3歳の娘いとちゃんと、1歳の息子うりくんの年子育児をしています。 ほのぼのとした日常や日々の悩み、パパへの塩対応すぎる子どもたちの様子をインスタとブログで綴っています。
このお話は、娘が保育園を転園した初日に起こったある出来事です。絶賛イヤイヤ期の娘…。泣き叫ぶ娘を連れて帰る道中は、今までで一番最悪な時間だと思っていたのだけれど…。
新生児聴覚検査で「耳が聞こえないかもしれない」と言われてからの6ヶ月間。期待したり絶望したりを繰り返す日々を過ごしました。同じ経験をされた方の支えになれば幸いです。
■前回のあらすじ 帰宅後の怒涛の家事で体力は限界に…。自転車をしまいに外へ出ると、空には綺麗な満月が出ていたのです。 ■たくさんの優しさに触れた一日 子どもを産んでから、あまり人に頼ることがなくなって…。「母親なんだから一人でなんとかしよう」と思うことが多くなっていたんです。でも、助けてくれる人は実は周りにたくさんいるんだって気付かせてもらえた一日でした。 まだまだ子育てについての理解は足りないし、どう助けていいかも分からない人が多いのも現実。でも、こんなふうに助けられた私の体験談を通じて、誰かに優しくしてくれる人が増えたらいいな、と思います。 最後までご覧いただきありがとうございました!
2021年04月24日■前回のあらすじ 文句を言いつつ歩いてくれた娘。周りに励まされながら、ようやく家に到着したのです。 ■帰宅後、一息つく間があるはずもなく… 家に帰ってハイおしまいじゃないんですよね、子育てって…。むしろここからが本当の闘い。お腹が減ってぐずる子どもたちをあやしながら、ご飯を作って食べさせる。なのに作ったものは全然食べないという始末。 明日の保育園の準備して、お風呂と寝る準備して…、ここまで一気に駆け抜けて私はいつも力尽きます。 この日はあらかじめ夫にSOSの連絡をしていたので、早めに帰ってきてくれました。 やっとひとりになれる…と、自転車をしまいに私は外へ出てみると…。 ■ふと空を見上げてみるとそこには… 転園初日でずっとバタバタしていて、十五夜のことなんてすっかり頭になかった私。綺麗すぎるお月さまに「お疲れ様」と言われているようで、最悪な一日を思い出して涙が溢れてきました。 本当に綺麗な満月でした。 次回に続きます。
2021年04月23日■前回のあらすじ 自転車と荷物を持っていってくれた女性のおかげで身軽になり、2人を抱っこして家に帰ろうとすると…。 ■2人抱っこで早くも腕が限界に… なんだかんだ文句言いつつも、ようやく落ち着いてきた長女・いとちゃんはしっかり家まで歩いてくれました。 でも声がものすごく大きいので、周りのおばさま方がたくさん励ましてくれました。 ■ついにマンションに到着! マンションに着いた時は嬉しかったのか、いとちゃんもご機嫌になっていて、ようやくいつもの笑顔が見れました。それを見て私もやっと終わった!! という達成感でいっぱい! しかしすでにHPゼロなのに、これからご飯作って食べさせてお風呂入れて寝かしつけて…と思うと魂出そうでしたが。 次回に続きます。
2021年04月22日■前回のあらすじ 本当は大丈夫じゃない私の気持ちを察してくれて、助けてくれた女性。ついに我慢していた涙が溢れ出します。 ■少しだけ落ち着いてきた娘は… 自転車と荷物は女性がすべて持っていってくださったので、私は2人を抱っこしていけばもうすぐ帰れる! とゴールが見え俄然やる気に。 ところが頑固ないとちゃんはまだまだご機嫌ナナメ。本当は素直になって抱っこしてもらいたいんだけど、うまく甘えられないという感じ。 だけど道中、いろんな人に話しかけられたり、励まされたりして、徐々にですが癇癪は落ち着いてきたように見えました。 ■今度は息子・うり君の出番!? なんとか抱っこまではこぎつけたものの、今度はうりくんの出番。うりくんは普段は穏やかで怒ることも滅多にないのですが、「ママを取られる」ことに関してはとても敏感…。 抱っこの最中、ずっと取っ組み合いの喧嘩をしていたので、私の腕の限界はすぐにきました。 次回に続きます。
