男子ひとりのシングルマザーです。過去の恋愛や子どもの事などを描いています。
Uさんと出会い、結婚し、出産し、離婚するまでのお話。自分にはない彼の知識や感性に魅かれるも、共感できない別の一面も。気持ちの変化などを綴ります。
■前回のあらすじ 離婚準備が進む中、大切なことに気づいたふゆ。Uの提案を断ることができたのでした。 Uさんとは離婚後、少しゴタゴタしましたが、息子との面会はしています。面会のときに少し話しますが、細かいことは話さないのでどんな生活をしているかは分かりません。離婚直後は、「今まで我慢していたから」とUさんが散財している様子がSNSに投稿されていて…。 SNSではUさんと共通の知り合いと繋がっていたので、どうしても目に入ってしまって…。それもあって、離婚後は一旦全部のアカウントを作り直してスッキリしました。 Uさんと離婚してイライラやヒステリックになることも減って、子どもとの時間が楽しく穏やかに過ごせている今がとても平和で幸せです。もちろんいろいろトラブルは起こりますが、その都度子どもと向き合って、お互い反省と成長をしていけたらなと思います。 最後までお読みいただき、ありがとうございました! 3月28日(日)21時からは、 わさびさんの新連載「耳がきこえないかもしれないと思っていた6ヶ月間」が始まります。お楽しみに!
2021年03月27日■前回のあらすじ あくまで自分中心の考えのU。顔を合わせての離婚の話し合いの場でも、自分中心の一方通行の会話が炸裂し…。 Uさんにはずっと自分の考えを否定されてきたので、いつも自分の考えは間違っていると思っていました。しかし、兄の言葉を聞いて「嫌だと思ったら嫌だと言っていいんだ」という、当たり前で、とても大事なことに気づきました。 離婚後の面会については家庭によって考え方や手段があると思うので、何が正解なのかはわかりません。私はとにかく、子どもが将来自分の意思で元夫に会いたい、会いたくないと思ったときに、どちらも可能な状況にしておきたいと思いました。 自分がそうだから、Uさんにもそう思っていて欲しいと思うのは違うとわかりつつ、相変わらずの自分第一Uさんの考え方に憤りを感じたのでした。 次回へ続く
2021年03月26日■前回のあらすじ 離婚の意思を伝えるとUからライフプランの提出を求められたふゆ。ライフプラン作りをしていると急に腹痛が…。 いつどこで食中毒になったのか分からないのが怖かったです…。しかし、私と同じものを食べていた両親も息子も症状がなかったのが不幸中の幸いでした。 もう無理! と爆発するような怒りになることばかりだったけど、このときは静かに「あ、もう何としても離婚しなくては…」と思ったのでした。 次回へ続く
2021年03月25日■前回のあらすじ 別居から数か月後、久しぶりにUと会ったふゆ。するとある瞬間、今まで我慢してきたものが溢れ「離婚」を決意することに…。 どちらもそう簡単には変わらない。離婚はしたいけど、Uさんが変わるなら…いやもう無理だ…といろいろな考えがぐるぐる回っていました。 何度も考え直したり後悔しないか悩んだり…。離婚ってそういうものかなと思いつつ、こうして客観的に見るとただの優柔不断に思えますね…。 次回へ続く
2021年03月24日■前回のあらすじ 一緒に暮らす意味を見出せなくなったふゆ。変わらないUの言動についに別居することを決意したのです。 別居を提案したものの、少しの間だけ実家にいさせてもらおう、いつかは自宅に戻ろう…と、最初のうちは思っていました。 「もう戻らない」と決断するきっかけはそんなに大きなことじゃなかったのかもしれない。けれどある瞬間、今までの我慢してきたものが一気に全部溢れてきました。 次回へ続く
