育児や仕事に忙しいママにとって、毎日の子どもの食事は悩みどころ。子どもの成長を考えると栄養バランスや量、味つけなど、あれこれ気になることがいっぱいです。そんなママたちのお悩みに、ご自身もママで、保育園で働いた経験も豊富な管理栄養士の滝野香織さんが「子どももママも笑顔になれる幼児食」を伝授してくれました。
左から:原田さん、管理栄養士・滝野さん、鳥巣さん
■原田さん(31歳)
2歳の男の子、1歳の女の子2児のママ
小さい子どもが2人いて、食事の用意は毎日バタバタで定番メニューばかりになってしまっています。栄養バランスが良く子どもウケがいいメニューが知りたいです。
■鳥巣さん(37歳)
1歳の女の子ママ
食欲旺盛なのはありがたいけれど、偏りがあります。魚などをもっと食べて欲しいと思っているけれど、大人と同じメニューだと塩分も気になるし……。子どもの食事の味付けや調味料について知りたいです。
まずは基本から! 今日から実践できる「食育」のポイント
滝野さん:離乳食が完了して大人と同じ食事ができるようになるまでの「幼児食」は、ぐんぐん成長していくこの時期の子どもの発育にとても大切です。さらに、食生活の基礎をつくる大事な時期でもあります。特に大切にして欲しいポイントとして3つあげました。
まず1つ目は
栄養バランス。ご飯やパンなどの炭水化物5、野菜3、肉や魚などのたんぱく質2の割合が理想的です。ただ毎食、この割合にこだわり過ぎてしまうと大変なので、数日の間でバランスがとれればいいやぐらいの気持ちでいいと思います。ママが基本の栄養バランスを知っていることは大事ですが「食べること=楽しい!」ということも教えてあげたいですね。
2つ目は
食経験を増やすこと。できればいろんなものを食べさせてあげたいのですが、この時期の子どもは、大人ほど噛む力も根気もありません。食材は、ただ小さく切って料理するだけではなく、やわらかく煮たり、子どもが好きな味付けにするなどの工夫がいいですよ。唾液は、噛むことの刺激によって分泌されますが、噛む力が弱い子どもは、パサパサ感を感じやすい傾向があります。パンが苦手だったり、魚が苦手だというお子さんがいらっしゃるのは、実は味ではなくて、このパサパサ感が原因のことも。これもちょっとした
味付けや食感の工夫で回避できますよ。
3つ目は
素材や原料にこだわること。新鮮な野菜、旬の魚、料理をおいしくする調味料など、素材や原料にこだわりましょう。子どもと旬の食材についてお話ししながら食事するのもおすすめです。また、味付けと調味料を過度に心配するママもいますが、離乳食期を過ぎたら、味のメリハリも覚えていく時期。メニュー全てが同じように濃い味ではよくありませんが、その食材を食べるキッカケになるような味付けにする調味料は上手に使うべきだと思います。食べなかった食材を食卓に出さなくなるのは良くないです。克服するチャンスをなくさないで欲しいです。
保育園でも人気メニュー! 滝野さんおすすめレシピ
★ツナときゅうりのくるくるロールサンド
鳥巣さんのお子さんは、パンをあまり食べてくれないとのこと。パンが口の中の水分を吸ってしまってパサつきが苦手なのかもしれませんね。そんなときは、しっとり感が感じられて、子どもも食べやすいロールサンドがいいですよ。食パンにマヨネーズを薄く塗るなど調理にちょっと工夫を加えるだけで、食べやすくなります。手軽なので、お子さんが2人いる原田さんにもおすすめですよ。
材料(1食分)
サンドイッチ用食パン(12枚切り)……1枚
ツナ(食塩不使用・ノンオイルタイプの缶のもの)……20g(約3/1缶)
スライスチーズ……1/2枚
きゅうり……1/2本程度
ピュアセレクト®マヨネーズ……小さじ1
つくり方
1 ツナは軽く水分を切り、マヨネーズ小さじ1/2を混ぜる。
2 きゅうりは食パンよりやや短めの長さにカットし、ピーラーを使って薄くスライス。
3 ラップの上に食パンをのせ、軽く食パンを押さえて潰しマヨネーズ小さじ1/2を塗る。
4 3にスライスチーズ、きゅうり、ツナを均一に乗せて、きつめにくるくると巻き、ラップで固定してしばらくなじませる。
5 握って食べるのが好きなお子さんならそのままスティック状で。つかんで食べるのが好きなお子さんなら一口サイズにカットしてできあがり。
オススメの献立メニュー
・ツナときゅうりのくるくるロールサンド
・かぼちゃのポタージュスープ
※主食のロールサンドに、ポタージュスープを組み合わせて。野菜がいっぱい食べられる献立です。
★鮭のマヨネーズ焼き
栄養バランスが良く子どもも喜ぶメニューが知りたい原田さんにおすすめなのが「魚のマヨネーズ焼き」です。
今回は、鮭を使っていますが、鮭のほかに、カジキマグロ、さわら、タラ、アジなどでもおいしく作れます。お刺身を使うのも手軽でオススメです。
パサつきや生臭いといった、魚を食べない2大要素をマヨネーズが解決してくれます。加熱し過ぎると魚はパサつきまずが、マヨネーズを塗ることで油膜ができて、魚の水分の蒸発を防いでくれます。
材料(1食分)
鮭……20~30g
ピュアセレクト®マヨネーズ……小さじ1/21
つくり方
1 鮭は表面の水分をキッチンペーパーなどで拭き、アルミホイル、もしくはオーブンシートにのせて表面にマヨネーズを塗る。
2 オーブントースター(強)で5~7分焼く。
※味付けは、マヨネーズをベースにすれば、パサつきなく、バリエーション豊富に!