2021年04月21日■前回のあらすじ すれ違った女の人が声をかけてくれて、自転車と荷物を家まで運んであげると言ってくれました。 ■我慢していた涙が溢れ出す… 私の気持ちを一瞬で察知して行動してくださった女性。本当に感謝しかありません。 私がこの人の立場だったら、「大丈夫」と言われた時点できっと引いてしまうでしょう。相手の裏の気持ちに気付いたとしても、それを見ず知らずの自分が一歩踏み込んで確かめられる勇気はないだろうなぁと。 きっとこの女性も私と同じような経験をしてきて、どうしようもない気持ちになったことがあるんだろうなぁと思いました。 ■もっと周りに頼っていいことを知った 私は涙でうまく話せなくなってしまったのですが、この女性の行動はとても的確でした。マンションの場所や管理人さんの有無、自転車はエントランスに置いておくけれど、鍵はきちんと閉めて管理人さんに荷物と共に渡しておくことなど、私が後で困らないようにしてくれました。 強くて優しくて、同じ女性としてとても憧れます! 次回に続きます。
2021年04月20日■前回のあらすじ おじいさんのそばを離れた途端、また激しく泣き出す娘。「ママきらい」という言葉についに心が折れてしまい…。 ■「誰か助けて…」限界寸前の私 もうそろそろ限界がきていた私。まさにその時に肩をポンと叩かれました。 「あれ…?」私はつい30秒前にすれ違った人を思い出しました。 そう、この方は、一度すれ違ったけれど、私を助けようとわざわざ戻ってきてくれた人だったのです。 ■自転車を運んであげると提案してくれて… 声をかけてくれただけでも感動したのですが、親切にされたからといってすぐに甘えられるわけではなく、とりあえず気持ちだけ受け取って断ることにしたのですが…。 この方は私の表情をよく見ていて、世の母親が言う「大丈夫」というものが「本当は大丈夫ではない」ということをよく分かっていたのだと思います。 子育てをしていると、なかなか人を頼ることもできず、SOSを出すことも下手くそで、感情がいっぱいいっぱいになってしまい、それをうまく吐き出せない…そんなお母さんってとても多いと思うのです。 その方は、そこに気がついてくれたのかなぁと思います。 次回に続きます。
2021年04月19日■前回のあらすじ 何を言おうか迷った様子で言葉にできず、そのまま立ち去ったおじいさん。その後も私たちを心配そうに見守ってくれていて…。 ■また娘のイヤイヤが爆発…! おじいさんの微妙な表情や雰囲気を汲みとって私は優しさを理解しましたが、当然いとちゃんには伝わらず、ただ怖がってその場を離れたがりました。 その時は、数メートルですが、いとちゃんが自分で歩いてくれて助かりました。 しかし、またすぐにその場に立ち止まり泣きわめくようになったのです。 ■疲労困憊…ついに心が折れる ひたすら泣きわめき続ける娘を、最初は無心で見ていました。真正面から受け止めると挫けてしまいそうだったので…。 あまり深いことを考えないようにしていたはずなのですが、さすがに疲れてしまい…。娘の「ママきらい」の言葉に、とうとう心が折れてしまったのです。 次回に続きます。
2021年04月18日■前回のあらすじ 強面のおじいさんがこちらを睨み、どんどん近づいてくる…。今にも罵倒されそうな勢いに恐怖を感じます。 ■おじいさんは何か言おうとするけれど… 強面のおじいさんに1mの距離までグイグイ近づいてこられて、もう内心ビビりまくり! おじいさんと目を合わせたまま少し時間が過ぎ、ようやく口を開いたかと思いきや、言葉が出てこないようで…。 ■何も言わず立ち去ったおじいさんはその後… 顔は強面だったけれど、よく見たらとても人が良さそうで、こちらを心配している雰囲気がじんわり伝わってきました。きっと、何か言えば泣き止むのか、何を言ったら世間的に大丈夫なのか、話しかけることによって怖がらせたりしないか…。そういうことを気にして言葉が出てこなかったんだろうなぁと思います。 家に入った後も、何もできなくて申し訳ない、というような顔をしていて、優しく心配そうに見守ってくれているのがわかりました。おじいさんの、何かしてあげたいという姿勢にとても救われました。 次回に続きます。
