前駆陣痛はいつから? 間隔や痛みの症状・本陣痛との違いは?


本陣痛との違い

本陣痛との違いは、痛み周期の規則性があるかどうかだと言われます。本陣痛の目安として、初めに2~3時間程度だった痛みの間隔が、徐々に5~10分間隔に狭まり、赤ちゃんが産道付近まで下がりきると3~5分間隔と規則的に変化する場合が多いと言われます。とは言え、本陣痛でも痛み周期に規則性がなく、不規則のままお産するケースもあるようです。


前駆陣痛?それとも? 受診の目安

痛みやお腹の張りが伴うため不安を感じることもありますが、前駆陣痛はお産準備症状であり、基本的には異常を示すものではありません。とは言え、無事に赤ちゃんをお産するまで自己判断は危険です。以下のような症状がある場合、トラブルを伴っている可能性も考えられます。速やかに分娩施設に連絡し、助産師や分娩医の判断を仰ぎましょう。

規則的な痛みが続き、痛みが徐々に強くなる
本陣痛の可能性があります。分娩施設を受診し、家族に連絡してお産準備を整えましょう。
今まで感じたことがないような強い痛みが突然起きたり、激痛が止まないなど異常だと感じられる痛みが発生した場合は、赤ちゃんの健康が害されていたり、子宮内外で何らかの異変が起きたサインという可能性があります。

お腹の張りが規則的に訪れ、徐々に強くなる
本陣痛の可能性があります。
分娩施設を受診し、家族に連絡してお産準備を整えましょう。
今まで感じたことがないようなお腹の張りや、異常だと感じられる固さがあったりする場合、赤ちゃんの健康が害されていたり、子宮内外で何らかの異変が起きたサインという可能性もあります。

おしるしがあった
おしるし(血の混ざった、ピンク色のおりもの)があった場合は、子宮口が開き始めている証拠です。前駆陣痛だと思われる症状が発生した前後であれば、さらに本陣痛である可能性が高くなります。すぐに分娩施設を受診しましょう。

破水があった
前駆陣痛だと思われる症状が発生した前後に破水が起きた場合は、羊膜が破れたことで空気中の雑菌が産道を介して赤ちゃんに到達しやすくなり、赤ちゃんが感染症にかかる可能性が高まります。場合によっては本陣痛の症状がなくても陣痛誘発剤などで早急にお産する必要があるため、すぐに分娩施設を受診しましょう。
特に逆子といわれている場合は、救急車を呼び、直ちに受診しましょう。


赤ちゃんの動き(胎動)が感じられない
胎動は分娩台の上に上がってからも続きます。赤ちゃんが動いている気配が感じられなくなった場合や、普段より動きが少ない時は、赤ちゃんの健康が害されたり、子宮内外で何らかの異変が起きたたサインという可能性があります。すぐに分娩施設を受診しましょう。

分娩施設は24時間365日開いており、ママと赤ちゃんが健やかなお産ができるよう待機しています。症状が現れていなくても、不安な点があれば速やかに分娩施設に連絡し、相談をするように心がけましょう。

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