2021年2月1日 19:00
泣かせっぱなしでもOK?抱きグセの心配は?小児科医が紹介する「省エネ育児」/ねんね・ぐずり編
多くのママが「育児が大変! つらい!」と思うことについて、3児の母である小児科医がラクになる方法をアドバイス! ママ目線で「ここまでならラクしてOK」というポイントをお伝えします。今回は【ねんね・ぐずり編】です。
寝てくれない、泣きやんでくれない……。一生懸命お世話をしているのに、報われないこともたくさんありますよね。多くのママたちが大変と感じているお世話のなかで「この育児はしなくて大丈夫」「ここまでならラクをしてOK」というポイントを、小児科医であり、3児の母でもあるさくらんぼこどもクリニックの三日市薫先生が紹介します。今回はねんね・ぐずり編です!
ここが大変① 寝かしつけに時間がかかってクタクタ
むしろ一緒に寝てしまうほうがラク
赤ちゃんが寝ている時間を、残った家事や息抜きに使いたいママも多いと思います。早く寝かしつけたい気持ちもわかりますが、その焦りを赤ちゃんが感じ取っているのかもしれません。寝かしつけは赤ちゃんと向き合う時間と割り切って集中することが大切です。いったん一緒に寝てしまうのも良いでしょう。少し眠ると体も回復してラクになります。
寝る前に避けたい遊びとは?
早く寝かせたいならば「たかいたかい」などのダイナミックな遊びは避けたほうが良いでしょう。赤ちゃんが興奮して眠気も覚めてしまいます。眠気を誘いやすいのは、抱っこやバウンサーなどでゆっくり揺らす、やさしくトントン叩くといった規則正しい動きです。車に乗せると振動が心地良くて眠る赤ちゃんも多いですね。
ここが大変② 授乳しながらじゃないと寝ないから助けを借りられない
抱き方の工夫で授乳以外でも寝られるかも
授乳して途中からパパにバトンタッチするなど、徐々に変わってもらう工夫をしていきましょう。誰が寝かしつける場合でも、抱っこや一緒のお布団でトントンする際にはなるべく体を密着させて包み込むように意識してみましょう。赤ちゃんも安心して寝つきやすくなると思います。
どうしても授乳でなければ寝てくれないのならば、ママが寝かしつけている間に他の家事などを手伝ってもらうのも手です。
ここが大変③ なかなか泣きやまないとイライラしてしまう
泣かせっぱなしのときがあってもOK
おむつを替えてほしい、体調が悪い、おなかがすいたなど、泣く原因を確認して対応しましょう。