「電車大好き」な兄と「働く車大好き」な弟、二児のおかんです。 姉妹で育ったおかんには未知なる男の子育児…。 日々、観察しながら子どもたちのこと、わが家の日常を イラスト・マンガにしてInstagram(@na.no.hanako)にアップしています。
年始に「健康で乗り切る」という目標を掲げた矢先、夫がコロナに感染。自宅療養中にあってよかったもの、大変だったこと、回復後の夫の後遺症のことなど、体験したことを綴ります。
本記事は、2021年1月頃の体験談です。時期や地域、ウイルスの種類によって対応が異なる場合があり、すべてのケースに当てはまるものではありません。感染した際は各自治体のルールに基づいて行動してください。 ■前回のあらすじ 軽症のため、自宅療養となった夫。家庭内隔離中に気を付けた感染対策や、あって良かったものは…。 大変なことはいくつもあったけど「いつ悪化するか分からない」「いつ自分たちも感染するか分からない」この恐さを常に感じていたことが1番しんどかったです。体調の変化に敏感になり、少しノドが痛いだけで「もしかして…?」と不安になってピリピリしていた毎日でした。 そんな中、支えになったのは家族や友だちでした。子どもたちとしか接しない日々だったので、大人と話せること、不安を打ち明けたり相談できることが嬉しかったです。とくにわが家は近くに親戚がおらず、私まで倒れてしまったらどうにもならない状態だったので「なにか足りないものあれば買ってくるよ!」と言ってくれた近所のママ友たちの存在は心強かったです。 家族がコロナになったなんて言ったらどう思われるんだろう…? という不安も少しだけありましたが、こちらが申し訳なくなるほどに心配や気遣いをしてくれて、長い自粛期間中、とても支えられました。 なかなか言いづらいことではありますが、可能な範囲で誰かに助けを求めたり、つながりを持っておくということは大事かもしれません。 あとは、2人の子どもたち。 だれにも頼れないワンオペ生活はなかなか大変でしたが、つい気持ちが落ち込みがちになる中、いつも通りの子どもたちのふるまいに笑ったり怒ったりして救われることもありました。 長男は私が夫の食事を配膳するたび、手づくりのお届け伝票や手紙を添えてくれ、次男は両手がふさがっている私のためにドアを開けてくれるようになりました。 夫はもらった手紙をそれは喜んで、ホテル療養のときは子どもたちの動画を繰り返し見ていたそうです。手紙で約束したとおり、家に戻っていっぱい遊べるようになったことは本当に幸いだと思います。 夫の後遺症、その後の症状です。 肺は以前のような動きを取り戻したようで、ランニングのタイムも更新できるようになりました。でも、嗅覚の方は4ヶ月経った頃になって異臭を感じるように。 「どういう経過をたどるのか分からない」これが前例のない、未知の病気の怖さなんだなと感じます。 現在はほぼ元通りの生活ができていますが、ものによっては以前はしなかった異臭を感じるものがあるそうです。 この体験談が少しでも役に立っていただければ幸いです。 お読みいただき、ありがとうございました。 ※本記事はあくまで筆者の体験談であり、症状を説明したり、医学的・科学的な根拠を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。 ※この体験記の時期とは、ウイルスの種類や感染力も変化している可能性があります。最新のウイルスの情報や、感染予防対策をご確認ください。 参考: 新型コロナウイルス感染症について/厚生労働省
2021年09月23日本記事は、2021年1月頃の体験談です。時期や地域、ウイルスの種類によって対応が異なる場合があり、すべてのケースに当てはまるものではありません。感染した際は各自治体のルールに基づいて行動してください。 ■前回のあらすじ 夫のコロナウイルス感染が発覚。軽症と診断されましたが、戦々恐々とした日々を送ることになり…。 夫が体調を崩してすぐ、部屋を分けたりはしたものの「いつもの風邪なんじゃないか」と思っていたし、夫がPCR検査を受けたあとも「陰性が出るまでの辛抱だ」と思っていました。 そんな具合でしたから「陽性だった」と夫からメッセージが入ったときは、しばらく子どもたちの声が耳に入ってきませんでした。 基本的に家族以外と会うことはなかったので、この時期に接触があったのは子どもたちの通う幼稚園、保育園のみでした。園にはすぐ連絡をいれましたが、電話越しに若い先生が思わず「ヒッ…」と怯えた声を出したのが聞こえて「とんでもないことになってしまった…」と頭が真っ白になりました。 その後、私たちも検査を受けに病院に向かいましたが、子どもたちの検査結果が出るまで気が気ではありませんでした。 その夜はご飯を作る気力がなく、ストックしてあったレトルトカレーを出したら、子どもたちがえらく喜んで「おいしいねぇ、おいしいねぇ」とニコニコ笑っていて。 