ちなみに、結果と過程、どちらを褒めるかによって、子どものその後の行動が違ってくるそうです。
・結果だけを褒めると、また褒められたくて、得意分野をどんどん伸ばしていくことに繋がる
・過程やそれまでの努力を褒めると、積極的に新しいことや難しいことに挑戦するようになる
という研究結果があります。(参考:スタンフォード大学キャロル・S・ドゥエック心理学教授研究チーム)
子どもが段々と成長してくると、全面的に褒めるだけでは足りないことも増えてきます。そういう時は、「ここは、もっとこうしたほうがよかったけど、こっちはよかったね」といったように、直すべき点と褒める点の両方を示すと、親としてより的確なアドバイスをすることに繋がります。
■時には、第3者を通じて間接的に褒める!いつもママばかりが褒めてばかりいると、子どもは褒められることに慣れてしまい、マンネリ化することもあるはず。そんな時は、パパやおじいちゃん、おばあちゃんを通して、間接的に褒めてもらいましょう。「ママがすごいって言ってたよ」「あんなこともできたって聞いたよ。すごいね」などと言ってもらい、「褒められる嬉しさ」を取り戻してもらうことも必要です。
■子どもが「自分はどんどん良くなっている!」と実感できる褒め方を!実際には、それほど変わりがないように見えたとしても、「去年より字が上手になったね」「この前よりも絵がうまくなったね」と、以前との変化がわかるように褒めるのもポイントの1つ。
子どもは「自分は段々良くなってきている」と感じることで、より頑張ろう! 挑戦しよう! という気持ちを持続できるものです。以前の写真や動画を観ながら、「〇〇ちゃんは、この時と比べてこんなことができるようになったね」と言ってあげてもよいでしょう。
実は、私も上の子の時は初めてということもあり、少し厳しめに育てていました。下の子は、その逆でなんでも「すごい!」「えらい!」「さすが!」で育てました。すると、自己肯定感は確かにつきましたが、最近、何かのタイミングで「私ってえらいんでしょう?」と聞かれました。「えっ!?」と驚くと「だって、いつもママ言ってるから」と言われてしまい、やみくもに褒めていた自分を反省したところです。
褒めて伸ばすには、褒め方が重要。
ぜひ参考にしてください。
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