パパと息子が大好きな新米ママです。家族三人で仲良く暮らしています。育休夫にモヤっとしたはなしをInstagramで連載中。 @tumutumuo
絶賛イヤイヤ期真っ只中の娘の育児をワンオペで日々頑張っている主人公・キリ子。夫・ナス夫の家事育児能力は皆無で、何を頼んでも失敗ばかり。思わず「1から10まで説明させんなよ!」と叫びたくなってしまうキリ子はストレスが溜まる一方ですが、ある日ひょんなことからぎっくり腰になってしまい…!
主人公・マチ子は恋人ブン太と結婚を前提に同棲することに。ブン太が決めた同棲のルール、それは家事も生活費もすべて半分にすること。最初は問題なかったが、妊娠後もブン太は「半分ルール」を強要して…!?
ある日突然、知らない子どもを預かってほしいと頼まれた母親。やむを得ず承諾するが、なかなか親が戻って来ない! どうやら自分は託児所扱いされたようで…!? 他人に子どもを預け放置する迷惑行為。新たな問題も発生し、トラブルは解決するのか?
中学受験専門の進学塾で、成績1番の良子がいじめに遭ったことが発覚。同じクラスのツム子は、身に覚えがないのに突然、いじめの加害者にされてしまい…。中学受験という極度のストレスを抱えた子どもたちのトラブルを、筆者の実体験をベースに描く。
まだ産後間もない主人公は夫と娘の3人暮らし。寝つきがあまり良くない娘の子育てに追われ、寝不足が続く日々。しかし、寝不足の原因は空気の読めない義母のせいでもあり…。
■これまでのあらすじ 中学を受験するため進学塾に通う小6のツム子は、担任の先生の思い違いでいじめの加害者と決めつけられてしまう。同じクラスで常に成績トップをキープしていた良子の机に入っていた嫌がらせのメモと、同じメモ帳をツム子が持っていたのが証拠だと言われたのだ。しかしツム子はやっておらず、先生に呼び出された別室で、半ば脅しのように罪を「認めろ」と言われてしまう。そんな先生が怖くて震え出すツム子だったが、なんとか否定。すると先生はツム子の家に電話する。しかし母は、帰宅したツム子の話を慎重に聞き、娘の話を信じることに。そして翌日、塾に行き先生と面談をするが、ハッキリした証拠もない中で娘を加害者呼ばわりした先生に憤慨。帰宅するとツム子に塾を辞める提案をするが、ツム子は嫌がる。そこで父に相談する母だったが、過保護と言われ夫婦喧嘩に発展。その様子に気づいたツム子は母が自分のせいで怒られていることに傷つき、何かあってももう母に話すのはやめようと決心するのだった。 ■平静を装うツム子 ■先生のウソに… 面談後から母は、先生には見切りをつけて、塾長と電話のやりとりをしていました。 母の要望もあり、担任の先生と母がふたりで話すことを避け、塾長が双方から話を聞いて、トラブルにあたってくれていたのです。 母は、塾長からも、ツム子からも「問題ない」と聞いて、安心したことでしょう…。 しかし実は、ツム子は先生から謝罪なんてされてもいませんでした。 もし言ったら大ごとになって、父親の耳に入り、最悪塾も受験も辞めさせられてしまうかも…と思ってしまい、言えなかったのです。 小学生には難しい選択だったはずです…。 次回に続く「あの日、私はいじめの加害者にされた」(全64話)は12時更新!
2024年05月07日■これまでのあらすじ 中学受験専門の塾に通っているツム子は最近成績上位のクラスに上がり、ついていくのに必死だった。そんなある日、同じクラスでいつも成績トップの良子の机から、良子を傷つける目的で書かれたメモが発見される。良子をひいきしていた先生は、このメモと同じメモ帳を持っていたツム子を加害者だと確信し、別室に呼び出し問い詰める。しかし、ツム子は潔白で否定。ツム子の言葉をまったく信じない先生はツム子の母に電話を掛けるが、母は最初こそ先生の言葉を信じそうになるが、帰宅したツム子の話を聞くうちに娘を信じるのだった。翌日、先生と面談するため塾に行ったツム子の母だったが、先生がちゃんとした証拠もなく娘を加害者と決めつけたのだとわかり、腹を立てる。こんな塾に通わせ続けるわけにはいかないと思い、ツム子に塾を辞めることを提案。しかし、ツム子は「やめたくない」と言い張る。そこで母は父に相談するが、塾を辞めさせるつもりがない父とケンカになってしまう。さらにそれを聞いていたツム子はいたたまれなくなり…!? ■中学受験を辞める…!? ■私がすべきことは… お母さんが怒られることも耐えがたいことなのに、これ以上言ったら中学受験を辞めさせるって…!? 父の恐ろしさを感じるツム子。 しかし、自分にできることは限られています。 「あの塾…、絶対辞めないようにしなきゃ」「何があっても、もうお母さんには言わないようにしよう」 ツム子は固く決心するのでした。 果たして、これから先生にいじめられる子どもが口を閉ざすと決めたらどうなるのか…。 次回、塾長から電話で…。 次回に続く「あの日、私はいじめの加害者にされた」(全64話)は12時更新!
2024年05月06日■これまでのあらすじ 小6のツム子は、中学受験を控え進学塾に通っている。しかしある日、同じクラスの優等生・良子が何者かによっていじめを受けていることが発覚。良子をえこひいきしていた担任の先生は、良子が受け取った悪質なメモと同じメモ帳をカバンに入れていたツム子を加害者だと決めつけ、別室に呼び出す。「おまえがやったんだろう」「早く認めろ」と脅されるように詰め寄られ、恐怖で震えるツム子だったが、身に覚えはなく必死に否定する。しかし信じようともしない先生はツム子の母に電話し、事情を話すのだった。一方、帰宅したツム子からじっくり話を聞いた母は、娘の話にウソがないと判断し、翌日塾に先生を訪ねることに。ハッキリした証拠もないの加害者に仕立て上げる先生のやり方に反論。さらに生徒の成績によって態度を変える人間性に憤怒し、ツム子に塾を辞める提案をするのだった。しかしツム子は塾を辞めることを拒否。そこで母は父に相談するが、父は「おまえは甘やかしすぎ」と言い、塾代についても母を非難し始め…。 ■両親がもめてる…? ■突きつけられた現実 ツム子は、両親の会話を聞いてしまいました。 「私のせいでお母さんが怒られている…。私が面倒を起こしたから、私のせいで…」 それに直接言われたわけではないけど、父の本音も知ってしまい、ツム子は悲しくなるのでした。 塾の件に限らず怒りっぽい性格のツム子の父。 母がツム子を甘やかしてることに怒ったのか、お金のことで怒ったのか、仕事でイライラしていたのか…。 本当のところはわからないけど、ツム子はこの夜、「勉強を頑張って早くこの父親から自立したい」と強く思うとともに、父のお金で塾に行かせてもらっている現実を、改めて認識したのでした。 この人から抜け出したいのに、自分は父のお金がないと生きていけないし、塾という贅沢もさせてもらっている。そんな矛盾が苦しかったのです…。 ツムママさんいわく、当時のつむ田家の経済状況でいうと、転塾できる貯金はあったそうです。 しかし、父はそれをさせたいとは思わなかったのです。 「本人が辞めたくないって言ってるのになんで辞めなきゃ(これ以上習い事にお金を払わないと)いけないの?」「辞めなきゃいけないほどのトラブルじゃないでしょ?」という感じだったのでしょうか…。 実際のところ、この塾を辞めるともう返ってこないお金もあったそうです(夏の合宿代や前期分のテスト代、テキスト代など)。 新しい塾に通うとなると、また新たに入塾料やその塾のテキスト、合宿、テストなど、さらにお金がかかるので、その点だけでも反対するのはわかります。 何にお金を掛けるのか? 家族が同じ方向を向いていないと、トラブルは起こりやすいですよね…。 次回に続く「あの日、私はいじめの加害者にされた」(全64話)は12時更新!
