なんでも手づかみで食べる娘。 悩んだママが考えた「おてての日」とは!
1歳~1歳半のころ、子どもが食べこぼしやなんでも手づかみ食べをするので、毎回離乳食の際はイライラしていました。そこで、離乳食期間の「手づかみ食べ」に疲れきっていたときに私が実践した、イライラ解消法をお伝えします。
手づかみでなぜ怒られるかわからない
個人差はあれど、子どもが離乳食に慣れてくると始まる「手づかみ食べ」。スプーンやフォークを使って、食べる前段階と言われていますが、この時期の子どもにとっては、何が手づかみOKでNGなのかなんてわかりません。それなのに私は、食べこぼしやなんでも手づかみ食べすることにイライラ……。
ある日、「もう手づかみで食べたいなら、ぜーんぶ手づかみにしちゃえ!」と半ば開き直って「手づかみオンリー」のメニューにしてみました。すると、とってもうれしそうにもぐもぐ食べていました。こうしてわが家に「おてての日」ができました。
巻くだけ、乗せるだけ、並べるだけ!
手づかみメニューは、基本的におにぎりにコーンを乗せる、鮭を乗せる、刻んだ野菜を乗せるなど、極力簡単に作れる物にしました。おにぎりに具を入れずに乗せたのもそのためです。
飽きたらのり巻きにしてもいいし、おにぎりを食パンにしてもOK。見た目もきれいだし、小さいおにぎりやパンが並ぶことで、普段の食事との違いを感じることもできました。
「これはおてての日のごはんだっけ?」
手づかみメニューの日を作ってからは、普段の食事のときに「これは“おてての日”のごはんだっけ? どうすればいいかなぁ~?」と声かけすると、ハッとしたようにスプーンを握る日が増えてきました。
自分から「ぷーひ!(スプーンの日)」と言ってスプーンを握ってくれることもあり、少しずつ「手で食べてもいい」「食器を使って食べる」メニューの区別もついてきたようです。
初めて「おてての日」をおこなったとき、子どもがとてもうれしそうにしていて、私もラクチンで、イライラも減ったのでよかったです。
作画/Michika
著者:中浦明子
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