子どもの味覚を育てるために! 親が気を付ける食材選び
■子どもの味覚のために、今日から実践できることそもそも食品添加物とは、「その食品を美味しそうに見せたり、保存期間を長くしたりするために添加されているもの」です。たとえば、ピンク色のハムと茶色いハムであれば、ピンク色のほうをおいしそうに感じますよね? そこで、ピンク色に見せる食品添加物が使用されているというわけです。
日本で認められている食品添加物の数は446品目(平成27年2月20日現在)、そのほかに天然添加物なども合わせると1,500種類以上になり、他国に比べて数が多いといわれています。
これだけの数の食品添加物が認められ、市場に出回っていれば、当然多くの食品に何かしらの食品添加物が入っているのが現状です。コンビニエンスストアのおにぎりにも乳幼児向けのお菓子にも、それらは含まれています。これを完全に避けるには、かなり神経質にならなければいけないですし、ママにとってはとても大変!
ですから、買い物の時、余裕があればやっていただきたいことがあります。それは、商品を手に取ってくるっ! とひっくり返し、裏側のラベルを見ることです。そして、なるべく、よくわからないカタカナの物質の記載が少ない商品を選びましょう。
これだけで、かなりの食品添加物の数を減らせるはずです。
小さい子を連れての買い物は大変なので、できる時だけで構いません。もし、そうした余裕を作るのが難しければ、生協などの宅配を利用するのもよいでしょう。
食品添加物は、調味料や市販のドレッシングにも多く含まれています。まずはそれらを見直してみるだけでも違ってきます。
いずれ成長すれば、ファストフードが食べたくなったり、スナック菓子を食べたりする機会も増えるかもしれません。しかし、3歳までにしっかりとした味覚を育てていれば、自分で自然にセーブできるようになるようです。
薄味、そして、食品添加物をなるべく減らす。
この2点を今日からしっかり心がけていきましょう。