マヨネーズ小さじ1+パン粉小さじ1で「マヨパン粉焼き」
マヨネーズ小さじ1+粉チーズ少しで「マヨチーズ焼き」
マヨネーズ小さじ1/2+みそ小さじ1/2で「みそマヨ焼き」
マヨネーズ小さじ1/2+みそ小さじ1/2+すり白ごま小さじ1/2+砂糖少々で「ごまみそマヨネーズ焼き」
マヨネーズ小さじ1+カレー粉少々で「カレーマヨ焼き」
オススメの献立メニュー
・鮭のマヨネーズ焼き
・ひじきごはん(ひじき、油揚げ、人参を細かく刻んで、醤油と砂糖で煮る。炊いたご飯に混ぜこむ)
・味噌汁(大根とえのき)
・ほうれん草のゴマ和え
※パン食にも合うけれど、和食のメインにしても合うのが「魚のマヨネーズ焼き」です。
いざ実食! 子どもたちもパクパク食べました
鳥巣さん:ロールサンドは、パンを好まないウチの子も食べれました! 外に持っていっても食べやすそうで、子どもが自分で持って食べることもできそうですね。
滝野さん:形だけではなく、きゅうりとマヨネーズでパンのパサつきがおさえられているので、食べやすいですよ!
原田さん:この鮭のマヨネーズ焼き。見た目からして、おいしそう!
滝野さん:見た目も食育の大切な要素です。味の素の
ピュアセレクト®マヨネーズは、全卵を使ったマヨネーズなので、焼き色がキレイにつくんですよ。見た目がおいしそうだと、自然と食欲もわきますよね。そばにいる大人が「おいしそうだね」と声かけしながらの食卓は、とても素敵な食育の場になると思います。
鳥巣さん:魚料理って、これまではブリの照り焼きかグリルで焼き魚ぐらいでマンネリ化していたけれど、マヨネーズを使うことを今日は学べてよかったです。
「ピュアセレクト®マヨネーズ」おいしさの秘密
原田さん:つい毎日メニューがマンネリ化してしまうけれど、マヨネーズを使うことで、すごくレパートリーが増えた気がします。
鳥巣さん:調味料も、どうやって何を選んで使えばいいんだろう?と迷っていたのですが、素材や原料にこだわることが大事で、何でもかんでも薄味にしておけばいいってもんじゃないこともわかりました(笑)。味にメリハリがあるだけで、食欲って刺激されますもんね。
滝野さん:ピュアセレクト®マヨネーズは、
酸味が少なく子どもでも食べやすいまろやかな味です。また、とれて
3日以内の新鮮たまごだけを使用していて、国産の原料をもとに、国内の工場で作られているこだわりが安心できますよね。お子さんが苦手な食材があったら、マヨネーズを隠し味にしてみるのもおすすめですよ。
「ピュアセレクト®マヨネーズ」
卵と酢と油。シンプルな素材でできているからこそ、マヨネーズはその素材の良さが大切です。
「ピュアセレクト®マヨネーズ」は、契約農場で生まれた、とれて3日以内の国産新鮮たまご、良質なキャノーラ油、コーン油、そして白ぶどう酢・玄米酢・木樽熟成のモルト酢をブレンドした特製「ピュアセレクト®ビネガー」を使用することで、コクのあるまろやかな味わいに仕立てたマヨネーズです。
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