コロナ禍における女子大生を中心としたF1層の健康状況・感染・ワクチン接種・副反応の状況についての調査結果
その内訳として精神的な変化と同程度に身体的にも変化を感じていることが確認された。また、半分強のF1層がコロナ関連以外の健康問題を抱えていることが明らかとなった。感染状況においては、本人もしくは家族が感染した、または濃厚接触者になったことがある割合は合計で1割以下であり、ほとんどのF1層にとって感染は身近な問題ではないことが明らかになった。しかしながら、ワクチン接種率では半数以上が2回接種を終えており、報道でいわれているようなワクチン接種ができない状況はなく、国民全体の接種率とほぼ同じ状況であることが明らかとなった。
ワクチン接種をしたF1層で副反応を経験していない割合は1割強に留まり、大多数が副反応を経験していることが明らかとなった。コロナ禍による健康変化とコロナ禍と無関係の健康問題、ワクチン接種率などに統計学的に有意な相関は見られなかった。今後、サブグループ解析等により、より詳細な結果を明らかにする予定である。
[結論]
多くのF1層がコロナ禍における健康状態の変化を感じており、また、コロナ禍と無関係の健康問題を抱えていることが明らかとなった。
ワクチン接種は、おおむね国民全体の結果と同じであり、若者がワクチンが接種できない状況というわけではないことが明らかとなった。