1982年東京都生まれ。上智大学外国語学部英語学科卒。在学中、スコットランド出身のバンド「ベル・アンド・セバスチャン」が好き、というミーハーな動機でスコットランドに一年間留学。卒業後、リクルート、編集プロダクションを経てフリー。趣味はプロレス観戦。写真はヨシヒコ選手(DDTプロレスリング所属)と撮影会にて。
2015年9月から連載していた「ムギ子のまじぽん使える英会話」が、今回からリニューアルすることになりました。題して、「ムギ子の映画deえいご」。アラサーのわたくしが、映画のなかから「ヤバい! この台詞、ヤバい!」と胸に刺さった表現を紹介していきたいと思います。皆さま、どうぞお付き合いください。
大学のとき一年間、スコットランドに留学しました。「スコットランドって何語?」とよく聞かれるのですが、英語です。ただ、なまりがかなり強く、留学初日、“Hello”すら聴きとれないという絶体絶命のピンチに。 アパートのワンフロアで、スコットランド人4人、アメリカ人2人、そして日本人のわたし、計7人の共同生活。どうにも逃げられない英語漬けの生活の中で習得した、“まじぽん使える英会話”をお届けしていきたいと思います。どうぞお付き合いくださいませ。
ハロージャパン! ライターの尾崎ムギ子です。 言葉ってむずかしいな、とつくづく思います。ついうっかり相手の地雷をふんでしまうと、「そんなつもりじゃなかった」では通らず、修復不可能になる場合もあります。 …ハア。つらたん。 ■第10回:絶対にまちがってはいけない英語 日本語でも失言するくらいですから、英語なんて失言のオンパレードです。でも、まちがいを恐れていては上達しません。上達するには、まちがえるしかないのです!(…と、先日なぐさめられました) しかし、なかには「絶対にまちがってはいけない英語」もあります。 スコットランドは、同性愛者が多い地域。カミングアウトしている人が多いだけかもしれませんが、割合でいうと10人に1人がゲイだそうです。留学中、ゲイの友だちにイケメンの話をすると、必ず聞かれたのがコチラ。 Is he gay?(その人、ゲイ?) 対する、わたしの史上最悪な答えがコチラ。 No, he is normal. …ブチギレられました。そりゃ、当然です。'normal’(ノーマル)は、「正常、健全」を意味するので、「じゃあ、ゲイはノーマルじゃないってこと!?」という話です。「ゲイではない、異性愛者」の意味で広く使われる単語は、’straight’(ストレート)です。 いま思うと、まちがってはいけないどころか、殺傷事件に発展するレベルのミスでした。もちろん悪気はなかったのですが、わたしの悪気の有無はどうだっていいですよね。ゴメンナサイ…。 “I’m sorry” の響きが、やけに涙を誘う今日このごろでございます。 【本日のまとめ】 「異性愛者」は、straight(ストレート) ※normalは絶対にアウト!
2015年11月05日ハロージャパン! ライターの尾崎ムギ子です。みなさま、いかがお過ごしですか? 我が家は風呂釜が壊れまして、マンションの管理会社から銭湯代を支給されて銭湯通いをしています。 半身浴に命を賭けているわたしには、つらい日々です。うう…。 ■第9回:「ターゲット1900」以上の英単語の覚え方 大学受験をしているころ、予備校で「英単語10,000語講座」を受講しました。英単語集『ターゲット1900』が受験のスタンダードだと言われているなか、10,000語というのは狂気の沙汰としか思えません。 いまとなっては、そのときに覚えた10,000語もほとんど忘れてしまいました。そのなかで、「これだけは忘れない」という単語が2つあります。 “fetus”(胎児)と、“embryo”(胎芽)です。 ちなみに、「胎芽」というのは受精後8週未満の胎児のことを言います。 「この単語は一体、いつ使うんだろう?」と当時は疑問に思っていたものですが、その後の留学先で、思いがけなく頻繁に使うことになったのでした…。 「fetus」というあだ名の友だちができたのです。 なぜfetusと呼ばれていたかというと、見た目が胎児に似ているからです。最初、「なんてひどいあだ名なんだ!」と驚きましたが、確かに胎児以外のなにものでもない顔をしていました。 センスがいいのか悪いのか、よく分からないあだ名というものはたくさんあります。「ファッション」というあだ名のコの由来は「名字がしまむら」だからで、「そば屋」というあだ名のコは「実家がそば屋」だからでした。 わたしは「ムギ子」と呼ばれています。ときには「ムギちゃん」とかわいらしく呼ばれることも。実際のわたしはムギちゃんでもなんでもなく、りかちゃんです。 【本日のまとめ】 あだ名で覚えよう、英単語10,000語。
