子どもの将来を左右する「働くこと」についての話し合い…どうしたらいい?
いろいろな職業を紹介した中学生向けの絵本が数年前ベストセラーになりました。
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子どもが中学生くらいになったら、親子で職業について話し合うといいんじゃないかしら?
職業を話し合うというより、働くことの意味を親が子へ伝える必要があると思うのです。
現在は「働く喜び」が見えにくい時代。激しい競争社会のため必死で働かなければならず、働く喜びを感じる余裕もなかなかありません。
かといって、やりがいのある仕事を求め続け職を転々とすれば技術が身につかず、働く喜びどころか働く場所さえ失うかもしれませんね。
どちらにしても、働く喜びを見つけにくいことに変わりありません。こんな時代だからこそ、自分の子どもには喜びを感じられる仕事についてほしい、と親が必死になるのも当然です。
もちろん、自分の子どもが何に向いているかじっくり観察して、子どもの才能を伸ばす方向へ導いてあげることは、とても大切なことよ。
でも、親の願望や理想だけで、子どもの将来を決めないこと。本人の力で歩いていけるようサポートするのが親の役目なのよ。
厳しい人生を生き抜いていくのは、子ども自身。将来、自立できなくて困るのは、その子本人なんですからね。
特に、ヒラメキ型で行動派の三碧木星のお母さんは要注意。自分の思いつきを子どもに押しつける傾向があります。子ども自身の考えを尊重し、親はあくまでもサポート役に徹することが大切よ。
確かに好きな仕事で食べていければ、こんな幸せなことはありません。
でも、好きな仕事で生活している人は、ほんのひと握りです。圧倒的多数の人は、そうじゃない…。
でも、だからといって仕事に喜びを見いだせないかというと、そんなことはありませんよね。