逆子のリスクと対処法を知る

目次

・逆子は、いつからいつまでになりやすいの?
・逆子のリスク
・診断の仕方と、診断後の生活について
・普段から注意することとは
逆子のリスクと対処法を知る

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逆子とは、子宮内で赤ちゃんの頭が上に向いている状態のことを指します。
自然分娩のお産の時は、赤ちゃんは、子宮内で頭を下にした状態を保ちながら産道を通る必要があります。逆子の場合は頭が出にくく、またへその緒が圧迫されやすくなり赤ちゃんに酸素が行きわたらない可能性が発生するため、お産日間近まで逆子が直らなければ帝王切開を検討する必要があります。

妊娠後期での逆子は、妊婦さん全体の約3%だと言われます。逆子になる理由はまだ医学的に明らかになっていませんが、骨盤の狭さや子宮筋腫、前置胎盤、羊水の過不足などが原因ではないかと言われています。

また、逆子の体位にもさまざまなパターンがあります。

単殿位(たんでんい)
赤ちゃんのお尻が下を向いた体位です。比較的、自然分娩がしやすいと言われており、お産時に赤ちゃんがお尻から出てくるのが特徴です。


全複殿位/不全複殿位(ぜんふくでんい/ふぜんふくでんい)
ひざを曲げ足裏を下に向けている体位で、両足裏が下を向いていれば全複殿位、片足裏を上に上げていれば不全複殿位です。お産は、基本的に帝王切開になります。

全膝位/不全膝位(ぜんしつい/ふぜんしつい)
ひざを曲げてひざ先を下に向けている体位です。両ひざ先を下に向けていれば全膝位、片方だけ下に向けていれば不全膝位と呼ばれます。お産は、基本的に帝王切開になります。

全足位/不全足位(ぜんそくい/ふぜんそくい)
脚全体を伸ばして、足裏を下に向けており、赤ちゃんが立っているように見える体位です。両足裏を下に向けているなら全足位、片方だけ下に向けていれば不全足位と呼ばれます。お産は、基本的に帝王切開になります。


逆子は、いつからいつまでになりやすいの?

逆子は、妊娠中期のおよそ16週前後からなりやすいと言われています。妊娠初期までの赤ちゃんは体が小さく子宮内を動き回ることができましたが、妊娠中期・後期になるにつれ向きを落ち着かせる傾向にあるからです。とは言え、妊娠中期である28週末までは向きが定まらないことも多々あります。子宮口がちょうど頭を収めやすい逆三角形であるため、それまで逆子だった赤ちゃんも妊娠後期には頭を下にするようになっていきます。

妊娠後期の37週以降からお産予定日間際まで逆子の場合は、帝王切開を検討した方が良いと言われます。とは言えお産直前・当日に逆子が直ることもありますので、赤ちゃんに根気良く付き合いながら、分娩医の判断を仰ぎましょう。


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