2021年04月17日■前回のあらすじ 温かい視線や優しい声かけに救われるも、子どもたちは泣き続け自転車で進むことに限界が。立往生していると強面のおじいさんの視線を感じ…。 ■強面のおじいさんがこっちをずっと睨んでる…!? ■今にも怒鳴られそうな勢いで近づいてきて… おじいさんは、真っ直ぐにこちらを見据えて、だんだんと近づいてきたのです…。長女・いとちゃんがあまりにも泣き止まないので近づいてきたのだと思います。 何をされるか分からなかったので、子どもたちをなるべく自分の後ろに隠し、おじいさんの出方を待っていました。 今にも罵倒されそうな雰囲気に私は息を呑みました…。 次回に続きます。
2021年04月16日■前回のあらすじ 周りの視線が気まずくてずっと下を向いて歩いていたけれど、ふと顔を上げると、応援してくれているような優しい視線だったのです。 ■みんなが声をかけてくれて… 顔を上げると、そこには迷惑そうな顔をしている人は誰もいませんでした。わざわざ近づいてきてくれて、声をかけてくれる人もいました。 「お母さん、頑張れ」「大丈夫よ、大丈夫」と言われて、涙が出そうになりました。 子育てをがんばっていることを知らない人に認めてもらえるって、すごく嬉しいことだなぁと思いました。 ■自転車に乗せるのも限界に… 末っ子・うりくんは抱っこすればすぐに泣き止むものの、長女・いとちゃんは一向に泣き止まず…。もう一度自転車に乗せることもできないし、頑なに歩いてくれそうにもありませんでした。 しばらく立ち往生していると、何やら強面なおじいさんがじっとこちらを見ていて…。 次回に続きます。
2021年04月15日■前回のあらすじ 子どもたちを自転車に乗せるも、ふたりとも大泣きで地獄絵図…。心を無にして出発しました。 ■出発できたのはいいけれど… 正直、自転車にさえ乗せてしまえば気分が変わって勝手におさまると思ったのです。ところが今回だけはとにかく機嫌が悪い。おさまるどころかむしろ癇癪は加速…。 とりあえず行けるところまで行こうと足早に急ぐけれど、周りの視線をひしひしと感じるのです…。 ■周りの視線が怖かった…でも顔を上げてみると 明らかにいろんな人からの視線を感じていたので、気まずくてずっと下を向いていました。 でも、なんだか嫌な視線じゃないな、と思って顔を上げてみると、みんな優しい目をしているのです。応援してくれているような気がして、本当にそれだけで救われました。 次回に続きます。
2021年04月14日■前回のあらすじ 泣き止まない娘を抱えて保育園を脱出! しかし落ち着くまで待とうにも周りには危険がいっぱいで…。 ■自転車に載せようとすると… ■強行突破で出発!無の境地に… もうこうなってしまったらどうしようもないことは分かっている…。落ち着くまで待ってあげたいけれど、そんな時間は今はない! そして、自転車は走り出さないと泣きやまないうりくん…。ふたりして大泣きでまさに地獄絵図。 このとき、おやつやジュースを持っていたらある程度おさめられたかもしれないなぁと思ったので、この日を境におやつを必ず持ち歩くようになりました。 次回に続きます。
2021年04月13日■前回のあらすじ 園庭で遊び始めてしまった娘。帰ろうと声をかけると突然イヤイヤモード全開に…! ■泣き止まない娘を抱えて保育園を出る ■落ち着くまで待とうにも、外には危険がいっぱい…! なんとか保育園を脱出したものの、いとちゃんの癇癪はおさまるどころか、むしろ泣き声は大きくなり、お迎えのお母さんたちから注目を浴びることに…。 何か手を考えていたら今度はうりくんが道路を飛び出しそうに…! もう無の境地に入りつつあって、本当は心の中で「もうどうでもいいから帰りたい!」と切に願っていました…。 さて、ここから長い長い地獄の帰り道を無事に帰れるのでしょうか? 次回に続きます。
