小1から小4までが伸びどき! 子どもの効率的な勉強方法とは?
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もうすぐ夏休み。小学生の子どもを持つママたちは特に、遊びはもちろん、勉強にもやる気を出して、充実した夏休みを過ごしてほしいと願っているはず。そこで、夏に差がでる自宅での効率的な勉強方法について、教えるプロである塾の先生に聞きました。
小学校低学年~中学年はものすごく伸びる時期
「うちの子なかなか勉強してくれなくて…」。そんなよくあるママの悩みに、個別指導塾スタンダードの石黒先生は次のように話します。
「小学生で勉強が大好きという子はめったにいないですよ。基本的には勉強はきらい、めんどうくさい、と思っている子がほとんどです(笑)」
前提として、自分が嫌いなことをやっている。だから、言われたこと以上はやらないのも当たり前、というわけです。
「でも小学生の場合、とくに小学校1年生から小学校4、小5年生前半くらいまでは、ちゃんとやらせるとものすごく伸びる。高学年になるほど伸びづらくなってくるので、早いうちに正しく勉強の習慣づけをすることが、とても大切なんです」
効率的な家庭学習のための3つのコツ
具体的にどうすればよいのでしょうか? 石黒先生は、効率的な家庭学習のコツとして、以下の3つを挙げてくれました。
1.参考書は薄めのものから
分厚い参考書は見た瞬間にやる気をそがれてしまうもの。“一冊終わった”という達成感を何度も味わいつつ、量を増やすのがおすすめ。
2.時間を決めて勉強する
夏休みには“毎日この時間に勉強する”と決めて習慣化することが大事。長時間だと集中力がもたないので時間を区切って。まずは10分、20分程度からでOK。
3.勉強のあとはご褒美を
「アメとムチ」ではないですが、終わったあとのお菓子や遊び、ゲームなどを明確に示してあげるとモチベーションがアップします。
ちなみに「苦手なところを夏にやろう」というのはよく聞く話ですが、それだと続かないことも多いので、逆に好きな科目を夏休みに伸ばすのも一案だそうです。