想像以上に大変!? 「兄弟別々の保育園」の心構えとは
■無認可保育園への入園も検討を
待機児童が多い地域では、認可外の保育園への入園も検討が必要です。1人目の子がすでに保育園に通っている場合は、育休中にその園の近くの無認可保育園を探しておくことをおすすめします。
認可保育園と比べると、無認可保育園の情報は少ないので、実際に訪問して兄弟がすでに通っている園や駅、会社までの距離を調べておくと安心。各市町村で独自に認定している認定保育室などもありますので、調べておくと良いでしょう。
■保育園によって異なるルール
兄弟が別園になると大変なのは、送り迎えだけではありません。保育園によって異なる決まりを覚えるのが意外と大変なのです。
例えば、毎日の持ちものも細かく決まっています。タオルだけを例に挙げても、枚数、種類、紐をつける・つけないなどの決まりがありますし、同じ園でも進級するたびに持ちものが変わっていきます。これを覚えるだけでも大変です。
また、週に1回はお昼寝布団のカバーを交換する園がほとんど。中には布団ごと持って帰り、家で天日干しして翌週にまた持参する、という園もあります。
ほかにも、水筒やお弁当持参、ご飯などの主食のみ持参する園も。
このようなルールを覚えるのは、とても難しいです。持ちもの一覧表などを作成して、毎朝チェックをするのが良いかもしれません。
■行事やイベントの時期がかぶる
園が異なると運動会やお遊戯会、遠足などの行事がかぶることがあります。特に運動会は決まった時期に開催されるので、日程がかぶることは珍しくないそう。
そうなった場合は、片方の子どもの行事だけに参加するのはかわいそうと、夫や両親と分担して行事に参加する人が多いようです。
2つの園が近ければ、行き来してどちらにも参加できるのが一番ですが、保育園の行事は午前中に終わってしまうことが多いので注意が必要です。
また、兄弟が多いと進級してからも保育園と小学校、小学校と中学校で行事日程が重なる可能性が。この機会に、両親や舅・姑を子育てに巻き込むのも良いかもしれませんね。
兄弟が全員、同じ保育園に入れれば、負担が少なくて良いのですが、待機児童の問題解決にはまだまだ時間がかかりそうです。兄弟別園になって慌てないためにも、2人目を妊娠したときから準備をしておくことをおすすめします。