2024年05月05日■これまでのあらすじ 中学受験のための塾で、成績上位のクラスに上がったばかりのツム子は、担任の先生からクラスで1番成績優秀な良子をいじめた加害者とされてしまう。いじめなんてしていないのに、発見された良子への嫌がらせのメモと同じメモ帳を持っていたことが証拠だと言う。ほかに調査もせずツム子を加害者だと決めつけ、罪を認めさせようとする先生はとても恐ろしく、ツム子は否定するのだけで精一杯。そこでしびれを切らした先生がツム子の母に電話をして一方的にツム子がやったと話すと、母は帰宅したツム子の言葉に慎重に耳を傾け、娘は真実を話していると判断する。そして翌日塾に行き先生と面談するが、先生の根拠のない言い分や生徒を成績でしか見ていない様子に腹を立てた母は、ツム子に塾をやめるよう提案。しかしツム子は、これまで頑張ってやっと上のクラスへ行けたこと、さらにいじめをしていない自分がなぜ辞めなければいけないのかと、涙ながらに訴えるのだった。 ■母の報告に父は…? ■塾を辞めるなんてありえない!? 塾に限らず、習い事って高いですよね…。 物語には出てきませんが、ツム子には2歳上の姉がいて、同じ塾に3年通って私立女子中学校に入学していました。 つまり、ツム子の家の学費はとても大変なものだったのです…。 受験については、お父さんが反対派、お母さんは賛成派。 お父さんは反対派なのに通わせてくれて(だけど文句はたくさん言う)、学費を稼ぐために仕事もギチギチに入れてくれていたそうです。 お母さんはパートをしていましたが、それだけでは娘ふたりの学費はまかなえず、家ではお父さんが怒鳴っても文句が言えない雰囲気だったのだとか…。 お父さんのエピソードですが、これからの物語に大きく関係していきます。 この後なぜ1話のような展開になって行くのか? つまり父の発言がカギになってくるのです…。 次回に続く「あの日、私はいじめの加害者にされた」(全64話)は12時更新!
2024年05月04日■これまでのあらすじ 中学受験専門の塾で、クラスで常にトップをキープしている良子が誰かによっていじめの被害を受けていた…! 良子をひいきしていた担任の先生は加害者探しに躍起になる。すぐにクラス全員の荷物検査をし、良子の机に入っていた悪意のあるメモと同じメモ帳を持っていたツム子が加害者だと確信し別室で話を聞くが、何もしていないツム子はもちろん否定したままで…。何度も自白を促しても認めないツム子を先生は帰宅させ母親に電話で事情を話すが、翌日母親は面談に訪れ、メモ帳を持っていただけで加害者にするのはおかしいと主張。母親に再度ツム子から話を聞いてほしいとお願いして面談は終わる。そして良子の家からは「しばらく塾を休ませてほしい」と連絡が…。それを聞いた先生は良子が塾に来れるようにするため、ツム子をクラスから追い出そうと決めるのだった。一方ツム子の母は、生徒を成績でしか見ていない先生に怒りがおさまらず、ツム子に塾をやめようと提案するのだが…。 ■なぜそんなことを言うの? ■悪いことはしていないのに… まだ小6のツム子には親心がわからず、「塾を辞めないか?」と母親に聞かれてすごくショックを受けてしまいます。 当時のことを思い出してツムママさんは、「お母さんは、私の頑張りを見てなかったの? だから簡単に辞めるなんて言い出すんだ…」「お母さんは私と違って夜遅くまで受験勉強してないからわからないんだ、今塾を変えたら合格できないのに、しょせん他人事なんだ…」とまで、思ったと言います。 近くにある進学塾をほかに知らなかったそうで、この塾を辞めたら受験も終わりだと感じてしまったのかもしれません。 さらにツムママさんは、「今考えれば、近くにいた母が自分が頑張っていたことをわからないはずはなく、わかっているからこそ塾を変えようって言ってくれたのだ」と思うそうです。 次回、父の考えは…? 次回に続く「あの日、私はいじめの加害者にされた」(全64話)は12時更新!
2024年05月03日■これまでのあらすじ 中学受験に向けて進学塾に通っていたツム子はある日、先生によって同じクラスで成績トップの良子をいじめた加害者にさせられてしまう。いじめなんてしていないのに、良子の机に入れられていた嫌がらせのメモと同じメモ帳を持っていただけで決めつけられてしまったのだ。先生に個室に呼び出され、「認めろ」と圧力を掛けられたツム子は、トラウマになるほどの恐怖を味わう。この出来事を知ったツム子の母は慎重に娘の話を聞き、その上でツム子の話を信じることにする。そして翌日、先生と面談をするため塾に行くが、明確な証拠もなく成績でしか子どもを判断しない先生の態度に立腹。今後はこの件について自分を通すようにお願いするが、先生からもう一度ツム子から話を聞いてほしいと頼まれ、塾を後にする。その後、良子の家からしばらく休むと連絡を受けた先生は理不尽さを感じ、ツム子をクラスから追い出そうと決意するのだった…。 ■お母さん、いつもと違う… ■先生はまだ私を疑ってる!? 塾で先生と話をして「この人では埒が明かない」とわかった母は、塾長に連絡を入れると決めて気持ちを落ち着けようとします。 しかし、ツム子と自宅で話しながらどうしても怒りが収まらず、衝動的に「塾をやめない?」と提案するのですが…。 次回、ツム子の気持ちは…? 次回に続く「あの日、私はいじめの加害者にされた」(全64話)は12時更新!
