登下校中に地震!? 子ども1人でも慌てないための地震対策
地震がおきたとき、どうするか。震災は身近なものであり、どうすべきかを子どもに伝えているご家庭も多いことでしょう。家庭での話し合いに加え、学校指導もあり心強くはありますが、「登下校中」についてはどうでしょうか。
子どもが1人で登下校している最中に地震がきてしまったら…、対策は万全! とは言い切れないかもしれません。そこで今回は「登下校時」にポイントを絞り「何に注意して、どう動けばいいのか」という地震対策についてご紹介します。
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■地震発生! そのとき1番意識するべきことは?
登下校中に地震が起きた! そんなとき、まずは自分の頭を守ることを意識しましょう。登下校中はランドセルを背負っているので、背中からおろして頭の上へ。ランドセルがない場合はリュックやバッグ、持ち物で構いません。
とにかく「頭を守る意識」を持つことが大事なことを子どもに伝えてあげましょう。
■ガラスやブロック塀… 上や横からの被害に注意する
揺れによって上から落ちてくるものや、自分の方向に向かって倒れてくるものがないか、あたりを見回して注意します。具体的に落ちてくると予想されるのは電線、家の屋根瓦、割れたガラスなどです。自分の背丈より高い位置にあるブロック塀や家の外壁にも注意が必要です。
また「倒れるわけがない」と子どもが思いこんでいる可能性の高いのが自動販売機や電柱です。車も大きな揺れで移動してくる場合があります。倒れてくる、移動してくる危険性があることを伝え、そばを離れるよう徹底しましょう。
■日頃から安全な場所を、親子でチェックしておく
自分の頭を守り、落下・倒れてくるものがないか注意しながら安全な場所に移動を始めます。安全な場所とは「ものが倒れてこない、落ちてこない場所」です。一般的には「広い空間」や「耐震性の高い場所」、津波の恐れがある場合は「高い建物」などですが、子どもは具体的なイメージができません。そこで、登下校ルートを一緒に歩いて確認してみるといいでしょう。
たとえば歩いている最中に「今地震がきたらどこに逃げる?」などと子どもに語りかけ、避難場所を一緒に確認します。家と学校間の距離がそう離れていない場合は「ここまできたときに地震が起きたら家(学校)に避難してね」など、避難場所の区切りを教えてあげるのも分かりやすいかと思います。登下校中、どの場所にいても1人で判断できるように訓練しておくと、子ども自身も安心できるはずです。
今回ご紹介した地震対策は登下校時だけでなく、子どもが放課後や休日に屋外で遊んでいる際にも役立ちます。
知っておけば地震がきても冷静に、安心して行動できることを子どもたちに伝えてあげるといいですね。
参考-/ 地震等災害発生時防災マニュアル
http://academic3.plala.or.jp/dou-e/etc/bousai/bousai%20manyu.pdf#search=%27%E5%9C%B0%E9%9C%87+%E7%99%BB%E4%B8%8B%E6%A0%A1+%E6%B3%A8%E6%84%8F%E7%82%B9%27
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