2015年10月22日ハロージャパン! ライターの尾崎ムギ子です。 編集部Sさんに、「つぎはプロレスネタでいきたいのですが…」と相談したところ、「ついにプロレスがくるのですね」と、すでに腹をくくってらっしゃいました。ですので、今回は満を持して、大好きなプロレスについてです。やったー! ■第8回:プロレスのマイクパフォーマンス Sさんはまだプロレス観戦したことがないそうで、「スカッとするものですか?」と聞かれました。…ハイ! 最高にスカッとします! 目の前で人がクルクルっと宙を舞うと、思わず手を合わせて「アーメン」と拝んでしまいます。 意外かもしれませんが、プロレスは英語学習に最適です。それは、外国人選手のマイクパフォーマンス。今年5月、ケニー・オメガが調印式で、相手選手を挑発してこう言いました。 “I’m tired. I’m hungry. I’m bored.” 「疲れた、お腹が空いた、退屈」だと、ちょっと違う気がしますよね。プロレスの調印式で「お腹が空いた」なんて、駄々っ子ですし。めっ! この場合、hungryは「お腹が空いた」よりも、「飢えている」のほうがしっくりくると思います。といっても、ご飯ではなく、“自分を刺激する相手”に飢えている。刺激を求めるのがプロレスラーなのです。イヤァオ!(…は、中邑真輔選手の決め台詞です。) わたしのイチオシ外国人レスラーは、トンガ出身のバッドラック・ファレ。193cm、145kgの大男です。ヒール(悪役)で一見悪そうな感じですが、動きが可愛らしく、優しい目をしています。 SNSによく動画を投稿していて、この間は、コンビニから出てきた人を“Keyboard warrior!”(ネットに悪口などを書き込む人)と言って、いきなりぶん殴っていました。 「ファレと結婚したら楽しそう~」とプ女子な妄想をしたこともあるのですが、両国国技館の最前列で生ファレを見たら、想像以上にbig and scary(デカくてコワい)で、「夫婦喧嘩で殴られたら死ぬな…」と思い、諦めました。 みなさまもぜひ一度、試合を観戦してみてくださいね。 新日本プロレスワールド などの動画配信でも面白いですし、生で見ると人生観が変わるかもしれませんよ。 んー、大好きです! プロレス! 【本日のまとめ】 バッドラック・ファレに見つかったら、bad luckな結末に。
2015年10月20日ハロージャパン! ライターの尾崎ムギ子です。みなさま、いかがお過ごしでしょうか? わたしは最近、めっぽう物忘れがはげしくて困っています。 先日、スーパーのレジで財布がないことに気づき、家に取りに帰ったら財布はカバンに入っていて、またスーパーに行ってレジに並んだら、財布の中身は空でした。 サザエさんよりも愉快なムギ子でございます。 ■第7回:「忘れていた」はなんて言う? 今回は、そんなサザエさんとわたしにぴったりの単語‘forget’についてです。 学校では「忘れる」と習います。「忘れた」なら、 I forgot English.(英語を忘れました。) …わたしのことではありません! …ち、ちがう! では、「忘れていた」はなんて言うか? これ、ちょっと迷いませんか? 「~していた」は、過去進行形。…ということは、I was forgetting!? 「現在まで忘れている状態がつづいている」 …ということは、I have been forgetting!? 正解は、シンプルに過去形‘forgot’です。 I forgot that I had an appointment today.(今日約束があったの忘れてた。) …わたしのことではありません! …わたしは全部ちゃんと覚えています! 「忘れていた」は、「(過去に一回)忘れた」と同じことです。…といったことは深く考えず、そのまま覚えてOKです。くれぐれも、日本語の「~していた」に引っ張られないようにしましょう。 サザエさんに教えてあげたい英語表現、ナンバーワンです。ちゃーん! 【本日のまとめ】 「忘れていた」は、「忘れた」と同じ‘forget’。