2024年05月02日■これまでのあらすじ 中学受験に合格するため、塾に通っているツム子。最近1番上のクラスに上がったばかりで、毎日ついていけるよう頑張っていた。しかしある日、クラスでいつも成績1位の良子がいじめに遭ってしまう。良子を日頃からえこひいきしている先生は、加害者探しを開始。すると身に覚えのないツム子が持っていたメモ帳の紙が、加害者が良子に宛てたメモと同じだったことから、先生はツム子で間違いないと確信するのだった。ツム子に罪を認めさせようと、別室に連れ出す先生。狭い部屋で加害者として扱われ、何度も何度も「認めろ」と言われたツム子は恐怖で体が動かなくなる。しかしなんとか無実であることを伝えるが信じてもらえなくて…。翌日、先生の話を聞くため塾を訪れたツム子の母。先生が不確定な証拠でツム子を加害者だと思っていることに憤慨。しかし自分の知らない面があるのかも…と、先生に動機と思えるものがあるのか聞くが、納得できるような答えは戻って来なくて…。 ■良子の家から連絡が! ■ツム子を許さない! 良子の家から「しばらく休みたい」という連絡が…! 先生はショックを受けてしまいます。 良子を塾に戻したいという気持ちはわかるけれど、ツム子に当たるのはお門違い。 しかし先生の中では、「ツム子=加害者」であり、ツム子が悪いから追い出したいという気持ちになるのかもしれません。 ここから先生からのいじめが始まります。 いじめの犯人に対して先生がいじめをする。冤罪(えんざい)ですが…。 悪を悪で裁くみたいで、気持ちよかったのかもしれませんね。 次回に続く「あの日、私はいじめの加害者にされた」(全64話)は12時更新!
2024年05月01日■これまでのあらすじ 小6のツム子は志望校に合格するため、毎日頑張って勉強している。しかしある日塾で、同じクラスの優等生・良子がいじめられたことが発覚し、何もしていないツム子が加害者にされてしまう。良子に宛てられた悪意ある手紙が、ツム子の持っているメモ帳と同じだったのが証拠だと先生は主張。「そんなことで?」と驚くツム子だったが、先生から別室で「認めろ」と何度も言われ続け、恐怖でどうしたらいいのかわからなくなる。必死で否定するが先生は信じず、結局母に連絡が行き、翌日母が先生と面談することになるのだった。ツム子の話を聞き、ツム子を信じることにした母だったが、先生の話はツム子に動機があるような言い方で…。娘の味方でいるためにもしっかり詳細を聞かなければと思った母は、先生に確認。しかし、先生は結局成績が上位の子のケアしか考えておらず、ツム子が頑張っていることに気づかず勉強のストレスでいじめをしたのではないかと言うのだった。さらに「お母さんにお願いがあります」と言い出して…。 ■先生の頼みに乱れる心 ■塾長に連絡…! 先生が中身のないことばかり言うので、面談の時間が終わってしまいました…。 残念ながら何も解決しなかったけれど、これ以上話してもこの先生では埒があかないと思った母は、塾長に連絡することを選んだのです。 「ツム子の担任相手にあまり攻撃的な行動はしたくなかった」(本当は怒鳴りつけたかったそうです) 「目をつけられたら嫌だな…」 母はそんなふうに思ったそうです。 さて、ここから先生はどうするのか、母はどう対処するのか…。 そしてツム子はどうするのでしょうか…? 次回に続く「あの日、私はいじめの加害者にされた」(全64話)は12時更新!
2024年04月30日■これまでのあらすじ 中学受験のため塾に通う小6のツム子は何もしていないのに、同じクラスでいつも成績1位の良子をいじめた加害者にされてしまう。それは先生が行った荷物検査で、良子の机に入れられていた悪質な手紙と同じメモ帳をツム子が持っていたことがわかり、先生が証拠だと言い張るから。一方的に加害者にされて、「おまえが良子をいじめたんだろう?」「早く認めろ」とふたりきりの部屋で詰め寄られ、ツム子は恐怖でいっぱいになってしまう。しかし、それでも必死に「やっていない」と否定するツム子。苛立った先生はツム子の母に連絡し、翌日面談をすることに。一方、先生に加害者と言われ、しかし娘には「やっていない」と言われた母はツム子を信じることにする。面談ではなぜツム子が疑われるのか先生に追求するが証拠らしい証拠もなく、しかもクラスで下位のツム子が勉強でストレスを抱えていたと言い出す。それを聞いた母は、結局先生は成績が良い子のケアが優先なのだと思い…。 ■気づいてもらえず残念… ■次は何を言い出す…? ツム子のせいで先生が授業を遅らせたり、ツム子がついていけないということはありませんでした。 先生はやる気がないように思っていたようですが、むしろ1番上のクラスになって、ツム子がすごく張り切って頑張っていること、志望校に合格するため日々努力していることを母は知っていました。 だからこそ、その頑張りに先生が気づいてくれなかったことは、母にとって悲しいことだったのでしょう。 しかし、当時を振り返りツムママさんは言います。1番上のクラスはみんな出来が良かったから、私は先生から見たら「出来ない子」だったのかもしれない…と。 次回に続く「あの日、私はいじめの加害者にされた」(全64話)は12時更新!
2024年04月29日■これまでのあらすじ 中学受験専門の塾で起こったいじめトラブル。ある日、いつもトップの成績をおさめている優等生の良子の机に、嫌がらせのメモが入っていた。良子を以前からえこひいきしていた先生はすぐに加害者を見つけるべく、クラス全員の持ち物検査を実施。嫌がらせのメモと同じメモ帳を持っていたツム子を別室に呼び出し強引に罪を認めさせようとするが、やっていないツム子は身の潔白を何度も訴える。そこで先生はツム子の母に連絡し帰宅させるが、先生の態度はツム子の心を深く傷つけたのだった。そんなツム子の無実を信じる母は、一方で「本当に信じていいのか」と不安も抱え、翌日、先生と面談することに。先生の話を聞くと、ツム子が確実に加害者だという証拠はなく、それなのに娘だと決めつける先生に憤りを感じる。そこで母は先生に「不確かな証拠で娘を呼び出すのは金輪際やめてください」とお願いし、さらにツム子がいじめをしたと思う動機について問う。すると先生は「強いて言うならば…」と切り出し…。 ■勉強のストレスで…!? ■この先生は… 作中ではわかりやすく御三家の名前を出してますが、正確には偏差値の高い中学校を受けると塾では神童扱いされていたそうです。 ツム子の通っていた塾ではクラスは4クラスに分かれており、1番上のクラスがこの先生の受け持ち。 1番上のクラスなので、このクラスの生徒たちの志望校はかなりレベルが高く、それまで2番目のクラスにいたツム子とは偏差値でいうと差がありました。 さらにツム子の志望校が1番上のクラスの生徒としては恥ずかしい(この先生にとって)ものだったのか、ツム子は以前から先生に「志望校を変えろ」とよく言われていました。 受け持ちの生徒が全員高い偏差値の学校に入るというのがこの先生にとって重要で、先生が誇れない中学を受験する生徒は、もしかしたら先生にとって邪魔な存在だったのかもしれません…。 次回に続く「あの日、私はいじめの加害者にされた」(全64話)は12時更新!