2021年04月12日■前回のあらすじ 娘の保育園転園の日。新しい保育園で娘はとても楽しく過ごしていたように見えたのですが…。 ■帰宅しようとすると娘は… ■娘の気分が急変…!? この頃、癇癪を起こしたら最低でも30分はおさまらなかった時期で、ひたすら爆音の泣き声を落ち着くまでずっと聞き続けるといった感じでした。 気を紛らわせようと他に声をかけてもダメ。別の遊びに誘ってみてもダメ。話をしてみてもダメ。 もうこの状態になると、こちらの声は何も聞こえなくなるのです。 泣いてスッキリするまで待たなければいけない。でもここは保育園だし…。かなり焦りました。 次回に続きます。
2021年04月11日こんにちは! わさびです! このお話は、娘のいとちゃんが保育園を転園した日に起きた、今までで一番最悪な日の出来事です。 ■保育園転園の日、娘の様子は… 昔から癇癪持ちのいとちゃん。イヤイヤ期も絶賛継続中だし、なんなら勢いも増している…。 今思えば、こんなにすんなり初日を終えられるわけがなかったんです。 次回に続きます。
2021年04月10日■前回のあらすじ 娘が生後6ヶ月の時にまた検査を受けました。ですが、その頃には娘が音に反応するようになっており、ある確信を胸に検査に挑むことになりました。 新生児聴覚検査で再検査と言われた時のお話です。不安な心理描写も描かれておりますので、辛いと感じる方は閲覧をお控えください。 ※生後6ヶ月の時点で耳は正常にきこえています。 ※リファー:要再検査 生後3ヶ月の時に中度難聴と診断されてから「全く異常なし」という結果になるとは思っていなかったので、拍子抜けでした。 当然嬉しかったのですが、このときは「だったら睡眠薬とかCTとかやらなくても良かったんじゃ…」というモヤモヤした気持ちの方が大きかったのを覚えています。 この新生児聴覚スクリーニング検査が私の中でものすごくトラウマになったので、2人目の出産の時には検査自体希望しませんでした。夫と話し合い、2人目が生後6ヶ月になった時に「耳の聞こえが悪いかも?」と思ったら聴覚検査に行こうと決めました。 この時は苛立ちの方が大きくて、検査について批判的に感じてしまいましたが、時が経った今は「耳が正常に聞こえている」という証明を検査によってしてもらったんだ、と思えるようになりました。 もし検査をしていなかったら、音に反応しない生後3ヶ月の娘を見て、やっぱり不安になっていたと思います。聞こえないかも…、と思た時点で「ああ、聴覚検査受けておけば良かった」と後悔するだろうなと…。結果的に、検査は受けておいて良かったと思います。 実際、娘は聴覚検査で耳が聞こえることがわかりましたが、検査をしていない第二子の息子の耳は、実は聞こえにくいかもしれない…。そう考えるとすごく怖いです。 そして、もうひとつ伝えたいのは、産後の精神状態は普通じゃないということ。安定した精神状態の時に難聴と言われるのと、産後すぐに難聴と言われるのとでは、全く違うということをわかっていただきたいのです。 産後は本当に今までの自分ではなくなってしまいます。身体はボロボロで、心はいつも不安定。なんでもないことに落ち込んだり、どうでもいいことにこだわったり…。 さらに寝不足と精神的プレッシャー、責任感、一瞬でも気を抜いたら死んでしまうかもしれない命。そんな張り詰めた状態で追い討ちをかけられたら、目の前が真っ暗になるのが普通だと思います。 しかし、そんな危機的な状態になっているにも関わらず、自分ではその状態に気がついていないのです。これが産後の怖いところだと思います。 この体験談が少なからず誰かの心を軽くしてくれますように…。最後までお読みいただき、ありがとうございました! この記事に記載された症状や治療法は、あくまでも筆者の体験談であり、症状を説明したり治療を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。 4月10日(土)21時からは、 ババレオさんの新連載「ヤバイママ友の話」(全8話)が始まります。お楽しみに!
