2019年11月20日 21:30|ウーマンエキサイト

【医師監修】経産婦は陣痛が短くなる? 予定日超過の可能性は?



■経産婦は予定日超過しやすいって本当?

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予定日を超過するケースもあるがおなかの子によって変わる


出産予定日とは妊婦さんにとって特別な日。赤ちゃんに会えるのを楽しみに待っていることでしょう。しかし、予定日に赤ちゃんが生まれてくる確率はわずか5%なのだとか!

予定日はあくまで、妊娠40週0日を迎える日であり、赤ちゃんが生まれてくる予定の日ではありません。予定日超過は経産婦だからというわけではなく、おなかの赤ちゃんしだいのようです。

予定日を超過している/しそうな時は


予定日を過ぎても、きちんと妊婦健診を受けましょう。予定日超過から日がたつにつれ胎盤の機能が低下するので、こまめにチェックする必要があります。1週間に1度だった妊婦健診は、さらに回数が増えることに。大きなおなかを抱えて何度も病院に行くのは大変ですが、もうひと息です!

予定日に生まれそうになかったり、予定日を過ぎた場合は、次のことにチャレンジしてみて。

・無理のない範囲で運動する


振動で子宮口を刺激するといわれる、ウォーキングやスクワットなどにトライしてみましょう。スクワットで骨盤底筋を鍛えると、産道がスムーズに開くようになります。もしお産につながらなくても、お産に向けての体づくりにもなると割り切って。

・おっぱいマッサージをする


赤ちゃんが生まれてくるのを待つ間には、出産してからスムーズに授乳ができるように準備をしておきましょう。乳頭のマッサージをすることで、赤ちゃんが吸いつきやすい形になり、赤ちゃんに吸われても痛くならない皮膚になります。

また、乳頭への刺激は子宮を収縮させることも。「もう生まれてきていいんだよ」と、赤ちゃんに伝わるといいですね。

・ツボ押しをする


陣痛を促進するといわれているツボを押してみるのもいいかもしれません。力いっぱい押すのではなく、少し痛いけれど気持ちいい程度の力加減で刺激しましょう。
・三陰交(三陰交)…足の内側にある、くるぶしから指4本分上にあるツボ
・太衝(たいしょう)…足の甲にある、足の親指と人差し指の間の骨が合流してくぼんでいるところ

いずれも冷え性や生理痛、更年期障害を緩和するといわれているツボです。覚えておくと、産後も役立ちそうですね。

・無理はせずゆっくり待とう


いつ陣痛が始まるのか、そればかりが気になって落ち着きませんよね。でも、予定日を超過してもきちんと健診を受け、異常がなければ大丈夫! 妊娠41週に入ったら陣痛の誘発や促進をしてお産をするケースがほとんどなので、心配しなくても赤ちゃんは生まれてきます。


出産までの時間は、これからお兄ちゃんやお姉ちゃんになるわが子とゆっくり過ごせるいい機会でもあります。赤ちゃんの誕生を待つ時間を子どもといっしょに楽しんで。


■まとめ

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おなかの赤ちゃんによって、お産はまったく違うもの。たとえば、お産がおしるしから始まるか、陣痛から始まるか、それとも破水から始まるか…。こればかりは経験があっても予測不可能。経験があるからこそ、前のお産と違うことがあれば不安が大きくなってしまうこともあるかもしれません。

しかし、出産というゴールにたどり着くまでの道のりは、おなかの赤ちゃんによって変わるもの。前回のお産とはまた違った風景を楽しみながらゴールを目指してくださいね。

参考資料:
日本産科婦人科学会
・『はじめてママの「からだとこころの悩み」お助けBOOK』(世界文化社) 監修 竹内正人
・『母乳育児ミルク育児の不安がなくなる本』(主婦の友社) 監修 渡辺とよ子
・『35才からの妊娠・出産・育児』(ベネッセコーポレーション)監修 郡山智、郡山純子


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