2024年04月28日■これまでのあらすじ 塾に通っている小6のツム子はある日、身に覚えもないのに先生からいじめの加害者とされてしまう。いじめに遭っていたのは、同じクラスで常に成績トップを飾っている良子。机に入っていた、「良子みたいな嫌なやつは合格できない」などと書かれた嫌がらせのメモの紙がツム子の持っているメモ帳と同じだったことが証拠だと先生は言うが…。別室に呼び出され「やっていない」と勇気を振り絞って訴えるも、怖い表情の先生に何度も「認めろ!」と言われてしまう。この時の先生との面談はツム子にとって耐えがたい体験で、帰宅してからも先生の顔が頭が離れないほど。そんな娘の様子を見た母は翌日、塾に先生との面談に行くが、同じメモ帳を持っていただけで娘を加害者と決めつける姿勢に疑問を持ち、先生に質問を重ねる。しかし先生の受け答えは歯切れが悪く、さらにツム子と良子の間に以前から何か問題があったかのような言い方をしてきて…。 ■塾でのことは私にはわからない… ■強いて動機を言うなら…? 先生がツム子を加害者だと決めつける様子に腹が立ちながらも、塾での様子を知らない母は「本当に娘を信じていいのか」と不安になり…。 ツム子の味方でいるためにも、念のため確認しなければならない。そこで、先生が娘を「加害者ではない」と言い切れない理由を探ろうとします。 先生は「別に娘さんに動機があったとは…」と答えながらも、「強いて動機を言うなら…」と言い出し…。 次回、先生の本音がついに…!? 次回に続く「あの日、私はいじめの加害者にされた」(全64話)は12時更新!
2024年04月27日■これまでのあらすじ 小6のツム子は、中学受験のための塾で上のクラスに上がったばかり。しかしある日、同じクラスでいつも成績1位の優等生・良子がいじめられたことが発覚し、先生による荷物検査でツム子はいじめをしていないのに加害者にされてしまう。先生から別室に呼ばれ、「おまえがやったんだろう?」「早く認めろ」など怖い顔で問い詰められたツム子は恐怖で震え出してしまうが、必死に「やっていない」ことを伝える。しかし「子どもが言うことを信じられるわけない」と信じてもらえず、母に連絡されてしまうのだった。母が信じてくれるか不安になりながら帰宅したツム子は「やっていない」と言うと、母は信じてくれる。翌日、先生と面談するため母が塾に向かうが、先生はやはりハッキリした証拠もないのにツム子が加害者だと主張するので「今後この件は私が対応します」「不確かな証拠で娘を呼び出すのは金輪際やめてください」とお願いするのだった。 ■それだけで娘を!? ■娘には動機がある…? 塾で初めての面談。母は娘を早く安心させたいと思い、次の通塾日より前に解決したいと事件の翌日に話し合いを設けてもらったため、塾長のいない中での面談となりました。 「きちんと調べたって同じメモを持っていただけですよね?」 母がそう聞くと、歯切れの悪い答えが…。でも先生には思うところがあるようで…!? 「他のクラスの子には動機がない」 「娘さんしかありえないかと思った」 「毎年、女子が揉め事を起こすのは珍しくない」 「仲もそんなに良さそうではなかった」 母に遠回しに「ツム子が加害者」ということを匂わせていきます。 もしかして前から良子と娘の間には問題があった…? それとも…? 次回に続く「あの日、私はいじめの加害者にされた」(全64話)は12時更新!
2024年04月26日■これまでのあらすじ 中学受験専門塾のあるクラスで、常に成績トップをキープしている良子がいじめられたことがわかる。良子をひいきしていた先生はすぐにクラス全員の持ち物検査を開始。すると、ツム子のカバンから、良子の机に入っていた嫌がらせの手紙と同じメモ帳が出てきて、ツム子は加害者と決めつけられてしまう。別室で自分を加害者と信じて疑わない先生と一対一で話す怖さで、トラウマを植え付けられるツム子。しかしなんとか「やっていない」「信じてください」と伝えるが、先生はそれも信じてくれなくて…。最終的に先生はツム子の母に連絡、ツム子は帰宅することに。ツム子から「やっていない」と聞いた母は、先生の決めつけた言い方もあって再度ツム子に確認するが、娘を信じるのだった。しかし翌日、先生との面談で母は「娘はやっていないと言っている」と伝えるが、先生からツム子が加害者で間違いないこと、反省させてほしいと言われ…。 ■それは無理がある…! ■言いなりになるものか! 定規で書かれた、良子宛ての嫌がらせメッセージの文字が、先生はツム子の字と「似ている」と言い張ります。 しかし母は「それは無理がありませんか?」と反論。ほかの字を見てみても、ツム子の字の癖とはかなり違っていたのです。 つまり、こんな証拠では「不十分」。ツム子も実際、「違う」と言っているので、母は先生にお願いします。 この不確定な証拠を持って娘を疑うならば、この件は今後自分に対応させてほしいと。もし必要であれば良子側に謝罪するとまで言い…。 その代わり「娘を呼び出すのは金輪際やめてください」と、強く訴えるのでした…。 次回に続く「あの日、私はいじめの加害者にされた」(全64話)は12時更新!
2024年04月25日■これまでのあらすじ 中学受験のため塾に通うツム子はある日、クラス1の優等生・良子をいじめた加害者として先生から糾弾されてしまう。しかし、ツム子はいじめなどしておらず、先生から呼び出された別室で怖い思いをしながらも「やっていない」ことを必死に伝えつづける。一方の先生は決していじめをしたと言わないツム子にしびれを切らし、ツム子の母に連絡すると言い、ツム子を帰宅させる。「お母さんが先生の言うことを信じてしまったらどうしよう…」と思い悩みながら帰宅するツム子だったが、「やっていない」と話すと母は信じてくれる。しかし先生はツム子が「加害者だ」と信じて疑わない言い方だったようで…。翌日、先生と会うことになった母だったが、ツム子のことが心配で「学校休んだら?」と声をかける。しかし、ツム子は前日のトラウマで先生の夢を見た上に、気を抜いたら先生の顔が浮かんでくるので、少しでも忘れられるよう「ひとりになりたくない」と学校に行くのだった。 ■ついに面談…! ■話を聞く気がない!? 自分の娘をいじめの「加害者」だと決めつけられたことについて、母は塾で先生と話すことに。 しかし先生が良子への嫌がらせのメモを出しながら言ったことは、「よく反省するように言っておいてください」。 なぜツム子が書いたとわかったのか聞き、本人からは「やっていない」と聞いたことを母は訴えるが…。 かぶせ気味に「あーれー?」と言い出す先生…。 「もしかして娘さん、あのことは話してないのかなぁ」「娘さんが犯人で間違いないかと」 とにかく嫌味ったらしい言い方で悪いのはツム子だと、母の疑問や訴えを跳ね除けようとします。 さらに薄ら笑いしながら、ツム子が加害者だと思う出来事を話そうとして…!? 次回に続く「あの日、私はいじめの加害者にされた」(全64話)は12時更新!
