<家族、辞めてもいいですか?>「誰もいない」家族がいないことが当たり前になった子どもがまさかの…
離婚が白紙になったにも関わらず、お父さんは家に帰らないまま。さらに、荒れたお兄さんが父方の祖父母と叔母が住む家で暮らすようになり……
離婚を回避したのにどんどん崩壊していく魚田コットンさん一家。離婚危機になったという友だちが、「泣いたら両親の離婚を止められた」というのを聞いて魚田コットンさんは内心驚いて……?
ひとりでいることがラクになった結果…
離婚は両親の問題なのに、子どもが何か言っていいのか……と魚田コットンさんは内心驚きました。
離婚しなくて良かったとほっとする友だちを見て、
いいなぁ……私だって離婚して欲しくないよ
と思う魚田コットンさん。
それでも、
両親が決めることに従うしかない、両親の言うことが“絶対”だ
と疑いませんでした。
家の状況は変わらないまま時は流れ……
真面目なはずのお姉さんは高校受験に失敗。
お父さんもお兄さんも相変わらず家に寄り付かず、
お母さんも働き通しでほぼ家におらず、
朝起きても誰もいないのが当たり前になっていました。
そんな魚田コットンさんが小学3年生の春、不登校に片足を突っ込んでしまっていました……。
入学してすぐの集団登校で、上級生をとても怖く感じた魚田コットンさん。
こんな気持ちで登校するのなら、ひとりで学校へ行くほうがいいや。
そう思ってからわざと遅く家を出て、ひとりで登校し、毎日遅刻していました。
小さいころから朝起きて誰もいなかったため、段々とひとりの方が気楽になった魚田コットンさんは、ひとりでいる危険性を誰からも教わっていませんでした……。
朝起きて誰もいないため、集団登校へ参加せず、1人で行動するようになったコットンさん。段々とひとりでいることにも慣れていったようです。
自分の心を守るため、生きていく術を小さいながら身につけざるを得なかった魚田コットンさん。まだ甘えたい歳でありながら大人になるしかない、そんな魚田さんのような子どもが私たちが住む世の中に今も多くいます。このような子どもが少しでも減ることを祈ってやみません。