睡眠の役割のひとつに、体を細胞レベルで修復する「自然治癒力」の促進というものがあります。
自然治癒力は誰にでも備わっているもので、起きている間でも常に体の修復は行われているのですが、特に睡眠中に効果が発揮されるようにできているそうです。
今回は、そんな自然治癒力と睡眠の関係性について見てみましょう。
自然治癒力と睡眠の関係
「自然治癒力」とは、ヒトや動物が生まれながらに持っている、自分で自分の体を治す力のことをいいます。
生き物の体は、何らかの損傷が発生したときに「自然治癒」という自己修復プロセスが自動的に活性化されるようにできているため、ケガをしたり病原菌が体内に入ったりしても時間と共に自然に治っていくのです。
そして、その自然治癒力が最も強く発揮されるのが睡眠中といわれています。
睡眠時間が短いとそれだけ自然治癒に集中できる時間も短くなるため、風邪をひきやすくなったり肌が荒れやすくなったりしてしまうそうです。
世の中には風邪が治りやすい人と治りにくい人がいますが、それは寝不足などが原因で自然治癒力が低下しているからかもしれません。
質の良い睡眠をとることは自然治癒力を高めて病気を予防することにも繋がるため、やはり健康的な生活を送る上で良質な睡眠は欠かせないといえます。