2024年04月24日■これまでのあらすじ 通っている塾である日突然、クラス1位の成績を誇る良子をいじめた加害者にさせられてしまったツム子。別室で先生と話し合いが設けられるが、先生はツム子が、良子宛に送られてきたひどいメモと同じメモ帳を持っていることが証拠だと主張する。身に覚えがないツム子はいじめを何度も否定するが、先生は「認めろ!」「おまえがやったんだ」と怖い顔で迫り、ツム子の心は脅かされる。先生はツム子の母にも連絡すると言い、ツム子は帰りのバスの中で、母が自分のことを信じてくれるだろうかと不安に包まれる。やがてバスを降り、母と面と向かって話したツム子は「いじめていない」と伝え、母にも「信じる」と言ってもらえるのだった。その夜ツム子は寝ようとするが、目を閉じると先生の怖い顔が思い出されなかなか寝付けず、夢にまで先生が出て来る。翌朝母から「学校を休んだら?」と言われるツム子だったが、塾の先生と母が話す日なので、その間ひとりで家にいることは耐えられないと思い学校に行く、と伝えるのでした。 ■お母さんの言うことはわかるけど… ■学校に行くほうがマシ ツム子のことを心配して、「無理しないで」「何かあったら我慢しないで保健室に行くんだよ」と言うお母さん。 それはわかってるけれど、ツム子にとってはひとりになることが怖かったのです…。 気を抜くと、先生の顔が浮かんでしまうから。 ひとりでいない方がいい。早く友だちに会いたい。 学校に行けば思い出さずに済む、そう信じて外に出るのでした…。 次回はいよいよ先生と母との面談です! 次回に続く「あの日、私はいじめの加害者にされた」(全64話)は12時更新!
2024年04月23日■これまでのあらすじ 塾に通う小6のツム子は、中学受験を控えている。そんなある日、同じクラスでいつも成績1位の良子がいじめによって教室を泣き出してしまう。誰かからの悪意あるメモが良子の机の中に入っていたのだ。そこで先生によって、クラス全員が荷物検査を受けることに。すると、そのメモの書かれた紙が、ツム子の持っているメモ帳と同じだったことから、先生はツム子がやったのだと信じ込む。身に覚えのないツム子は何度も「やっていない」と否定するが、先生は聞き入れず「認めろ」と苛立ちはじめるのだった。そこで先生はツム子を帰宅させ、母親にツム子がやったのだと連絡。帰宅したツム子が改めて無罪だと伝えると、母は「信じる」「安心して寝て」と言ってくれる。しかし、目を閉じると先生の怖い顔が浮かび、なかなか眠れないツム子。いつの間にか眠れたけれど、先生が自分に罪を認めさせようと詰め寄る場面が夢に出て来て…!? ■学校には絶対行きたい ■私、耐えられないかも… 朝、ツム子の眠れなかった様子を見て、お母さんは「大丈夫? 今日学校休む?」と言ってくれました。 しかしツム子の答えは、「絶対行く」。 ツム子は当時持病があり、ただでさえ休みがちだったので行ける時には行かなきゃと思っていたのです。 そして何より、塾の先生と話し合う母の帰りを、ひとりで家で待つなんてとても耐えられそうになかったということでした…。 次回に続く「あの日、私はいじめの加害者にされた」(全64話)は12時更新!
2024年04月22日■これまでのあらすじ 小6のツム子は中学受験専門の塾に通っていたが、ある日、同じクラスで成績がずば抜けている良子をいじめた加害者だと先生に決めつけられてしまう。別室に呼ばれたツム子は何度もやっていないこと、信じてほしいと訴えるが、先生は良子に宛てられた加害者からのメモの紙をツム子が持っていることが証拠だと主張。執拗(しつよう)に問い詰められ、ツム子は次第に恐怖で震え出すのだった。それでも認めないツム子にしびれを切らした先生はツム子の母に電話で連絡すると言う。母は自分のことを信じてくれるだろうか…。不安な気持ちに包まれながらバスに乗るツム子。バス停で待っていた母と顔を合わせ、「いじめてない」と伝えると、母は「信じる」「何も心配しないで」と言ってくれる。しかしツム子はお風呂に入っても寒いままで温かさを感じることができず、布団に入ってもなかなか寝付けなくて…。 ■先生の怖い顔が… ■これは夢だったの…? 眠ろうとして目をつぶると、浮かんでくるのは先生の怖い顔。今日あった悪夢のような出来事が鮮明に…。 怖くて眠れない…。 でも当時のツムママさんは、小6となると親と寝る年齢でもないし、ただただひとりで耐えるしかないと思ったと言います。 やっと眠れたと思ったら、先生が夢にまで出てきて…。その心は深い傷を負ってしまったのでした…。 次回に続く「あの日、私はいじめの加害者にされた」(全64話)は12時更新!
2024年04月21日■これまでのあらすじ ツム子は最近塾で上のクラスにあがったばかり。ある日、同じクラスで常に成績1位の良子が塾内の誰かにいじめられたことを告白する。そこで良子をえこひいきしていた先生がクラス全員の荷物検査を実施すると、ツム子のカバンに、良子に送られた嫌がらせの手紙と同じ紙のメモ帳が見つかり…。乏しい証拠なのに、どうしてもツム子に罪を認めさせたい先生は、別室でしつこくツム子を追い込む。それでも否定を続けるツム子に先生は「親御さんに連絡する」と脅すような口調で言い放つのだった。バスで家に向かう中、ツム子は母が信じてくれるか不安でいっぱいに。母に会うと「いじめていない」と伝えるが、「もう一度聞くよ」と念を押されるツム子。母が「信じる」と言ってくれてホッとするが、本当は何も言わずとも信じてほしかったと思うのだった。 ■心配しないでと言われても… ■涙が出ちゃいそう… 家までの道のりで、お母さんに今日あったことを話したツム子。 しかし、すべてを話せたわけではなくて…。 すべてを話したらお母さんにもっと心配をかけてしまうと思ったのか、それともすべてを言葉にしたくなかったのか…。 お風呂に入ってもちっとも温かくなかったこと、母に髪を久しぶりに乾かしてもらったこと。 ツムママさんは、そういうことを今でも覚えているそうです…。 次回に続く「あの日、私はいじめの加害者にされた」(全64話)は12時更新!
