電車のなかで「元気でちゅかー」 マタニティハイに注意して!
妊娠中に悲しくなるマタニティブルーはよく知られていますが、その逆の「マタニティハイ」も注目されるようになりました。
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子どもを授かったよろこびやホルモンバランスの影響で、テンションが上がってしまう状態をいうのだとか。
これが、周囲にドン引きされるような行動を引き起こす場合もあるので注意したいところです。
■SNSでうんざり
妊娠が発覚しておなかがどんどん大きくなると、わが子が順調に育っていることを実感できますよね。そのうれしさがあふれすぎて、SNSで報告する人は少なくありません。
少しくらいならほほえましいし、自分の記録にもなっていいのですが、毎日のように子どもネタばかりでは、同じママの立場としてもうんざりしてしまうことも。
SNSなら「非表示」という技を使えるけれど、メールやLINEでご丁寧に報告してくれる人も。
こんなことをくりかえして、友だちから距離を置かれてしまい、「出産してもだれからも祝福してもらえない…」なんて残念な事態にならないようにしたいですね。
■公共の場でもハイテンション
妊娠中はおなかの子どもに話しかけた、というママも多いでしょう。それ自体は否定することではありませんが、時と場所を選ぶことも大切です。
わたしの友人はマタニティハイになって、ところかまわずおなかの子どもに語りかけていたそうです。
あるとき、電車のなかでも「元気でちゅかー」と話しかけてしまい、隣に座っていた人におどろかれたことから、自分の行動のヤバさに気付いたといいます。
■マタニティハイは産後も続く?
妊娠中は「頭の中にお花畑ができる」と形容する人もいます。それだけ幸せに包まれているのだと思いますが、自分でも感情がおさえられなくなってしまうこともあるので気を付けたいところです。
この状態は出産直後も続くようで、「キラキラネームなんてありえない!」といっていた人でも、思わぬ名前を付けたくなることがあるのだとか。
前述の友人は、やっと顔を見せてくれたわが子のかわいさに判断力をうしない、「王子」と書いてプリンスという名前を本気で付けようとしていたそうです。
周りに止められてハッとしたけれど、最初はなぜ責められているのか理解できなかったといいます。
子どもを授かることはよろこばしいことだし、周囲にもその気持ちをアピールしたくなるのはわかります。でも、急なテンションの高まりに「ついていけない」、「人が変わってしまった」と思われては悲しいですよね。
感情を無理やりおさえることはないのでしょうが、今後の付き合いのためにも意識しておきたいものです。