子どもの歯「受け口にすきっ歯、歯ぎしり…」気になるかみ合わせ、その治療は?
■小児歯科医にかかるとき、子どもを怖がらせずスムーズにクリニックに連れていくには?
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虫歯と同じく、
かみ合わせの異常があったらいずれも乳歯だからといって軽く見ずに、歯科医を受診し経過を見ていくことが大事です。日常生活に支障がない場合、歯のことはついつい先送りにしてしまいがちですが、永久歯を正しい状態に導くためにも、歯の健康チェックを心がけておきたいですね。
いざ診察と思っても、歯科選びは悩ましいところです。もちろん、親の行きつけの歯医者でもいいですが、できれば少し遠くても
小児歯科の専門医がいる病院の方が何かと安心です。ママ友ネットワークで、子どもの診療が得意な歯医者さんを教えてもらうのも有効。
初めて小児歯科にかかる時は、どんなことに気をつけたらいいのでしょうか? 日本小児歯科学会では、以下のようなアドバイスをしています。
1.幼児の治療は体調の良い
午前中に受診することをおすすめします。昼過ぎや夕方になると疲れて機嫌が悪くなることが多いものです。
2.なるべく嘘をついて連れてこないようにしてください。かえっていやがる原因になります。そのかわり治療の後は、
たくさんほめてあげてください。
3.幼児は歯科治療でいやがって泣いたり暴れたりすることもあります。汗をかきますので特に冬場などは
下着などの着替えを用意してきてください。また治療中はTシャツなど身軽な服装にさせましょう。
4.待合室ではなるべく
リラックスさせるように保護者の方が本を読んで聞かせたり、おもちゃで遊ばせてあげてください。
歯科医院で、口を大きくあけたり、器具を差し込まれたりするだけでも、子どもにとっては
大きなストレスになります。
しかし、予防医療が有効な歯だからこそ、親はできるだけ、かみ合わせ異常や虫歯から子どもの歯を守ってあげたいですよね。
なかなか小さな子どもに理解させるのは難しそうですが、
「歯のチェックをすることは大事だ」ということをちゃんとさとしたうえで、治療を受けることが望ましいといえそうです。
・国立保険医療科学院「平成26年度・全国乳幼児歯科健診結果」
https://www.niph.go.jp/soshiki/koku/oralhealth/infantcaries.html
・公益社団法人・日本小児歯科学会
http://www.jspd.or.jp/
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