(1)おままごと
ママになりきって料理をつくったり、赤ちゃんの面倒をみたりと、面白いように普段の自分のママを再現して楽しんでいます。よくママが作ってくれている料理を提供したり、時には「●●ちゃん、早く食べなさい」なんて口ぐせをまねしたりすることもあるようです。
おままごとは、身近な人(=ママ)の真似をする→再現する、人とやり取りをする、小さな道具を使うことで手先が器用になるなど、たくさんのメリットがある遊びです。「おままごとは女の子が遊ぶもの」と思っている親御さん! 男の子にもぜひ、おままごとを楽しませてあげてくださいね。
(2)こぶた・たぬき・きつね・ねこ
「♪こぶた~ たぬき~ きつね~ ねこ~」という歌を聞いたことがありませんか? ジェスチャーでその動物になりきる歌遊びです。実は、この歌遊びの重要なポイントが「まねる」→「再現する」こと。動物を見て、観察して、動きに反映する…なかなか脳を使います。
そして、たとえば、たぬきはぽんぽこぽんとお腹を叩くジェスチャーをする→動物(物事)を特長的に捉える感覚を身に着ける、というちょっと高度な技術も備わった遊びなので、子どもと一緒にするにはおすすめです。
実際に動物園でいろいろな動物の動きを確認して、親子でまねっこ動物園を開くのも楽しいでしょう。
■2歳6ヵ月~3歳までの遊び<この頃の特長>
・俗にいう「イヤイヤ期」のピークで、自己の存在主張が激しくなる
・失敗を繰り返しながらも、いろいろなことができるようになってくる
・「大きい・小さい」「長い・短い」といった比較や、色の区別もわかるようになる
・「なぜ?」「どうして?」といった疑問や問いかけをしてくる