「救急車を呼んで下さい!」息子が学童のおやつで救急搬送→アレルギーは伝えてあったのに一体なにが?
息子が小学校に上がったばかりのころの話です。平日は息子を学童保育に行かせていました。ある日、グミを食べたあと、息子が嘔吐や下痢をしていると学童から連絡が! 息子が以前食べて平気だったグミのようで不思議に思いましたが、とにかく救急車を早く呼んでほしいとお願いをしました。
後悔の嵐…
その日、学童で出ていたおやつは市販のグミでした。それを見た息子は「このグミ、食べたことあるから、僕もみんなと同じの食べたい」と言い出したそう。
学童の支援員さんは「食べたことがあるなら大丈夫だろう」と、そのグミを息子に与えてました。すると、息子の全身にあっという間に蕁麻疹が! さらに、激しい嘔吐、下痢。
慌てた支援員さんから、私に電話がかかってきました。
私は間髪入れず「すぐに救急車を呼んでください!」とお願いしました。
すぐに救急車で病院に担ぎ込まれた息子。適切な処置のおかげで、大事には至りませんでした。
あとから確認したところ、たしかにそのグミは息子が食べたことのあるシリーズの物でした。しかし、それは別のフレーバーでした。学童で出されたグミはフレーバーが異なっていたため、原材料が違い、乳成分が含まれていたのです。
フレーバーが違えば必ず乳成分が入っていないか確認しておく必要があることを、よく言い聞かせておけばよかったと、私はひどく後悔しました。その後は、息子が自分で確認するようになったのと、また支援員さんもいっそうの注意を払ってくださるようになったおかげで、その後はアレルギー反応は出ておらず、学童生活を楽しんでいるようです。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
イラスト/ぽん子
著者:如月やよい
監修者・著者:助産師 松田玲子
医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
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