妊婦を悩ます睡眠不足 解消するコツをイタリアのママたちに聞いた
2.睡眠時間を分散する
職人として働く知人女性は、産休に入るまで「睡眠不足をいかにリカバーするか」に知恵をしぼりました。妊娠後期は胎動が頻繁で、一度はじまるとなかなか寝付けなかったそう。
「平日の家事は夫が引きうけてくれたから助かったけど、睡眠不足だけはどうしようもない。ほとんど眠れないと次の日の仕事に影響して、かなり困った」と悩むことが多かったそうです。
そこで彼女が考えたのは「休憩時間と帰宅直後に眠る」こと。車通勤の彼女は「休憩時間にワンボックスカーのシートをフルフラットにし、ビーズクッションを置いて眠った。プライバシーも保てるし、ちょうどよかった」と愛車をフル活用して睡眠時間を確保しました。
帰宅後はベッドに直行、夕食時に夫から起こされるまではゆっくり過ごす習慣にしたところ、前日夜に眠れなくてもかなり体が楽になったといいます。
「夜中眠れなくても、次の日の日中に取りかえせばいいと思えば気にならなかった。ストレスも不眠の原因になるというのは本当なのかも」と語っていました。
不眠のつらさは、妊娠していなくてもこたえるものです。加えて妊娠中は、体形や生活リズムの変化、つわりなどいろいろな不調がついてまわります。
不調がつづくと「赤ちゃんに申し訳ない…」と気持ちも参ってしまいがち。そんなときこそ、前向きに解決することが必要と心得て、自分を追いこみすぎないほうがいいようです。