それに少しだけ救われた気持ちになったのを思い出します。 「陽性」の結果が出たものの、軽症ということで自宅療養になった夫。この発症後2、3日あたりの症状が1番きつかったように思います。高熱と強い倦怠感から食事がとれず、聞き取れないほどの声枯れをしていました。 家庭内で隔離をしていたので、コミュニケーションは基本、テレビ電話でとっていましたが、夫の具合が悪いときはドア越しに様子を伺うことしかできず、状態が分からないことがまた不安を募らせました。 自宅待機中、お世話になったものといえば「ネットスーパー」。日頃から利用していて、使い勝手はわかっていたのでストレスもなく、いつも通りの食生活を確保できることへの安心感は大きかったです。 あとできることと言ったら「バランスのいい食事をとって、よく寝る!」これくらいでした。 ※ここに記載したことはすべて、当時のわが家のケースです。時と場合によって、また、住んでる地域や条件等で対応は異なりますので、あくまで一例としてご覧ください。 参考: 新型コロナウィルス感染症 陽性だった場合の療養解除について(PDF) 自宅療養の生活が1週間ほど続いた頃、軽症者ホテルに空きが出て入室できることになりました。基本的にホテルでの生活も「部屋に閉じこもって療養」なので自宅療養と変わりません。ただ、ホテルの部屋は木造の自宅より暖かく、シャワーやトイレを気を遣うことなく使える環境は思った以上に快適だったそう。 また、常駐の看護師さんが毎日、電話で温かい言葉をかけてくれて、それが励みになったと夫が話していました。大変お世話になり、ありがとうございました! 退室日は車でホテルまで、夫を迎えにいきました。感動の再会…といきたいところですが、家に帰ってひと通り消毒をしてから「無事でよかった!」と家族みんなで抱きあいました。夫とまともに向かい合ったのはおよそ10日ぶりのことでした。 子どもたちの園には、状況が変わるたびに連絡をいれていましたが、自宅待機期間や解除基準についての理解は一般的に浸透してはいないし、私の説明だけでは受け入れる側として不安なところはあっただろうなと思います。 「コロナ差別」もある中、理解を示し子どもたちをあたたかく迎え入れてくださった先生方には本当に感謝しています。 復帰してしばらくしてから、夫の嗅覚が弱くなっていることが判明しました。後遺症です。肺周りの筋肉がうまく働いていない感覚もあったそうです。 ※本記事はあくまで筆者の体験談であり、症状を説明したり、医学的・科学的な根拠を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。 ※この体験記の時期とは、ウイルスの種類や感染力も変化している可能性があります。最新のウイルスの情報や、感染予防対策をご確認ください。 参考: 新型コロナウイルス感染症について/厚生労働省 次回に続く「ウチのコロナの話」(全3話)は17時更新! ※掲載内容に誤りがありましたため、2021年9月24日に訂正いたしました。
2021年09月22日本記事は、2021年1月頃の体験談です。時期や地域、ウイルスの種類によって対応が異なる場合があり、すべてのケースに当てはまるものではありません。感染した際は各自治体のルールに基づいて行動してください。 こんにちは、菜ノ花子です。実はわが家のおとん(夫)…コロナに感染したんです。 当時はどうなるのか先が見えず、漫画に描くなんてできる状態じゃありませんでした。でも、おとんも元気になりましたし、わが家が経験したことを公にすることで、なにかちょっとでもお役に立てることがあるのなら…とそんな気持ちで描くことにしました。 誰かを不快にさせないだろうか、など、そんなプレッシャーもあるのですが、参考になることがあれば幸いです。 この漫画のようなやりとりがあったのは発症2、3日目あたりだったのですが、自分がこれからどうなるかも分からない中で「漫画に描いていいからね」と発言をするおとんは、やっぱりメンタルが鬼強いと思いました。 コロナのキツさは夫本人しか語れないので、私は私が語れることを描いていこうと思います。 夫の発症から復帰までの流れと、その期間に経験したこと、知ったことなど、濃厚接触者になった私たちの視点・暮らしに重きをおいた内容になるかと思います。 ※本記事はあくまで筆者の体験談であり、症状を説明したり、医学的・科学的な根拠を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。 ※この体験記の時期とは、ウイルスの種類や感染力も変化している可能性があります。最新のウイルスの情報や、感染予防対策をご確認ください。 参考: 新型コロナウイルス感染症について/厚生労働省 次回に続く「ウチのコロナの話」(全3話)は17時更新!
2021年09月21日