居眠り運転のメカニズムとは? 眠気が生じる原因を探る!
眠いと頭が冴えない、ボーっとする。意外なことに、このメカニズムが解明されたのはつい最近のことなのだそうです。なぜ、まどろんだ状態では人の判断力は低下するのでしょうか?その謎に迫ってみました!
眠気のメカニズムがようやく解明!?
眠くなってくると頭がボーっとして、勉強や仕事の効率が悪くなったり、何かを判断・決断する能力が鈍くなったりしませんか?実はこれが科学的に解明されたのはつい最近のことだったようです。
これまで脳神経科学では、目がハッキリと覚めている状態でも、眠い状態でも、脳に入ってくる刺激は同じなのに、なぜそのように判断力が弱まるのか、仕組みを解明できずにいました。
しかし、ついに昨年、独立行政法人 情報通信研究機構の科学者が機能的磁気共鳴画像(fMRI)と脳波を使った計測・分析を行ったところ、眠気のメカニズムを解明できたと言われています。
脳を3,780カ所に細分化
どのように解明したのか、気になるところですよね。まず、通常のfMRIを用いた実験では、目がはっきり覚めている状態なのか、それとも眠たいのかを知ることはできないのだそうです。そこで、使われたのが特別な脳波計測装置。