2021年04月09日■前回のあらすじ 生後3ヶ月の検査で中度難聴と診断されたとき、何かが吹っ切れたように感じ…。次の検査まであまり耳のことは気にせず過ごすことができました。 新生児聴覚検査で再検査と言われた時のお話です。不安な心理描写も描かれておりますので、辛いと感じる方は閲覧をお控えください。 ※生後6ヶ月の時点で耳は正常にきこえています。 赤ちゃんのCT検査って想像もできなかったのですが、こちらから姿が見えなくなるくらいガチガチに固定されていて、その姿が本当にかわいそうで胸がギュッとなりました。 そして…。 今回私たち夫婦は、ある確信を胸に検査に挑みました。 成長するにつれて、音への反応がグッと上がった娘。後ろから小さな声で名前を呼ぶとすぐに振り返ったり、私たちが気がつかなかった音でも反応していたり…。 あれ? やっぱり聞こえているよね? 聞こえてなきゃこんな反応しないよね? ということが多くなってきていました。むしろ音に敏感なほうで、大きな音が嫌いだったり、人混みのザワザワした音で泣いたり、フードコートなどの常に音がある場所ではいつも泣き続けたり…。 そんなこともあり「もう検査に来ること自体無駄なんじゃないか」と思うくらいにだったのですが、やはり結果を聞かないとモヤモヤするので、結論を知りたくてこの検査に挑みました。 次回へ続く この記事に記載された症状や治療法は、あくまでも筆者の体験談であり、症状を説明したり治療を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。
2021年04月08日■前回のあらすじ 少しは聞こえていることに安心しつつも、本音はみんなと同じように聞こえていてほしかった。そう思いながら、結果を伝えるため夫に電話しました。 新生児聴覚検査で再検査と言われた時のお話です。不安な心理描写も描かれておりますので、辛いと感じる方は閲覧をお控えください。 ※生後6ヶ月の時点で耳は正常にきこえています。 電話で伝えると長くなりそうだと思ったので後回しにしてしまったのですが、それが深読みさせてしまう結果になったようです。悪い検査結果を聞いて、私が絶望して立ち尽くしていると本気で思ったようで…、心配かけてしまったな、と後から反省しました。 生後6ヶ月の頃にまた検査がありますが、私はこの「中度難聴」の診断を受けた時から耳のことは本当に気にせず過ごしました。もちろん、少しは気になりましたが、検査結果を友人に話すこともできましたし、あまり覚えていないので、ほとんど悩まなかったんだと思います。 抱え込みすぎていた悩みが、時間をかけて少しずつ消えていったという感じです。 次回へ続く
2021年04月07日■前回のあらすじ 診断結果は「中度難聴」。日常生活で生きづらさがあるかもしれない…それを聞いた時、複雑な気持ちになりました。 新生児聴覚検査で再検査と言われた時のお話です。不安な心理描写も描かれておりますので、辛いと感じる方は閲覧をお控えください。 ※生後6ヶ月の時点で耳は正常にきこえています。 生後3ヶ月まで娘は音に対して本当に反応が薄く、聞こえているのか聞こえていないのか全くわからないという状態でした。「音に敏感な子はこういう反応をする」などを調べれば調べるほど「ああ、やっぱり聞こえてないのかな」と思っていたので、この日は覚悟して結果を聞きに行きました。 そして診断結果は「中度難聴」。 正直、全く聞こえていないと思っていた私にとっては「えっ!? なんだ、聞こえてるじゃん…」と少し安心した瞬間でした。 しかし、安心したのも束の間。本当はもう少し聞こえてはいないか、 せめて片方の耳だけでも軽度難聴だったりしないか…、と欲が出てしまうのが親心。少しだけでも聞こえていてくれればいいと思っていたのに、やっぱり「普通」に聞こえていて欲しい。 娘のこれからの人生、生きにくくならないように、もう少しだけ、もう少しだけ…。今度の検査で奇跡的に聞こえていますようにと願った帰り道でした。 ちなみに、想定していた結果よりも良かったため、私はこの結果でもあまり落ち込みませんでした。どこか張り詰めていた糸が解けてフッと楽になった気がします。 そんなこともつゆ知らず、旦那は家でずっとハラハラしていたそう。そして途中まで連絡するのを忘れていた私…。 次回へ続く この記事に記載された症状や治療法は、あくまでも筆者の体験談であり、症状を説明したり治療を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。
