感染者と接触したらその期間は注意深く観察するとよいでしょう。
口唇ヘルペスの症状とサイクル
多くの場合、症状は4つの段階に分けることができるといわれています。重症なケースでなければ、2週間ほどで回復することが多いとされていますが、早いタイミングで治療を開始するほど治りが早い傾向にあるといわれています。
(1)ピリピリ・チクチクする前兆がある
水ぶくれの症状があらわれる前に、前駆症状があるといわれています。具体的には、ピリピリ、ムズムズ、チクチクといった皮膚の違和感や痛み、かゆみなどです。初感染の場合は気づかないこともありますが、再発をくり返すほど気づきやすくなるといわれています。
(2)赤みや腫れがある
前駆症状を感じたあと、半日程度で唇や口の周囲の一部分の皮膚で赤みを帯びた腫れがあらわれはじめるといわれています。患部ではウイルスの増殖が活発になっていると考えられているため、このタイミングに治療を始めることが理想とされています。
(3)患部が水疱(水ぶくれ)になる
ウイルスの増殖が進むと、2〜3日後に赤みを帯びた腫れが水ぶくれに変化していきます。初感染では、水ぶくれが多発しやすく、その大きさも5mm大になるといわれています。