2024年04月20日■これまでのあらすじ 進学塾に通う小6のツム子は、ある日、同じクラスでいつも1位の良子をいじめた加害者として、担任の先生から別室に呼び出されてしまう。ツム子はいじめなどしておらず否定するのだが、先生の追求はしつこいもので、小6のツム子にとって怖く耐えがたいものであった。なかなかいじめを認めないツム子に対し「今認めれば親御さんには内緒にする」と交換条件すら出す先生だったが、ツム子はなんとか否定し「信じてほしい」と訴える。しかし「子どもの言うことは信じられるわけがない」として、ツム子の親に連絡すると言われるのだった。先生からの連絡で、母は自分のことを信じてくれないのではないかと不安になるツム子。バス停でツム子を待っていた母は先生の言うことは本当なのかと問うが、ツム子は「していない」と答える。先生からかなり悪く言われたらしい母は「ここでのウソは取り返しがつかない」と言い、「もう一度聞くよ」と確認しようとするが…。 ■私はいじめてない…! ■信じてほしかった… 信じると言ってもらえて嬉しかった。だけど…、無条件で信じてほしかった。 母が先生からどんな説明を受けたか想像はついていたけど、それでも「もしも…」だなんて考えないでほしかった…。 当時のツムママさんは、そう思ったそうです。 しかし、大人になって振り返って見てみると、それがどれだけ難しいことか考えると言います。 今回、ツム子はやっていなかったから良かったけれど、もし加害者でついウソをついてしまっていたとしたら…? やっぱり事実確認はちゃんとしないといけない。 だから、お母さんの「もう一度聞くよ」は、必要だったのだと…。 次回に続く「あの日、私はいじめの加害者にされた」(全64話)は12時更新!
2024年04月19日■これまでのあらすじ 中学受験のための塾で、クラスでいつも成績トップの良子がいじめを理由に、テスト途中で教室から飛び出してしまう。良子をひいきしていた担任の先生は、良子をいじめた加害者を特定しようとクラス全員の持ち物を検査。すると、いじめなどしていないツム子のカバンから、良子への嫌がらせの証拠として出てきたメモと同じメモ帳が見つかり、先生はツム子を加害者と断定し別室に呼び出すのだった。ハッキリした証拠はないのに、罪を認めさせようと躍起になる先生。その態度は普段見たことのないもので、ツム子は怖くて怯えてしまう。何度も否定し、なんとか「信じてほしい」と伝えるのだが、先生には「子どもが言うことを信じられるわけない」「親御さんに連絡する」と言われ…。バスに乗って自宅に向かうツム子は、母が先生の言うことを信じてしまうのではないかと不安に。やがて着いたバス停では母が待っていて、早速「いじめたって本当?」と聞かれるのだが…。 ■やっぱり先生は… ■もう一度聞くよ ツムママさんの当時の記憶で一番印象に残っているのが、お母さんから「もう一度聞くよ」って言われたことだそうです。 娘の「いじめていない」という言葉を聞いて、お母さんが伝えたこと…。 「もしやっていたとしたらお母さんが謝りに行く」 「いじめたことがバレるのが怖くてウソをついているとしたら、お母さんが代わりに全部引き受けるから…」 「もし、もしも、いじめたとしたらウソはつかないでほしい」 「良子ちゃんには謝りに行かないといけないの…。だから、ここでウソをついたら取り返しがつかなくなる。それはわかるよね?」 後で知ることになるのですが、お母さんは先生から電話で相当悪く言われてたようで…、もう一度確認せずにはいられなかったそうです。 次回に続く「あの日、私はいじめの加害者にされた」(全64話)は12時更新!
2024年04月18日■これまでのあらすじ 小6のツム子が通う塾で、同じクラスでいつも1位の成績を誇る良子がいじめに遭っていることが知らされる。嫌がらせのメモが良子の机に入っていたようで、良子をえこひいきするほどかわいがっていた先生はクラス全員の荷物をチェック。ツム子のカバンに嫌がらせのメモと同じメモ帳が入っていたことから、ツム子は加害者のぬれぎぬを着せられてしまうのだった。生徒の間でお説教部屋と呼ばれる別室で、先生とふたりきりで取り調べのようなことをされるツム子。今まで見たことのないような怖い表情で「おまえがやったんだろう!」と詰め寄られるが、恐怖で震えながらもツム子は身の潔白を訴える。しかし、先生には「子どもの言うことを信じられるわけがない」と信じてもらえず、「親御さんに連絡する」と言われ帰宅させられてしまう。帰り道のバスの中、「お母さんに信じてもらえなかったらどうしよう…」と思い悩むが、バス停にはお母さんが待っていて…。 ■お母さんがいた…! ■どうすればいいの…? 塾の帰りには、必ずバスに乗る前にお母さんに連絡していたツム子。 しかしこの日は、お母さんに会うのが怖くて、あえて連絡していませんでした。 自宅前のバス停を降りると、そこにはお母さんの姿が…。 ツム子は、どんな顔で、どんなふうにお母さんに接していいのかわからず、思わず口に出たのは「ごめんなさい」で…。 するとお母さんは先生から電話があったことを告げ、「いじめたって本当?」とツム子に質問してきて…!? 次回に続く「あの日、私はいじめの加害者にされた」(全64話)は12時更新!
2024年04月17日■これまでのあらすじ 中学受験に向けて自分から進学塾に通うことにしたツム子は、成績順で上のクラスに上がることに。しかし、いざ上のクラスに入ったものの今度はついていくのが大変で…。そんな中、常にクラスのトップを走る良子が塾内でいじめに遭っていることがわかり、良子をかわいがっているクラス担任の先生は、同じクラスに加害者がいると確信し、荷物検査を実施。すると加害者が良子に書いた嫌がらせのメモの紙と、同じメモ帳をツム子のカバンの中に発見。ツム子を加害者だと決めつけ、罪を認めさせようと何度も執拗(しつよう)に問い詰め、最後は交換条件まで出してくる。しかし先生の態度に恐怖で怯えながらも、身に覚えのないツム子は必死に否定。最終的にしびれを切らした先生から「これから親御さんに連絡する」と言われ帰宅することになるが、母が先生の言うことを信じてしまうのではないかと怖くなり、帰宅への足が重くなるのだった。 ■バスに乗ると… ■停留所に到着 この日のツム子はお母さんに「帰るよ」という連絡をあえてしませんでした。 連絡しなければお母さんはバス停まで迎えに来ないはず、と都合よく思っていたのです。 しかし、連絡しなくてもお母さんは迎えに来ていて、連絡しなかったことを「心配した」と言いつつも、ツム子は怒られはしませんでした。 おそらく、お母さんはツム子がわざと連絡しなかったことに気づいてたのでしょう。 このときのことを思い出すとツムママさんは、母はきっと自分をバス停で待つ間、不安でたまらなかっただろうなと思うそうです。 自分が「帰りたくない」という気持ちのまま衝動的にどこかに逃げ出していたら、バスに乗って帰って来なかったはずだから…。 次回、お母さんと会ったツム子は…!? 次回に続く「あの日、私はいじめの加害者にされた」(全64話)は12時更新!
