保育園だけでなくヌヌやベビーシッターも利用するフランスのワーキングマザー
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今や慢性的な課題となっている保育所の待機児童問題。共働き世帯が増えて保育所の需要が増加した結果、少子化が進んでいるにもかかわらず、保育所に入れない子どもたちが多くいます。
厚生労働省によれば、2015年4月1日時点で、認可保育所などに入れない待機児童は、2万人を超えているそうです。2015年度から始まった子ども・子育て支援新制度によって保育施設の対象が広がり、受け皿は大きくなりましたが、まだ世間のニーズを満たすまでには、なっていません。
待機児童がもっとも多い都道府県は東京で、次いで沖縄、千葉と続きます。一方で待機児童ゼロを実現している自治体も11県あります。年齢別では1、2歳児における要望が高く、育児休暇が終わり仕事に戻る時期に重なります。
最近は意識も変わってきましたが、育児休暇の取得や幼い子どもを預けて働く女性に対して、日本の社会は寛容かというと、まだまだです。
子育ては女性の仕事という傾向が強くあります。一方で、女性が家の外で働くことが習慣として根付いた国々では、どのような子育てをしているのでしょうか。