2015年10月13日ハロージャパン! ライターの尾崎ムギ子です。 秋めいてまいりました。 ご飯が美味しくてたまりません。もうご飯のことしか考えられない。あと、ダイエット。ご飯のことと、どうやったら痩せるかについて、延々と考えています。ほかに考えることないのかな、ということも考えています。 ■第6回:ダイエットと女子の慰め合い さて今回は、ダイエットにまつわる英語表現をご紹介したいと思います。 I've gained 8 kilos in a year.(一年で8キロ太りました。) …わたしのことです。 「なんでそんなに太ったの?」と聞かれても、とくに理由はなく、ただ太ったんです。しいて言うなら、ストレスでしょうか。漠然とした膨大なストレス。 10年前、留学先のスコットランドで、人生最大級に太りました。スコットランド料理のレストランでウェイトレスのアルバイトをしていたので、フィッシュ・アンド・チップスも、ハギス(スコットランドの伝統料理)も食べ放題。イギリスはご飯がマズいと言われますが、スコットランド料理はすごく美味しいんです。 ここぞとばかりにバクバク食べまして、“I got fat.”(太った。)が口癖になりました。 「太っちゃった…」「えー、ガリガリじゃん」「そんなことないよぉ」という、女子の慰め合いは万国共通です。“I got fat.”と言うと、スコティッシュの友人が励ましてくれました。 You are skinny.(ガリガリだよ。) 「…う、うん」と、思わず、“Yup…”と肯定してしまったのは、彼女がケタ外れに、‘obese’(太りすぎ)だったからでした。 名前はローラ。かなりボリューミーな体型のローラですが、愛情もボリューミー。あまりにも親切なので、最初、宗教に勧誘されるんじゃないかと思ったほどです。 ローラの大きな体は、愛情の大きさをあらわしています。商品サイズを無視したAmazonのバカでかい箱のような、愛です。愛。 【本日のまとめ】 “I got fat. ”(太っちゃった)と、“You’re skinny.”(ガリガリだよ)は女子の万国共通定型文。
2015年10月06日ハロージャパン! ライターの尾崎ムギ子です。 「ハロージャパン」というのは、マイケル・ジャクソンの物まねをしているマイコーりょうさんの決めゼリフです。わたしが突然、言い出したわけではありません。念のため。 先日、とってもエクセレントなことがありました。 南海キャンディーズ・山里亮太さんの著書『 天才になりたい (朝日新書) 』のブックレビューを書いたところ、なんと山里さんご本人がTwitterで記事をリツイートしてくださったのです…! ありがたき幸せ…! 種明かしをしますと、トークライブのアンケートに「記事読んでください!!!!!!!!」と書きまして、そりゃあ、読まないわけにもいかないよね、ということでした。 ■第5回:共犯関係を築く このライブのタイトルは、「山里亮太の140」。年に数回、不定期で開催されています。 140というのはTwitterの文字数のことで、山里さんが自身のTwitterを振り返るという趣旨です。「え…そんなことまで言っちゃって…大丈夫なの!?」と、思わず心配してしまう発言もあるのですが、これが大丈夫なんです。 なぜならお客さんは、「ドアを開けるとライブで聞いたことは“すべて忘れる”魔法」にかかるからです。 ドアを開けると“すべて忘れる”… すべて忘れ… …るはずはなく、バッチリ覚えています。なんなら抱腹絶倒な一言一句、忘れまいと脳の海馬に刻みこんでいます。 このダブルクォーテーションマーク(“……”)は、「こうは言うけど、実際は違う」ということを暗に示しています。英語圏では、「air quotes(エアークォーツ)」といって、該当箇所を指で「ちょんちょん」とジェスチャーします。 You'll be under a spell of "forgetting everything” once you open the door, right? (ドアを開けたら、“すべて忘れる”魔法にかかりますよね?) 日本語でも、「言わないでください」より、「“忘れ”ますよね?」のほうが、威圧感があって効果的です。 実際にこのライブ、2011年6月のスタート以来、一度も内容が外に漏れたことはないそうです。ひとえに、山里さんとお客さんとの間に「共犯関係」が成立しているからだと思います。あの空間で一緒に笑ったからには共犯者、という。 そうなると、「次も見届けたい」という心理が働きまして、わたしは今年の大みそかも「山里亮太の140~カウントダウン~」に行く予定です。ひとりで行きますが、全然さみしくなんかありません。ほんとうです。 今年も残すところ、あと三か月。 早いんだか遅いんだか、判断しかねる微妙な時期ですね。 【本日のまとめ】 言外の意味を込めるには、“……”を、指でちょんちょん、とジェスチャー。
