便利と思って着せていたけど…実は危険な服装!?助産師が忠告!「春先に注意したいNG服」とは?
実は、これらの付属品が子どもの怪我や重大な事故に繋がる危険性があります。
いくつか具体例をご紹介しましょう。
・滑り台で首回りに付いている紐が滑り台の隙間に引っかかり、紐が引っ張られて首が絞まった。
・フードが他の子に引っ張られたり、ドアノブにひっかかり首がしまった。
・上着やズボンの裾に付いている引き紐が物に引っかかったり自分で踏んで転倒。
など
子ども服の紐に関しては、JIS規格という消費者が安心して製品を利用できるようにするための、国内の統一的な安全基準が制定されています。それが、「JIS L 4129(子ども用衣料の安全性−子ども用衣料に附属するひもの要求事項)」で、子ども服の紐が原因で起こる事故の予防のために、年齢層別や身体部位別に紐の有無、長さの制限などが規定されています。
しかし、JIS規格は任意の規格で強制力はないため、規格外の商品が生産、販売される場合もあるので購入時は注意しましょう。
また、フードに関してはJIS規格外となりますが、事故も多いため保育園では着用を禁止しているところもあります。 外遊びの服装は、常に「危険はないかな」という視点で選ぶように心がけましょう。
まとめ
春先は気候も良く、散歩や外遊びが楽しめる時期です。今回の服装の注意ポイントを参考に、親子でぜひ楽しんでくださいね。
監修者・著者:助産師 国際ラクテーションコンサルタント・おむつなし育児アドバイザー 榎本美紀