「え!?作ったことないの?」義母からの料理へのプレッシャーに苦痛を感じて…
料理が得意な義母。料理の話になると饒舌になり、カレーはスパイスを自分で調合する、ひき肉は自分で細かく叩くから塊肉を買うなどと、こだわりの調理法を教えてくれます。一方、私は料理が苦手。結婚してからはネットで簡単なレシピを調べ、最低限の手料理を作っているという状況で、義母は不満に思っているようです……。
あれ? 賞味期限がやばい……
オニオングラタンスープの件から、3カ月ほど経ったときのこと。夫の実家でお寿司の出前をとって一緒に食べることになりました。義母が冷蔵庫からわさびのチューブを出してくれ、夫は「このわさび、いつもより辛くておいしい!」と言って食べていました。食事が終わって片づけていた際、私はわさびの賞味期限を見てびっくり! なんと、1年半も前に賞味期限切れになっていたのでした。
まだわさびは残っていましたが、義母に「もう空になっています」と声を掛け捨てました。料理の腕に自信を持っている義母でも完璧ではないと気づき、私は気持ちがラクに。わさびを食べた夫もその後、特に体調を崩すことはなくホッとしました。
料理上手な義母は尊敬していますし、見習うべき点がたくさんあります。
しかし義母も完璧ではないと知り、義母の発言すべてを真に受けなくてもいいんだと感じました。料理法のアドバイスなど、ありがたい言葉は真摯に受け止め、夫や息子に少しでもおいしい料理を食べてもらおうと思っています。
イラストレーター/まっふ
著者:土田えり子
2人の男児の母。元記者で、現在はフリーランスとして企業のリリース記事や、自身の子育て体験談などを執筆中。
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