2015年09月29日みなさま、こんにちは。ライターの尾崎ムギ子です。ハロージャパン! 「英会話より、“まじぽん”について教えてよ」と言われる今日この頃。それだけは教えられません! ミステリアスなムギ子をどうぞよろしく。 ■第4回:実のない会話 先日、映画『トレインスポッティング2』の製作が発表されました。主要キャスト4人のスケジュールが合い次第、撮影が始まるそうです。前作の舞台は、スコットランド(おそらく2も)。スコットランドに留学していたわたしは、懐かしくて涙がぽろり…。 そこで今回は、『トレインスポッティング』のなかから、お気に入りのシーン(favorite scene)をご紹介します。 ナイトクラブで、女性2人組と男性2人組が、それぞれ声を揃えて質問しあうシーンです。 ♀:“What are you talking about?”(なんの話してるの?) ♂:“Football.”(サッカー。) ♂:“What are you talking about?”(あんたたちは?) ♀:“Shopping.”(ショッピング。) …なんて実のない会話! わたしも以前、日本人の友だちと2人で話しているとき、外国のかたから“What are you talking about?”と聞かれたことがあります。そのときは、こう答えました。 “Nothing.”(なんでもないよ。) 「なんでもない」「大した話じゃない」は、“Nothing.”といいます。もしくは、“It’s nothing.”とか、“Nothing, really.”とか。英語で説明するの、難しいなあ。面倒だなあ。正直しんどい。そんなときは、“Nothing.”で誤魔化しましょう。 ちなみにこのとき、なんの話をしていたかというと、「食べるって素晴らしいよね」という、ほんとうに大した話じゃない話をしていました。Eating is wonderful! もうすぐ食欲の秋ですね。 【本日のまとめ】 実のない会話には、“Nothing.”(なんでもない)。
2015年09月22日みなさまこんにちは。はじめましての方、はじめまして。ライターの尾崎ムギ子です。 第1回「レッチリ問題」 について、間違いの指摘がありました。 「レッド・ホット・チリ・ペッパーズの略は、レッチリではなく、チリ・ペッパーズ。って、レッドしか略せてないじゃん!」と書きましたが、「いや、ホットも略してるよね」と…。申し訳ないので切腹します。 というのはジャパニーズジョークですが、大いに反省しつつ、今回もまじぽん使える英会話、お届けしたいと思います。 ■第3回:“buy”の取説 スコットランドでの共同生活。スーパーへ行くとき、フラットメイトに「なにかいる?」“Do you need anything?” と聞いたところ、牛乳やら野菜やらお肉やらを頼まれました。「じゃあ、買ってくるね」というつもりでこう言いました。 I’m buying. すると、フラットメイトは驚いて、「ノーノー!」 Save the money.(貯めておきなよ。) …は? 一瞬、意味がまったく分かりませんでしたが、「お、おう。」と返事をして、その場はやり過ごしました。あとで辞書を引いて、アイタタタ。 “buy”(買う)のもう一つの意味。それは、「おごる」でした。フラットメイトが遠慮したからよかったものの、うっかりスーパーで大量の食材を買う羽目になるところでした。 用法としては、「buy + 人 + 物」で、「(人)に(物)を買ってあげる、おごる」です。 例)Let me buy you a drink.(1杯おごらせて。) 「おごる」はほかにも、“I’ll treat you.”、 “It’s on me.”といった表現もできます。 ちなみに英国では、パブ(飲み屋)で飲んでいるとき、「グラスが空になったら、次の人がその場の全員のお酒をおごる」という風習があります。みんなが飲み終るか終わらないかの絶妙な頃合を見計らい、 “It’s my turn.”(わたしの番。) と言って、サッとお財布を出します。…なんてスマートなわたくし! 割り勘という文化は、海外ではあまりない気がします。 いますけどね、1円単位で割り勘しようとする人。“my turn”になるとタイミングよく尿意をもよおす人。そういう人は、日本以上に嫌われます。シビアな英国カルチャーでございます。 【本日のまとめ】 “buy”は「買う」および、「買ってあげる(おごる)」。