2021年03月23日■前回のあらすじ バンドで出た赤字20万をボーナスで補填するというU。「自分が働いたお金は、あくまで自分のもの」というUの考えにふゆは…。 私がすんなり気持ちを伝えていたら違ったかもしれません。それでもUさんの性格的に、状況が改善されたかどうかはわかりませんが…。自宅と実家の行ったり来たりで、もうこれは別居した方がいいんじゃないかと思ったのでした。 次回へ続く
2021年03月22日■前回のあらすじ Uのバンド宣言に唖然とするふゆ。息子の誕生日に温泉に連れて行ってくれたが、Uの機嫌を損ねないようにと気疲れし将来に不安を感じたのでした。 私は自信を持つために、自分ではなく、人を頼っていたからすぐに自信をなくしていたんですよね。この頃は、それに気がつきませんでした。 そしてバンドの赤字は20万円…。 次回へ続く
2021年03月21日■前回のあらすじ 息子誕生後も生活スタイルを変えないU。改善を試みようとするも、いじけた態度や嫌味に嫌悪感は募り…。夫婦関係は負の連鎖に入っていきます。 「私のためにしてくれているのだから、相手の機嫌を損ねちゃいけない」という考えは、なかなか消えませんでした。 温泉は躊躇してしまったのですが、旅館のごはんは美味しかったし、ゆっくりできて私としては満足だったのですが、元夫としては私が温泉に入らなかったのは納得いかなかったようです。 次回へ続く
2021年03月20日■前回のあらすじ 触れられるだけで、聞くだけで、いるだけでUに嫌悪感を抱くようになったふゆ。その気持ちがつい表に出てしまいます。 ここでは大人しく描いてますが、息子は抱っこしてても泣くし暴れるしで大騒ぎでした。それでも抱っこしてないよりはマシかな… というくらい。 夫婦としての関係は、負の連鎖に入っていきます…。 次回へ続く
2021年03月19日■前回のあらすじ 会いにきても育児をしようともせず、ただ子どもの顔を見にくるだけのU。ふゆの中でUの存在が変わり始めて…。 無意識の鳥肌。嫌悪感。このころは、思考が普通でなかった。 とにかくUさんが近くにいるだけでイライラが止まらず、それが顔にも態度にも出ていたと思います。 次回へ続く
2021年03月18日■前回のあらすじ 子どもが生まれたら「DNA鑑定をする」といっていたのに、生まれてみると「する必要がない」というU。ふゆは怒りを覚えて…。 育児をしている姿勢を少し見せて、うまくいかなかったら「やっぱりお母さんじゃないとダメだね」というのが定番の流れでした。 最初から自分は戦力外だよ、といっているように感じられてこの人は育児を一緒にやろうと思っていないんだな、と思ったのでした。 次回へ続く
2021年03月17日■前回のあらすじ 子どもの誕生にはしゃぐUを見て、素直に喜べないふゆ。そしてUは「もう行けなくなるから」という理由で週末フェスに行くと言い出し…。 どうでもいいUさんのこだわり…。ちなみに読み方は、どちらも間違いじゃないそうです。 そんな中、私は母乳もなかなか出ず、ミルクを足して良いのか悩んでいました。 それだけでなく、赤ちゃんが泣くのは悪いことじゃないけど、泣くと気持ちが焦るし、泣き止ませられないと、母親としてきちんとできていないような気持ちになっていました。 どうでも良い会話だけど、こういった積み重ねがあとから重くのしかかってくる… と思うのです。 次回へ続く
2021年03月16日■前回のあらすじ 陣痛の痛みに耐え続けついに息子を出産。その後の処置の痛みもあり、身体はボロボロに…。 変わって欲しい、変わって欲しいと思っていたのに、いざ陽気なUさんを目の前にすると素直に喜べない私がいました。このころはUさんに対して自分の気持ちが不安定で、嬉しかったり逆にイラついたり…。 そして自分の不甲斐なさに、合間合間で涙ばかり出ていました。 次回へ続く
2021年03月15日■前回のあらすじ 出産の立ち合いに病院に来たU。陣痛で苦しんでいる中、いつもと同じように話したりゲームをしたりする姿に、ふゆはイライラし… とにかく全部痛がっていたし叫んでいた私。切開も縫合も痛くないって聞いてたけれど、痛かったです…。 助産婦さんや先生の服装はあやふやです。マスクしてたかもしれないし、キャップも被っていたかもしれない…。記憶がぼろぼろになってきました。 次回へ続く
