスンでレベルをクリアしながら進めていく<Challenge English>は息子に合ってるんじゃないかな…と思いました。 私は片づけや収納方法をアドバイスする仕事をしているのですが、その方法もそれぞれの人にあったやり方があります。それと同じで、 学習方法にも子どもに合った方法があると思う 。それを探して、親が選んであげられるといいですよね」 ■英語の「4技能」をバランスよく学べるレッスン 早速、通吾くんが普段行っているタブレット学習の様子を覗かせてもらいました。 <Challenge English>では、「聞く」「話す」「読む」「書く」の4技能をバランス良く学ぶことができます。 1.「聞く」:英語特有の発音を聞き取れるように 英語の会話を聞いて、内容に合ったイラストを選びます。吸収の早い子どもにとって、 きれいな発音を繰り返し聞く ことは何よりも大切。クイズ形式なので、自然と何度も挑戦している通吾くん。英語ならではの「音」も、聞き取れているようです。 2.「話す」:きれいな発音を覚える 会話フレーズを練習したり、ストーリーにそったフレーズをマネして発音したり。ヘッドフォンマイクで話した英語は、 発音判定システム で即座に判定してくれます。 画面の中にいる 外国人の先生と実際に会話をしているように進む ので、よりリアルな疑似体験ができます。通吾くんは、周りに人がいても気にすることなく(!)どんどん進めていました。いい判定が出るまで何度も挑戦しています。 3.「読む」:耳で覚えた英語を読む力につなげる 始めは単語から、そして長文まで。レベルに応じて、文章を読む力につなげます。 耳から覚えた英語を読む力につなげられるよう、 音声と合わせて 学びます。読むと同時に音声を聞けるのがタブレットの魅力。通吾くんは「これはちょっと難しいなあ~」「こっちは簡単!」と、間違ったり正解したりしながら夢中で取り組んでいました。 4.「書く」:混乱しやすい大文字・小文字を丁寧に 書く力がつくと、英語の楽しみは格段に広がります。ここではタイピング機能を使ったレッスンで、子どもが混乱しやすい大文字・小文字も丁寧に教えてくれるので安心です。通吾くんは悩みながらも慎重にキーをタッチして、正解すると大よろこび! 「アニメーションで動くキャラクターが登場して、ストーリー仕立てになっているなどの 子どもが夢中になる仕掛け や、どんどん次に進みたくなるような動線がしっかりしているなと感じます。このゲーム形式が、楽しく続けられる理由ですね」と宇高さん。 <Challenge English>をWEB上で体験してみる しかも、親にとってうれしいのが<Challenge English>は、タブレット学習なので 採点が必要ない という点。 「学習内容や息子がどう感じたかが 毎日メールで送られてくる ので、助かっています。それぞれの技能が細かくレベル別になっているのも、進み具合が把握しやすくていいですね」 ■外国人講師との「オンライン会話レッスン」で実践! また、これまでに習ったことをオンライン会話レッスンで実践可能! 専門の指導をうけた講師が英語のみで対応します。 好きな曜日・時間に予約でき、変更もOK 。だから気負わず、自宅でリラックスした状態でレッスンを受けられるのだそう。 「始める前は緊張していた息子でしたが、 講師の先生が盛り上げるのが上手 で安心しました。楽しく会話できたようで、本人の自信にもつながったと思います。息子は他にも習い事をしているので、 送迎がないのは本当にありがたい 。自宅でどういうふうに学んでいるのか確認もできるので、安心です」 レッスン内容を動画で見てみよう ■続けることが苦手だった通吾くんに変化が! 実は通吾くん、学習の習慣化がうまくいっておらず、3年生に上がったとき一時的に成績が下がってしまったそう。 「とにかく『続ける』のが苦手だったんですね。だから、15分という短い時間で楽しく学べる<Challenge English>は、学習の習慣化のいいきっかけになりました。今では、 毎朝起きるとまず<Challenge English>で学んでいます 。そのあと、計算や漢字のテキストをやるという朝学習が習慣になりました」 当初は空き時間に学習するというスタイルでしたが、なかなか定着しなかったそう。それを 朝学習にすると考えたのは、なんと通吾くん自身なのだそう! 毎日英語の学習を続けられていることが、他の部分にも良い影響を与えているのかもしれませんね。 「英語はずっと続けていってもらいたいので、これからも無理なく楽しんでほしいです」 そう語る宇高さん。長女の有咲ちゃんもときどき、通吾くんのタブレットを覗き込んでいるそう。 そして、英語に限らず自宅学習を検討しているママに朗報が。 「進研ゼミ 小学講座」でも<Challenge English>の一部のレッスンが利用可能 。「話す」で紹介した<Challenge English>でも人気のスピーキングレッスン(音声認識を使った外国人講師との英会話疑似体験)を年に3回利用できるんです。 4教科+英語を自宅で学べるようになるうえに、年に1回、受講費内でGTEC Junior Online(※)が受けられるので、4技能の実力を測ることができるようにもなります。 (※ベネッセが提供する小・中学生のための英語4技能検定「GTEC Junior」をベースにした、簡便に4技能を測れるアセスメント) 「娘も興味を持っているようなので<Challenge English>を受講する予定です。『進研ゼミ 小学講座』でもレッスンが利用できるようになるなら、まずそちらで試してみてもいいかなと考えています」 話せるようになるためには、毎日続けることが大切な英語学習。お子さんはもちろん、親にもうれしい仕掛けがいっぱいの<Challenge English>なら、どんなご家庭でも無理なく英語に取り組めそうですね。 4月スタートのしめ切り日と受講費は? <Challenge English>を詳しく見る! 「進研ゼミ 小学講座」も追加料金なしで英語学習ができるように!>> PR:株式会社ベネッセコーポレーション
