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■子どもとの会話に、自然に旬の食材や行事食の話題を取り入れよう
突然ですが「二十四節気(にじゅうしせっき)」を知っていますか? 日本には四季があり、それを24等分して、約15日に1回訪れる節目の日に季節を表す名称をつけたもの、それが二十四節気です。正確な時計やカレンダーがなかった時代には、農作業の目安にしていたとも言われています。
現代は毎日が慌ただしく、あっという間に過ぎてしまうからこそ、四季の移り変わりを楽しむために、また子どもの食育に、二十四節気を日々の話題に挙げてみるとよいでしょう。
そして、節目の日には「旬食材を使って何か1品作ってみる」「子どもと行事について会話してみる」と決めてしまうのもよいかもしれません。
子どもにとっても、春夏秋冬それぞれの食材を味わったり、日本の行事の話を一緒にしたりすることで、自然と食の知識と理解を深めることにもつながります。
そこで今回は「立夏」について紹介しましょう。
■今年の立夏は2016年5月5日
5月に入ると、二十四節気では「立夏」の季節。2016年の立夏は「こどもの日」と重なっています。桜が終わり、一気に葉が育って新緑に。夏の気配が感じられ、ツツジ、菖蒲、藤が咲き始める頃でもあります。
初夏と混同しがちですが、初夏は6月に入ってからを指す言葉です。立夏は、すがすがしい風がちょうど心地良く感じる季節。田植えや種まきが始まり、秋の豊作を祈って「お田植え神事」「御田植祭」が行われたりします。