2021年03月14日■前回のあらすじ ふゆの妊娠中飲みに行き、遅くまで帰ってこないU。不安な気持ちを伝えるも、理解し合えることはなく…。ふゆは早めに里帰りすることに。 Uさんは立ち会い出産の予定でした。関心がないと思いきや立会いをする…。またSNS映えを狙ってるのかな…、と素直に受け取れられませんでした。 健診の受診票は、その市町村によって使える制度が違ってくるとは思うのですが、いつも健診のときは持っていたのに出産だ!となったら頭から抜けていて、私も冷静さを失っていました。 次回へ続く
2021年03月13日■前回のあらすじ ついに妊娠したふゆ。Uに伝えるも「生まれたらDNA鑑定したい」と言われ…。 「飲み代と同額を渡せ」作戦は、お金がどうこうよりもそのくらい言いたくなるような気持ちなんだ、と伝わって欲しかったのですが、無駄でした。 最初に飲みに行くのをOKしてしまったから、仕方ないといえば仕方ないのですが…。 次回へ続く
2021年03月12日■前回のあらすじ 妊活するも生理が来てしまい…。自分の感情を優先させるUの姿勢を見て、はじめて「離婚」の2文字が頭に浮かびました。 このころは、Uさんに対して好きな気持ちがあったんだと思います。なので、子どもができたときは素直に嬉しかったし、反応が薄いUさんに対して寂しい気持ちがありました。 次回へ続く
2021年03月11日■前回のあらすじ 突然子どもが欲しいと言い出したU。妊活をスタートしたものの、一向に変わらない生活で…。 結婚して1年と半年ほどたっていました。 そして、私たちのレス解消法は、話し合いもメールでもコミュニケーションでもなく、簡潔なものでした。 妊娠していないことが分かったときの反応を見て、これでできなかったら頑張るのをやめよう、もう離れよう…と初めて「離婚」という2文字が浮かび始めました。 次回へ続く
2021年03月10日■前回のあらすじ Uの嘘が発覚し家を飛び出したふゆ。帰宅後Uに必死に不満を訴えるも響いていないようで…。 曜日で決めようと言いつつ、自分の好きなタイミングでないのはちょっと… な考えだそうで。 排卵日について説明をしたあと、本当はもう少し分かりやすい態度をとったり、1日だけでなく何日かこちらから誘ってみたりしたあとの出来事です。 ゴミ箱に入ってるから、本人としては隠したのかもしれないのですが、袋がかかっていない蓋もないゴミ箱にダイレクトに入っていたのですぐ気づいてしまいました。 次回へ続く
2021年03月09日■前回のあらすじ 2人でする日と決めた金曜日、流れていた音楽がスピーカーからイヤホンに切り替わり…。ふゆは屈辱的な気持ちになるのでした。 結婚前にUさんが地元に帰ったとき、私を連れて行きたいお店に行くと言っていました。そこに、Uさんが長年片思いしていた人とふたりで行っていたこと、そしてそのとき告白をしていたこと。この事実を知ったのが、このときでした。 今は結婚してるし、過去のこと…とも思うのですが、このときはそれが許せなかったのでした。 そして、言いたいことを伝えるも、話が一方通行で会話にならない…。ちなみにUさんは、お金を稼ぐのがいちばん偉いと思うタイプでした。 次回へ続く
2021年03月08日■前回のあらすじ 夫婦になってからまったく触れい合いがなかった2人。話し合おうとするが意見は平行線。そんなある日、ふゆはあることを目撃してしまい…。 感情的に話すと、ただ喧嘩になって話がまとまらないまま、おしまいになることが多かったので、落ち着いて話そうと挑んでみたのでした。 結局、ダラダラ言いたいことを言うだけになってしまったのですが…声は小さかったけど私にとっては悲痛な叫びでした。 夜、リビングで流れていた音楽がスピーカーから聞こえなくなると、それは「イヤホンに切り替えた」ということ。 その瞬間がいつも屈辱的でした…。 次回へ続く
