「リカバリーサンダル」理学療法士が“高齢者の室内履き”にスリッパより勧める理由
■土踏まずのアーチ部分が健康に歩くために重要
歩くことにより、足の筋肉が収縮し、足先に巡る血液を心臓まで送り返すことができる。血液の循環や代謝の向上にもつながるため、歩くことが大切。
その“歩く”ために重要な部分が足。第二の心臓とも呼ばれている大切な部分でもある。なかでも、土踏まずにあたる、カーブしているアーチ部分が、健康に歩くうえで最も意識すべきポイントだ。
「アーチ部分は、過度な疲労のほか、年をとって老化が進むことでも、自然とつぶれて平坦になっていきます。このアーチが崩れるとカーブのない平坦な足裏が特徴の、いわゆる“扁平足”になります。
地面からの衝撃を吸収する要素も持っている場所なので、扁平足になると衝撃がダイレクトに足関節、膝関節、腰に伝わり、負担がかかることで痛みの原因に。
最悪の場合、歩行困難になって寝たきりになることもあります」(小川内さん)
老化によるアーチバランスの崩れに対し、サポート力のあるもので支えて、関節や膝、腰部分への負担を軽減することが年齢を重ねても健康に歩き続けるうえで大切なのだ。そこで活用したいのが、リカバリーサンダルである。
■アーチ部分をサポートし足の疲労が感じにくくなる
リカバリーサンダルに詳しい、ウェブサイト「ランニングを科学する」