睡眠が2時間伸びると糖尿病のリスクが高まるって本当!?
今回の研究では、約6万人のアメリカ人女性を対象に、15年間もの長期追跡を行い、睡眠時間と糖尿病の発症について調べたそうです。この結果で、睡眠が2時間伸びたから確実に糖尿病のリスクが高まるとは言い切れませんが、糖尿病が気になる方は頭の片隅に入れておくとよいかもしれませんね。
特に、2型糖尿病は以前より生活習慣と深い結びつきがあると言われてきました。みなさんも睡眠時間や食生活などを一度見直してみましょう。
睡眠不足が原因という説も……
実は、糖尿病と睡眠の関係にはさまざまな説があり、「睡眠不足が糖尿病を引き起こす、または糖尿病を悪化させる」という説もあります。
睡眠不足はインスリンの働きを鈍くすると言われています。つまり、睡眠不足が続くとインスリンがうまく働かず、血糖値が上昇。結果、糖尿病に……ということも考えられるのです。
ちゃんと睡眠時間を確保しているのに日中眠くてたまらないという人は睡眠時無呼吸症候群など、本人が自覚していない睡眠障害を抱えている可能性もあります。睡眠に悩みがあるという方は、一度、お医者さんに相談してみるとよいかもしれませんね!
photo by YUE MANAMI