2021年03月07日■前回のあらすじ Uが作った今後のライフプランは、2人のライフプランというよりも自分1人のもので…。 夫婦になってからまったく触れい合いがなかったことに気付き、話し合ったものの平行線。お互いの考えが違うときに、どう歩み寄ればいいのか分かりませんでした。 そして、私はついに見てしまったんです…。 次回へ続く
2021年03月06日■前回のあらすじ 平日は挨拶すらしようとしないU。しかし休日になると別人のように明るくなり…。 こちらの気持ちを伝えても、極端な考えに走るUさん。 婚約届の写真に関しては「ああ、こういうのも良かったねー」というノリだったのですが、UさんにとってはどうやらNGワードだったようです。 Uさんの作ったライフプランには、私がいないようで少し寂しく感じました。 次回へ続く
2021年03月05日■前回のあらすじ Uの地元での初めての音楽フェスで一人行動を余儀なくされたふゆ。3日間の滞在を終え帰宅後、結婚準備はトントンと進んでいきました。 私は一緒に暮らし始めて、Uさんの思考回路が「自分の生活スタイルは変えたくない。だから相手が自分に合わせて欲しい」ということだと気付き始めました。 次回へ続く
2021年03月04日■前回のあらすじ 結婚の挨拶のためUの地元へ。Uの友達との顔合わせも済み、いよいよご両親への挨拶。しかし、実家でのUの態度に違和感を感じ…。 それぞれ自由に楽しむ、という考え自体は間違ってないと思うし、私も「そうだよな」と納得したはずだったんですが…。 それでも初めての場所では近くにいて欲しかったなぁ…。 3泊もしたのに、ほとんどご家族とは会話せずに帰郷となりました。 次回へ続く
2021年03月03日■前回のあらすじ 結婚準備が進む中、地元への出張があるUは、結婚前にかつて片思いをしていた人に「好きだった」と告白したいと言い出して…。 Uさんのお友だちもご両親も、温かく迎えてくれました。 ただ私は、実家でのUさんの態度が少し気になっていたのでした。 次回へ続く
2021年03月02日■前回のあらすじ 転勤の可能性があり、ついてきて欲しいというU。正直Uと結婚したいのかわからないふゆだったが、結婚に対する焦りはあり…。 「Uさんにはできない考えを、自分はできるんだ」と謎の優越感のようなものを感じていました。 「そんなUさんと一緒にいられるのは私しかいない」、これがいわゆる「共依存」の始まりです。 そしてUさんは、「好きだった人に告白してくる」という謎の宣言をして私を絶句させたのでした。 次回へ続く
2021年03月01日■前回のあらすじ しばらく付き合ってみると、Uはこだわりが強く、自分の知らない世界を理解しようとしないようで…。 ぼんやりとしていて、はっきりとしない求婚でした。 価値観の違いもあり、Uさんと結婚したいのか正直わからなかったけど、このときは誰かと一緒にいないと、結婚できるうちにしないと…という、変な焦りがあったと思います。 次回へ続く
2021年02月28日■前回のあらすじ Uとの交際がスタート。しばらくは楽しく過ごしていたものの、徐々に感じ始める違和感…。 徐々に見えてきたUさんの違う一面。 Uさんはこだわりや偏見が強く、自分の知らない世界を理解しようとしない人でした。 次回へ続く
2021年02月27日■前回のあらすじ お泊りでいろいろと引っかかることはありつつも「Uさんにまた会いたいなぁ」という気持ちが募り… ついに交際がスタート。気になる掃除は「できないなら私がやってしまえばいい」と考えていました。 しばらく楽しく過ごしていたけれど、週末とことん遊ぶスタイルにも限界を感じ…。そして、Uさんにとって合鍵は信用の証ではなかったようで…。 次回へ続く
2021年02月26日