「自分から行動できる子」を育てるには? 【子どもが伸びる「アドラー式子育て」1】

目次

・子どもの「困った」行動の原因探しは必要ない?
・ママが注目するのは「できないこと」ではない
・自分から行動できる子にするためには
「自分から行動できる子」を育てるには? 【子どもが伸びる「アドラー式子育て」1】

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「子どもに片づけてと言っても、片づけてくれない」「何回注意しても歯みがきしない」なんて経験はありませんか?

「困った」行動をする子どもに対して、ママはイライラしてしまいがちです。どうすればイライラせずに、子どもに関わることができるのでしょうか?

アドラー心理学を取り入れ、ほめない・怒らない・比べない「アドラー式子育て」を推奨し、勇気づけ親子教育専門家として1万5000人以上のママを勇気づけてきた原田綾子さんに、子どもとの関わり方のコツを教えてもらいました。

※アドラー心理学とは
ウィーン生まれの医師、アルフレッド・アドラー(1870~1937年)が提唱し、後継者たちが発展させてきた心理学。フロイト、ユングと並ぶ三大巨匠。軍医として第一次世界大戦に関わったアドラーは「二度と戦争を起こさないために人間の心を変えなければならない」と考え、お互いに尊敬し、信頼し合う「よこの関係」を結び、圧力や暴力ではない民主的な方法で問題を解決することを提唱しました。


■子どもの「困った」行動の原因探しは必要ない?


「自分から行動できる子」を育てるには? 【子どもが伸びる「アドラー式子育て」1】
子どもが言うことを聞いてくれないと、「なんで私の言うことを聞いてくれない(なかった)の?」と、ママは子どもが「困った」行動をする理由探しをしてしまいがち。ところが、原田さんはこういいます。

「原因を探しても、『厳しく言い過ぎたかも』など過去の自分を責めてしまうことに。アドラー心理学は未来に向けていまからできることを考えて行動する未来志向の心理学。未来に考えを向けていくためにも、子どもの困った行動の目的に注目してみましょう。

『困った』行動をするのはズバリ、親や周囲の気をひきたいから。ママのことが大好き♡アピールなんですね。困ったことをすれば、ママは僕(私)のことを見てくれる。
そうやって安心感を得ているのです



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