子どもは子どものままではなく、いずれ親と対等な大人になり、いつか離れていく。そのイメージは常に頭の隅に持っておくべきものなのかもしれません。
子どもを信頼することができた
子どもを信じて先回りせず預け先に任せることができたのは、親の私にも自信となりました。日常生活ではついつい口を出してしまいますが、物理的に離れることで待たざるをえない状況、これもよかったのかもしれません。大きな気持ちで子どもを見守り、待つということがとても大切だと再認識しました。
子の変化、大きな自信と自己肯定感
「一人で東京から来たの?すごいね!」「お手伝いが上手だね!」と、親以外の大人からほめられる機会も多く、とてもうれしかったと娘。ほめられることは自己肯定感を生み、やがて自信となります。一人でやれた!という実体験と、人に認められたことも強く心に残ったのではないかと思います。
お迎えの日、空港に向かうときの私たち家族のウキウキ感といったら、言葉では表現できません。「おかえり!!」と娘を迎えたときの喜び、みんなで一緒に過ごせるありがたさを改めて感じました。本人はもちろん、帰ってくるのを楽しみに待っていた妹たちのうれしそうな表情、三人が抱き合う姿に涙した母、このシーンは私の一生の宝物になりそうです。
<文・写真:フリーランス記者林未香>