2024年04月16日■これまでのあらすじ ツム子は中学受験のため塾に通う小学6年生。ある日、成績優秀でいつも1位の良子がいじめに遭っていたことが発覚し、良子を特にかわいがっていた先生は、クラスに加害者がいると疑う。生徒全員に荷物検査を実施したところ、良子の机に入れられていた悪意のある手紙の紙が、ツム子の持っているメモ帳の紙と同じだったことから、ツム子は先生に加害者扱いされてしまう。別室に呼び出されたツム子はまったく身に覚えがないのに、先生からやったことを認めるよう何度も何度も促される。すると決して認めないツム子に先生が交換条件を出してきて、急にやさしい口調で頭をポンポンとしてくるが、逆にツム子は恐怖のどん底に落ちるのだった。それでもなんとか否定し、「信じてほしい」と言うツム子。すると先生は「子どもの言うことを信じられるわけがない」「親御さんに連絡するから覚悟しておきなさい」と言って去って行くのだった…。 ■これに乗ったら… ■お母さんはどう思うだろう? 「これに乗ったら家に着いてしまう…」 そう思うと、ツム子はバスになかなか乗れませんでした。 先生から話を聞いて、母は信じてしまうかもしれない…。怖くて家に帰りたくないと思ってしまったのです。 ツムママさんによると、今考えると小6で夜にひとりでバスに乗るのは危険じゃないかと思ってしまうけれど、当時は周りにもひとりで電車やバスで帰る子が多くいたそうです。 ツムママさんの場合、塾はバス停に近く、目視できるとこに先生が30分くらい立っていて、家の前のバス停にはお母さんが必ず待っていたそうです。 次回、お母さんはの反応は…? 次回に続く「あの日、私はいじめの加害者にされた」(全64話)は12時更新!
2024年04月15日■これまでのあらすじ 成績ごとにクラス分けされる中学受験のための進学塾で、いつも成績トップの良子がいじめに遭った。良子を特別扱いしていたクラス担任の先生は、クラスに加害者がいると疑う。早速生徒たちの荷物検査を実施し、良子の机に入っていた嫌がらせのメモと同じメモ帳を持っていたツム子が加害者だと決めつけ、別室でツム子の話を聞くのだった。しかしツム子には身に覚えがなく自分ではないことを告げるが、先生は自分の考えを信じ、非を認めないツム子に対して「おまえが犯人だ」「いい加減に認めなさい!」と詰め寄る。そして最終的には、「今認めれば親御さんには言わない」「次のクラス替えで下のクラスに行くだけで済まそう」と笑顔で交換条件を提示。ツム子の頭をポンポンしながら「正直に言いなさい」と言うが…。 ■私はやっていない! ■覚悟しろってどういうこと? 先生の「子どもが言うことを信じられるわけない」という発言…! 職業柄、子どもにウソをつかれたりすることが多かったのかもしれないし、だから信じられないと思う気持ちもあるかもしれません。 でも、それを子ども相手に言うなんて…。 つまり先生はあの狭い部屋でツム子がなんと言おうが、最初から「ツム子がやった」という言葉以外は信じる気がなかったということなのではないでしょうか。 なんだかそれって…すごく悲しいことですよね…。 次回、帰りたくないツム子は…? 次回に続く「あの日、私はいじめの加害者にされた」(全64話)は12時更新!
2024年04月14日■これまでのあらすじ 小6のツム子は中学受験専門の塾へ通っていて、最近下のクラスから成績のよい上のクラスに上がったばかりだ。しかし、同じクラスでいつも1位の成績をおさめている良子が、誰かにいじめを受けたことがわかり、先生はツム子がその加害者であると確信。別室にツム子を呼び、良子の机に入っていた悪意のある手紙が、ツム子の持っていたメモ帳と同じ紙で書かれていたのが証拠だと言う。何度「やっていない」と言ってもまったく信じてもらえず、「いい加減に認めなさい!」とまで言って詰め寄ってくる先生に恐怖を覚えるツム子。着地点が見えないまま、どうしてもツム子に罪を認めさせたい先生は「今認めたら、お母さんに黙っておくから正直に言いなさい」と交換条件を出してくるが…。 ■下のクラスに!? ■怖かったのに急に… この先生の頭ポンポン、実はこれが初めてではありません。第2話でも良子ちゃんに頭ポンポンしているんです。 この先生にとって、生徒を褒める時にやる「特別な行為」なのです。 今回はもちろんツム子を褒める目的ではなく、そんな「特別な行為」を「やってあげた」んだから「早く話せ」ということだったのではないかと…。 はたまた、自分の頭ポンポンに相当自信があったのでしょうか。 これまで散々怒られた相手に頭を触られ、ツム子は恐怖を感じたのでした。 次回に続く「あの日、私はいじめの加害者にされた」(全64話)は12時更新!
2024年04月13日■これまでのあらすじ 中学受験を控え、進学塾に通っている小6のツム子は、常にクラス1番の成績を誇る良子に宛てられた嫌がらせのメモを書いた「いじめの加害者」として、先生に疑われてしまう。それはツム子の荷物の中に、そのメモと同じメモ帳が見つかったから。しかしそのメモ帳は良子にもらった物であり、もうひとり新居という女の子も同じ物をもらっていたため、ツム子は先生に新居の話をすることに。しかし、先生は昨日良子の机にメモはなかったから、今日塾を欠席している新居には不可能だと言い、ツム子に罪を認めさせるため、「いい加減に認めなさい!」「お、ま、え、がっ これを書いて良子の机に入れたんだろ!」と怒鳴りながら詰め寄る。やっていないツム子は自分は潔白なのに、このまま自分が犯人ということになってしまうと、怖くなるのでした。 ■先生がツム子を疑う理由 ■交換条件を提示…! ツムママさんは、先生の発言の中で「今認めたら…」という交換条件のような言葉が、一番つらかったと言います。 さらに、これだけ「私じゃない」って言っているのに、大人である先生に信じてもらえないってことは、「同じ大人である親ももしかしたら…」って思ってしまったと…。 いつもなら「私の親だからきっと信じてくれる」と思えたはずが、あの日、あのときの先生とのやり取りで、そういう思いはすべて消えてしまったのでしょう。 「私の言うことなんて誰も信じてくれないんだ」「このまま犯人扱いされて終わるんだ」と、あの部屋で絶望と恐怖に包まれていたそうです…。 次回に続く「あの日、私はいじめの加害者にされた」(全64話)は12時更新!