2021年04月06日■前回のあらすじ 睡眠薬を飲ませての脳波検査も無事終了。検査結果を聞きに行くと、娘は「中度難聴」であると告げられました。 新生児聴覚検査で再検査と言われた時のお話です。不安な心理描写も描かれておりますので、辛いと感じる方は閲覧をお控えください。 ※生後6ヶ月の時点で耳は正常にきこえています。 両耳とも「中度難聴」だと言われました。どちらの耳でもあまり聞こえの差はないと…。軽度難聴とは違い、中度難聴になると生活は普通の人よりも困難になるとも言われました。 生後6ヶ月になったらもう一度ABR検査をし、さらに耳の内耳を見るために、CTを撮ることになりました。そして、この結果次第で、今後の対応が変わっていくことを説明されました。 耳の専門の病院に移り、難聴の治療をしていくということ。 将来的に補聴器について検討していくということ。 言葉の遅れが出ないように、療育のようなところに通うこと。 私はこの説明を受けて、「あー、次の検査が最後のチャンスなんだなあ」となんだか他人事のように、ぼんやり聞いていた覚えがあります。 「次の検査にあまり期待しない方がいい」という先生の言葉に、次の検査で「実は聞こえてました」なんて例はあまりないのかなと感じました。だから、この子はきっと中度難聴なんだ、と私は心の中で納得したのです。 次回へ続く この記事に記載された症状や治療法は、あくまでも筆者の体験談であり、症状を説明したり治療を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。
2021年04月05日■前回のあらすじ 生後3ヶ月の頃、また娘の耳の検査を行いました。睡眠薬を飲ませて行う検査には不安もありましたが、無事終了することができました。 新生児聴覚検査で再検査と言われた時のお話です。不安な心理描写も描かれておりますので、辛いと感じる方は閲覧をお控えください。 ※生後6ヶ月の時点で耳は正常にきこえています。 結果は中度難聴でした。 次回へ続く
2021年04月04日■前回のあらすじ 次の検査までには音に反応してくれるだろう、と毎日確認し続けたのですが反応は鈍いまま。そして検査日を迎えることになりました。 新生児聴覚検査で再検査と言われた時のお話です。不安な心理描写も描かれておりますので、辛いと感じる方は閲覧をお控えください。 ※生後6ヶ月の時点で耳は正常にきこえています。 先生からいくら大丈夫だと言われても、赤ちゃんに睡眠薬を使うことの怖さが全然抜けなかったことを覚えています。そして予想とは違った検査を目の当たりにし、私が一番緊張していたように思います。 検査は1時間ほどだと言われていたのですが、もし途中で目が覚めた場合、後日また睡眠薬を使って検査になる可能性があったので「お願いだから1回で終わって…!!」とずっと願っていました。結局、1時間もせずに娘は検査を終えることができたので、すごくホッとして力が抜けました。 検査を待っている1時間弱、久しぶりに旦那と2人きりで会話をしたような気がします。私たちの間に娘がいる風景が当たり前になっていたので、「2人でいる時っていつも何を話していたんだっけ?」とそんなふうに昔を懐かしみながら、しみじみと3人家族になったことを実感しました。 産まれてまだ3ヶ月しか経ってないのに、もう何年も3人でいるような気がしていたんです。それほど娘の存在は大きいんだなと、2人で気づいた時間でした。 次回へ続く
2021年04月03日■前回のあらすじ 耳が聞こえなくても我が子の愛しさは変わらない、と前向きに過ごすことに。1ヶ月後の検査では問題がなく、生後3ヶ月の頃また検査することに…。 新生児聴覚検査で再検査と言われた時のお話です。不安な心理描写も描かれておりますので、辛いと感じる方は閲覧をお控えください。 ※生後6ヶ月の時点で耳は正常にきこえています。 生後1ヶ月の再検査に行けば全てが終わると思っていましたが、まだまだはじまりの段階でした。 先生の口から出る言葉は、「睡眠薬」や「CT」など、私たちの想像を超えるものばかり。しかも「生後3ヶ月になってもまだわからないかもしれない」という絶望的な言葉まで…。 次の検査まで耳が聞こえているか毎日確認し続けましたが、音への反応は鈍いままでした。 次回へ続く この記事に記載された症状や治療法は、あくまでも筆者の体験談であり、症状を説明したり治療を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。