2015年09月15日はじめましての方、はじめまして。ライターの尾崎ムギ子と申します。 第1回「レッチリ問題」 読んでくださった方、ありがとうございます。まだだよという方、よろしければぜひ。 レッチリのボーカリスト、アンソニー・キーディスの似顔絵も描きました。あれはとくに求められていなかった気がしないでもないですが、今回もまじぽん使える英会話、手探りでお届けしたいと思います。 ■第2回:“Sure”にムカっ腹 スコットランド留学中、フラット(英国ではアパートのことを「フラット」といいます)のワンフロアで、スコットランド人、アメリカ人との共同生活。 食事はべつで、各自キッチンで料理をしたり、お菓子を買って食べたりしていました。リビングが共有スペースのため、一人でむしゃむしゃ食べるのもケチくさいですから、フラットメイトに「ちょっと食べる?」と聞きます。 You want some? すると返事は、 Sure. …ハア? もちろん? なに様ですか? こちらとしては、「いいの? ありがとう」くらいを想定しているので、「もちろん」ならあげないよ。欧米人ってずいぶんと横柄なのね。若干、険悪ムードになりました。 しかし… あまりにもいろんな人から頻繁に“Sure.”と言われるため、さすがに引っ掛かりまして、辞書を引いたところ、‘sure’の意味は「もちろん」以外に、「はい」。 “Yes.”と同じ、もしくは「はい、ぜひ」というニュアンスだったのでした。横柄だなんて言ってごめんなさい。お菓子もうひとつあげるね。 Could you keep reading this column?(まじぽん英会話、これからも読んでくれますか?) Sure.(はい。) ほんとですか! ありがとうございます! 【本日のまとめ】 “Sure”は、ただの“Yes”を意味する場合も。
2015年09月08日はじめまして、ライターの尾崎ムギ子と申します。エンタメ系のインタビュー記事を中心に執筆しております。 このたび、ウーマンエキサイト編集部よりコラム連載のお話をいただきまして、「ようやく仕事が認められた!」と思いきや、「たまたまブログを見た」とのことで、あ、仕事は関係なかったんだ、と…いえいえ、ありがたい限りでございます。 さて、連載テーマは「英会話」です。 大学のとき一年間、スコットランドに留学しました。「スコットランドって何語?」とよく聞かれるのですが、英語です。ただ、なまりがかなり強く、留学初日、“Hello”すら聴きとれないという絶体絶命のピンチに。 アパートのワンフロアで、スコットランド人4人、アメリカ人2人、そして日本人のわたし、計7人の共同生活。どうにも逃げられない英語漬けの生活の中で習得した、“まじぽん使える英会話”をお届けしていきたいと思います。どうぞお付き合いくださいませ。 ■第1回:レッチリ問題 先日、「レッチリのベーシストが養蜂にハマっている」というニュースがYahoo!トピックスになりました。自宅で蜂を18万匹以上飼育しているそうです。養蜂の相場が蜂何匹かわからないのですが、18万匹というのはただならぬ感じがします。 レッチリとは、アメリカの大人気ロックバンド『Red Hot Chili Peppers』のこと。留学中にレッチリが流れたとき、この曲好き! I like this song!…ん? レッチリって英語でなんて言うんだ? 「レッチリ」と発声しようとして、ふと違和感を覚えたのです。「ゥレッチィリィ」と巻き舌にしたら余計おかしい。えー、なんだろう? レッチリじゃなくて? レッホッチッ的な? 正解は、Chili Peppers(チリ・ペッパーズ)でした。 …なんだそれは! 大して略せてないじゃないか! レッチリはレッチリだ! と、激オコのわたくしはドヤ顔でこういいました。 “We say レッチリ in Japanese.” (日本語ではレッチリって言うんだよ。) …してやったり、でございます。 このような攻めの姿勢は、けっこうよろこばれたような気がします。日本人は大人しいと思われているので、たまに強気に出ると「おお!」っとなるみたいです。ギャップ萌えというやつですね。 英語圏は「ウィットに富んでナンボ」の文化ですので、攻め気を忘れずにガンガン自己発信していきましょう。 【本日のまとめ】 レッド・ホット・チリ・ペッパーズの略は、「レッチリ」ではなく「チリ・ペッパーズ」。
2015年09月01日