2024年04月12日■これまでのあらすじ 中学受験のため通っている進学塾で、ツム子は先生からあらぬ疑いを掛けられてしまう。同じクラスでダントツ1番の成績を誇り、先生から特別扱いされている良子がいじめに遭い、その加害者がツム子だと先生は確信しているようで…。いきなり疑いの目を向けられ、大人に怖い表情で加害者扱いされたツム子は必死に否定するが、先生はクラス全員に実施した荷物検査で、良子宛に書かれた悪意のメモと同じメモ帳をツム子の荷物に見つけたのが証拠だと言うのだった。しかし、そのメモ帳はもともと良子がくれたものであり、同じクラスの新居も一緒に同じものをもらっていた。新居は良子に成績で勝てなくて母親にいつも怒られていたから、それが原因でやったのかもしれないとツム子は思う。しかし、先生は新居ではないと言い…。 ■先生の言い分は… ■私が加害者に…!? 先生は生徒が帰った後、いつも教室に忘れ物がないか確認していて、昨日も確認したが良子の机にメモは入っていなかったと言います。 つまり、メモが入れられたのは今日。だから今日欠席した「新居には無理」だと言うのですが…。 「いい加減に認めなさい!」 「お、ま、え、がっ これを書いて良子の机に入れたんだろ!」 先生の言動では、「ツム子が加害者」ともう決まっていて、ほかの可能性は考えていない…、そんな乱暴なものでした…。 次回に続く「あの日、私はいじめの加害者にされた」(全64話)は12時更新!
2024年04月11日■これまでのあらすじ 舞台は成績順でクラス分けされる中学受験専門の塾。下のクラスから上がって間もないツム子は、成績を下げないために必死で勉強していた。そんなある日、ツム子のクラスで事件が起こる。常に成績トップの良子がいじめを受けたことが発覚したのだ。良子を特別扱いしていた担任の先生は、すぐに加害者捜しを開始。クラス全員の荷物検査を行い、良子宛に来たメモと同じメモ帳をツム子が持っていたことから、加害者だと確信して別室に連れ出す。しかし、ツム子は何もしておらず、それをわかってもらおうと必死で否定するが、まったく信じてくれない先生に極度の恐怖を覚え、震え出してしまう。そして、やっとのことで「ほかにも同じメモ帳を持っている人がいる」と言えるのだが…。 ■メモ帳は良子からもらった物 ■きっとあの子が… 塾に通う子の親にはいろいろなタイプの人がいたようです。 人目を気にせず塾の前や近くに停めてある車の中で怒ったり、自分の子どもの前で成績上位の子を「〇〇ちゃんは本当にすごいわねー」って褒めちぎったり。 逆に、自分の子に「よく頑張った」ってどんな結果でも声をかける親もいて、当時のツムママさん(ツム子)は素敵だなと思っていたそうです。 ツムママさんの親はテスト結果にあまり興味がなかったようで、積極的に聞かれた記憶がなく、それはそれで気が楽だったとのこと。 良子から同じメモ帳をもらった新居は、本当に母親に怒られて、良子に意地悪したのでしょうか? 次回、先生が「新居は犯人じゃない」というワケは…? 次回に続く「あの日、私はいじめの加害者にされた」(全64話)は12時更新!
2024年04月10日■これまでのあらすじ 中学受験のため塾に通う小6のツム子は、少し前に上のクラスに上がって今はついていくのに必死だ。そんなある日、ツム子と同じクラスで成績がダントツ1位の良子が誰かから悪意のメモをもらったことで、テスト中に泣き出してしまう。自分がかわいがっている良子がいじめの対象となったことで激昂した先生は、すぐにクラス全員の荷物検査を実施。するとツム子の荷物から、良子宛のメモに使われていた同じメモ帳が出てきたことで、先生はツム子を加害者として別室に呼び出すのだった…。自分はやっていないと訴えるも信じてもらえず、同じメモ帳を持っていただけで「おまえが犯人だ」と詰め寄って来る先生に恐怖するツム子。どうしたらツム子の言うことをわかってもらえるのだろうか? ■震えが止まらない…! ■怖くて怖くて… 震えが止まらないというのは誇張した表現ではなく、人は恐怖を感じると本当にガタガタと震え出すものだと、ツムママさんは言います。 ツムママさんが人生で震えが止まらなくなったのは、塾で先生にいじめの加害者と言われた時(冤罪)、電車が人身事故で止まった時にお腹が痛くなった時、破水からの陣痛に耐えていた時、の3回。 塾で震え出した時は先生に「寒いのか?」と見当違いなことを言われ、最初は先生の言う通り「寒いのかも…」と思ったそうですが、恐怖で震えたのだと後からわかったのだそうです。それだけ先生が怖かった…、そしてこの先どうなるのかわからず怖かったのだと伝わってきます。 お話では震えのせいでろれつも回らなくなってしまったツム子が最後はハッキリ話せるようになっていますが、当時はもっと途切れ途切れに話していたそうで、「その態度が余計先生に怪しまれたのかもしれない」と今は思うそうです。 次回、同じメモ帳を持つ人物が…!? 次回に続く「あの日、私はいじめの加害者にされた」(全64話)は12時更新!
2024年04月09日■これまでのあらすじ 中学受験をする子どものための塾で、成績1番の良子が誰かにいじめられたことが発覚。良子と同じクラスのツム子は、なぜか先生に「いじめの加害者」だと決めつけられ、別室で良子が見つけたというメモを読み上げさせられる。しかしそこには「良子みたいに嫌なやつは絶対合格できない」など、良子が傷つくような内容は書いてあるものの、ツム子の名前はなくて…。成績に一喜一憂したり、周囲の大人の態度に振り回されたり、友だちに嫉妬したり…。中学受験という極度のストレスを抱える子どもたちに起こった実際の出来事をベースにしたストーリー。果たしてツム子の潔白は証明されるのだろうか…? ■証拠はある? ■それだけで…? まさか…! 先生が「証拠」として差し出したのは、良子宛に書かれたメモ。 実は荷物検査で先生がツム子の荷物を確認した際、同じ柄のメモ帳を発見していたのです。 ツム子はたしかにそのメモ帳を持っていましたが、同じメモ帳を持っているだけで決めつけられるなんて…! 先生の安易な推理にショックを受けるツム子ですが…。 次回に続く「あの日、私はいじめの加害者にされた」(全64話)は12時更新!
2024年04月08日