なんだろうと横目でチラッとみたら、視界の端に若い男性が。
そしてなんと娘に変顔をして見せていたのです…!
えっ!?
と思わず振り返ったら
彼はスッと真顔に戻り、何事もなかったようにスマホ画面を見ていました。
凝視するのも悪いのですぐに前を向いたのですが、少しするとまた視界の端には…
変顔の青年。
振り返ると
素知らぬ顔。
コレ私も近い経験あるんですけど、抱っこされた子供を笑わせようと必死なとこを親御さんに気付かれるとめっちゃ恥ずかしいんですよね…。なんかお互い「あ、どうも…」みたいな空気になるし。
なのでその後はずっと(ありがとうございます、青年…!)と心の中で感謝しつつも気付いていないフリをしていました。
娘はいつの間にか機嫌を直してニコニコしています。
次の駅で降りるからその時振り返ってお礼を言おう!
…そう思っていたのですが、到着してドアが開いた途端、彼も同じ駅で降りる予定だったらしく人ごみに紛れてあっという間にいなくなってしまいました…。
こんなことなら普通に振り返ってお礼言っておけばよかった…!
そんなわけで、不安でいっぱいだった子供との電車旅(?)は見知らぬ青年のおかげで無事乗り切ることができました。
ネットでは顔がみえないぶん感情的な言葉が飛び交いますが実際にはこうやって困っていたらさりげなく助けてくれる人たちもたくさんいるんですよね。
あの青年は母の私が数十分あやし続けてもだめだった娘を一瞬で笑顔にしてくれました。「泣いてる赤ちゃんをあやすのは親の役目」だなんて決めつけずに、
みんなが「赤ちゃん静かにさせて!」じゃなくて「赤ちゃんを笑わせてみよう!」って思えるようになったら素敵だなと思いました。
どうかこの「WEラブ赤ちゃんプロジェクト」の輪が多くの人に広まりますように。
みんなの「WEラブ赤ちゃんプロジェクト」