2021年04月02日■前回のあらすじ 娘の顔を見ることすら辛くなっていた私。でも泣いている娘を抱き上げると、その愛おしさにじんわりと心が温かくなって…。 新生児聴覚検査で再検査と言われた時のお話です。不安な心理描写も描かれておりますので、辛いと感じる方は閲覧をお控えください。 ※生後6ヶ月の時点で耳は正常にきこえています。 1ヶ月後に何らかの結果がわかると思ってがんばってきたのですが、次の検査は生後3ヶ月の頃…。 さらに検査についての説明を受け、絶望的な気持ちになっていきます。 次回へ続く
2021年04月01日■前回のあらすじ 「難聴と決まったわけではない。気にしすぎないように」そう言われてもとても穏やかではいられませんでした。 新生児聴覚検査で再検査と言われた時のお話です。不安な心理描写も描かれておりますので、辛いと感じる方は閲覧をお控えください。 ※生後6ヶ月の時点で耳は正常にきこえています。 娘の顔を見ることすら苦しくなっていた私。すやすやと眠っている娘のかわいい寝顔を見るだけで本当に心が痛くて。でも、同時に愛おしさも感じ、じんわり心が温かくなりました。 この時は、罪悪感やかわいそうだとか、いろんな思いが渦巻いて、負のループに陥っていました。 途中で看護師さんや助産師さんが、ただならぬ様子の私を何度か見にきてくれましたが、それがまた嫌で嫌で…。きっとかわいそうだと思われてんだろうな…、と勝手に思ってしまい、会うことすら拒否していました。 大丈夫じゃない人に向かって、「大丈夫ですか?」と聞くのは、ストレスでしかないなと、この時とてもよくわかりました。 次回へ続く
2021年03月31日■前回のあらすじ 母子感染の可能性があったため、サイトメガロウイルスの検査を受けることに。結果は陰性でしたが、待っている間生きた心地がしませんでした…。 新生児聴覚検査で再検査と言われた時のお話です。不安な心理描写も描かれておりますので、辛いと感じる方は閲覧をお控えください。 ※生後6ヶ月の時点で耳は正常にきこえています。 ※リファー:要再検査 頭でわかってはいても、心の中では不安と悲しみが渦巻いて涙が止まりませんでした。 次回へ続く この記事に記載された症状や治療法は、あくまでも筆者の体験談であり、症状を説明したり治療を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。
2021年03月30日■前回のあらすじ 赤ちゃんの耳が聞こえていないかもしれない…。サイトメガロウイルスの母子感染の可能性があったため、私も検査を受けることになりました。 新生児聴覚検査で再検査と言われた時のお話です。不安な心理描写も描かれておりますので、辛いと感じる方は閲覧をお控えください。 ※生後6ヶ月の時点で耳は正常にきこえています。 サイトメガロウイルスの検査は、産婦人科でも案内がないところもあるそうです。産後の検査は陰性でしたが、妊娠中、3回の検査のうち、1回しか受けていなかったことを後悔しました。 この記事に記載された症状や治療法は、あくまでも筆者の体験談であり、症状を説明したり治療を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。 次回へ続く
2021年03月29日新生児聴覚検査で再検査と言われた時のお話です。不安な心理描写も描かれておりますので、辛いと感じる方は閲覧をお控えください。 こんにちは、わさびです。これは新生児聴覚検査で「娘の耳が聞こえないかもしれない」と言われた時のお話です。当時このような体験談をネットで探したのですが、なかなか見つからず途方に暮れました。再検査になって不安な時間を過ごしている方の役に立てば幸いです。 ※生後6ヶ月の時点で耳は正常にきこえています。 辛い思いをされるかもしれない方は読まれませんよう、ご注意ください。 わが家のように、スクリーニング検査を受けて再検査になったお子さんは少なくないそうです。そして、その親御さんはみんな計り知れない悩みを抱えていると思います。 次回へ続く この記事に記載された症状や治療法は、あくまでも筆者の体験談であり、症状を説明したり治療を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。
2021年03月28日