「キャァア!!」湯船で逆さまになっていた1歳の娘!10秒前まで足元で遊んでいたのに一体なぜ!?
長女が1歳半だったころの話です。2人でお風呂に入り湯船で温まったあと、私は洗い場で体を洗っていました。長女は私の足元に座り、アヒルのおもちゃで機嫌よく遊んでいたのですが、このあとまさかの事態が発生するのです……。
髪を洗っていた数秒間で…
長女はお風呂が好きではなくいつも早く上がりたがってぐずるので、機嫌がいいなんて珍しいこともあるなぁと思いつつ、今のうちに自分の洗髪を済ませてしまおうと目を閉じ、シャワーのお湯を頭からかけました。
その間10秒にも満たないくらいだったと思います。目を開け、視界に飛び込んできたのは湯船から真上に突き出している2本の足でした。私は一瞬何が起こっているのか理解できませんでしたが、すぐにそれが長女だと気づき、叫び声を上げながら湯船から引き上げたのです。幸いお湯を少し飲んだだけで、軽くむせたあと泣き出して大事には至りませんでした。
5年以上経った今でも、長女を失っていたかもしれないというあの恐怖心は忘れられずにいます。しかし、一番怖かったのは長女自身のはず。一瞬の気の緩みが取り返しのつかない事態を招くのだと改めて感じ、育児の過酷さを実感した出来事でした。
◇ ◇ ◇
お子さんが無事で、本当によかったです。
今回お子さんは洗い場に座っていたようですが、数秒目を離したすきに、滑って浴槽へ落ちてしまったのかもしれませんね。
乳幼児はわずか10cmの深さでも溺れる可能性があります。お子さんをひとりで浴槽に入れるのは危険であるため、絶対にしないでください。
また、洗い場に座らせる場合も、できる限り目を離さないようにしましょう。
今回は目を閉じたわずか10秒たらずの間に事故が起きてしまっているため、先に自分の洗髪を済ませてからお子さんをお風呂に入れたり、自分の洗髪中は浴槽にフタをして、開けたり乗ったりしないよう伝えてあげると良いと思います。
作画/さくら
著者:川原 ゆき子
監修者・著者:助産師 松田玲子
医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
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