イライラママも天使の心を取り戻す「絵本の読み聞かせ」法
■物語をとことん味わって!
絵本を読んでもらったときの情景、やさしいママの声、そのとき感じたぬくもりなど、絵本にまつわる記憶は、こころの奥底で永遠に生きるもの。つらいときや悲しいとき、ふいにそれらがよみがえってきて自身を癒し、勇気や活力をくれるのだそう。
先輩ママたちは、どのように読み聞かせをしているのでしょうか。
「ダンボールで仕切った一角を絵本の小部屋と呼び、読み聞かせはそのスペース内で。狭い空間で身を寄せ合っていると集中できるみたい。何だか秘密のことをしているみたいでワクワクドキドキ。完全に、絵本の世界に入っちゃいます」(30代後半)
「自分が読んでいると、字を追うことに集中して子どもの反応に無頓着になってしまうから、読み聞かせ係はパパ。それを子どもとふたり、楽しみます。
一緒に笑ったり驚いたり、意見を言い合ったり…。ママと子どもというよりは、共感し合う親友のような感覚に」(30代前半)
子どもをひざにのせ、ゆっくりとページをめくるシンプルなスタイルもいいけれど、せっかくのラブラブ母子時間、シチュエーションをいろいろ工夫しても楽しそうですね。
■「読み終わった後」の親子時間も楽しもう!
また、読み聞かせの記憶をより鮮明にするのが、実体験。読んで終わりではなく、そこからさらなる広がりを工夫することで、ママとの思い出が、より楽しく豊かになるのです。
「我が家の読み聞かせは、読み終わったあとが本番。物語の舞台のような森へ探険に出かけたり、主人公が挑戦していたお菓子を作ってみたり…。子どもとふたり、絵本の世界を再現するのにハマり中」(20代後半)
「読んだ絵本を脚本にして、ごっこ遊び。うちの子はとても几帳面なので、セリフは一言一句正確に言いたい派。
そのため、読み聞かせの最中は超真剣。話の流れや言葉を完璧に覚えるべく、食い入るように集中している」(30代後半)
絵本がもたらす効果は計り知れないもの。とことん追究&味わいつくすつもりで本に向き合うと、その一冊から、多くのよろこびを共有できるはずです。