母乳がつまる原因は食べ物ではない! 乳腺炎の予防法の3ステップ
乳腺炎は、産後のママの約25%で起こるといわれています。
乳腺炎は、母乳が停滞・詰まってしまったうっ滞乳腺炎と、細菌感染による化膿性乳腺炎に分けられます。

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細菌感染症による、化膿性乳腺炎の場合
細菌感染による乳腺炎は、乳頭が傷ついたこと(授乳開始後まもなくは、赤ちゃんに吸われることで、乳頭が切れることが多々あります)などがきっかけとなり、ブドウ球菌、連鎖球菌といった皮膚に住み着いている菌たちによって炎症が起こります。
・おっぱいが熱を持つ
・赤みを帯びる
・しこりができる
・押さえると痛い
・発熱、悪寒
・頭痛、関節痛などの全身症状
・白い母乳ではなく、黄色っぽい母乳が出る
などの症状が出ます。この場合、授乳はできず、抗生物質での治療が第1選択となります。
迷わず病院へ行きましょう!
母乳が停滞・詰まってしまった、うっ滞乳腺炎の場合
母乳が停滞・詰まった乳腺炎では、胸の張りやしこり、多少の痛みを感じますが、感染をしているわけではないので乳房の赤み、熱感はありません。
しかし、母乳の停滞が続くと細菌感染を起こし、結果的に化膿性乳腺炎になることもあります。停滞・詰まった場合は乳房マッサージ、授乳、搾乳を行い、停滞・詰まりを早急に改善しなくてはいけません。