■親としてベストな対応その2:常に正解を答える必要はない親としては、「間違って覚えてしまったら大変」「正確な答えを言わないといけないのでは」と、間違った答えを伝えることに抵抗があるのではないでしょうか。しかし、子どもは必ずしも正解や科学的な根拠がある、きちんとした答えを求めているわけではありません。
時には、ちょっと楽しい気分になるような、夢のあるような答えを子どもに伝えてあげることも大切です。また、あえて間違えた答えを言うことも、子どもの思考能力を促すには必要です。
たとえば、リンゴを指して「これなぁに?」と聞かれて、「梨かな?」と答える。そこで子どもが「梨じゃないよ! リンゴだよ!」と言う場合もあるでしょう。もし、明らかに間違った答えを鵜呑みにしてしまったら、「梨って赤かったっけ?」など、正解を子どもが自分自身で見つけるヒントを与えて、思考を促してください。
■親としてベストな対応その3:親も答えに困る質問は、素直に「わからない」と伝える幼児期の子どもは突拍子もない質問をしたり、親もどう答えていいかわからない質問をしたりすることがあります。
そんな時は、素直に「ママもわからないから調べてみるね」や「一緒に調べてみようか?」と答えましょう。
何でも知っているはずの親でもわからないことがある=「わからないことは恥ずかしいことではない」「わからなければ調べればよい」ということが、子どもにも自然に身についていきますし、後々勉強に対しての姿勢にもつながります。
■親としてベストな対応 その4:邪険にあしらうことはやめる時には子どもが何度も同じ質問をしてくることもあるでしょう。しかし、そこでイライラして、「同じこと何度も聞かないの!」「忙しいから後にして」「そんなことわかるわけないでしょ!」という、この3つのワードは決して言わないでください。
質問を邪険にされてしまうと、子どもの中で「何でも聞いたり、話したりできる」という親への信頼がだんだん薄れてきてしまいます。
いかがでしたか? 上記を参考に子どもの「なぜ?」「どうして?」には、なるべくまっすぐ向き合ってあげてくださいね。
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