2018年02月19日忙しい日常を過ごしていると、子どものちょっとしたいたずらにイライラしてしまうもの。つい大きな声で怒ってしまっては反省の繰り返し……というママも少なくないはず。そんな子育て中のストレスを少しでも軽減できる方法はないのでしょうか? 今回、幼稚園経営などを手がける教育活動家のいぬかい良成さんに、子育てがちょっとラクになるヒントを聞きました。 教育活動家のいぬかい良成さんは、それまでのご自身の教育メソッドをまとめた著書『子どもは「悪い子」に育てなさい 天才児が育つ7つの習慣』を2016年に上梓。このタイトルに驚く方も多いかもしれません。だって、誰でもわが子には「良い子に育って欲しい」と願うものですよね。 いぬかいさんが著書の中で言う「悪い子」とは、なにも暴力をふるったり非行に走ったりする子どものことではありません。いったいどういうことなのか、詳しくお話を伺ってきました。 ■子どもを「悪い子」に育てるワケとは? いぬかいさんは、親の言うことを聞かず「悪い子」と呼ばれる子どもであっても、自分の考えを貫いて自己表現できる子にこそ、未知の可能性が潜んでいると考えます。自分の興味のままに突っ走れる子や、自由な発想や独自の考え方が出来る子……。大人の思う「良い子」に育てようと型にはめてしまっては、子どもは育ちません。 とはいえ、毎日のあいさつや履物を揃えるなどの“マナー”はしっかり教えましょう。土台となる生活習慣を身につけたうえで、子ども自身が自分で考えられるように親が促す。これが自立した子どもを育てるのに大切なことなのです。 ■ヒント1 「怒る」のではなく「叱る」ってどういうこと? しかし、子育てとは思い通りにならないことの連続。つい大きな声で「なぜ片付けられないの」「どうして食事中に遊ぶの」などと怒ってしまうことも……。どうすれば冷静な声かけができるのでしょうか? いぬかいさんによれば、怒るというのは、自分の感情をそのまま子どもに向けている状態とのこと。 「子どもと会話ができるようになっていれば、“なぜできないか”ではなく、“どうやったらできるか”を聞いてあげてください。起こってしまった出来事に対して“なぜ”と問われても、子どもは答えられません。しかし、親がアドバイザーとして、今後はどうやっていくかを促せば、自分で答えを出せるはずです」。 なぜ=whyではなく、どうすればできるか=Howを聞く。自分で出した答えなら、できるかどうかは分からないまでも、達成するための努力をするはずです。答えを促す声かけが“叱る”ということ。 ■ヒント2 子育て中の“イライラ”はちっとも悪いことじゃない ストレスがたまっていたり、疲れていたり。親だからといって、いつも冷静な声かけができるわけではありません。いぬかいさんは、子育て中のママ100人にアンケートを取ったことがあるそうです。すると、なんと100%のお母さんが子育て中に何らかのストレスを抱えていると回答しました。 「子どもの寝顔を見ながら、怒ってイライラをぶつけてしまったと自分を責めて泣いてしまう人もいるでしょう。でも、そうではなく、イライラも自分の感情のひとつだと認めてください。イライラを悪いものだと捉えると、もっと苦しくなってしまいます」。 イライラしたのは仕方がない、あの時はそういう感情だったと受け止める。それが結果的にマイナス思考を遠ざけ、自分自身の状態を整えることにつながるのです。 ■ヒント3 自分を大切にすること 子育て中に限らず、イライラやマイナスの感情は、自分自身が整ってないから発生します。自分を大切にすれば、そのベクトルが自然と子どもに向くといぬかいさんは言います。 「自分をもっと愛してください。みなさん、子どものことを愛しているかと聞くともちろんと答えます。でも、同じように自分も大事にしてください。カラカラの乾いた自分にならないように、なんでもいいから夢を持ってください」 子どもへの接し方にちょっと余裕がないな、イライラしているなと思ったときは、まず自分が楽しく過ごせているかどうか考えてみませんか。親が幸せを感じていれば、子どもも幸せになれるはずです。 いぬかい良成さん 学校法人SEiRYO学園 理事長・日本ペアレンティング協会 代表理事 1968年、東京都太田区生まれ。世界十数カ国の教育現場から実際に学び、イタリアの「レッジョエミリア・アプローチ」や日本の「おもてなしの心」などを取り入れる。「SEiRYOメソッド」を確立。著書に 子どもは「悪い子」に育てなさい 天才児が育つ7つの習慣 (サンクチュアリ出版)。
2017年12月26日