「子どもの字が汚い」と思ったらやったほうがいいこと
という意気込みで頑張って毎日1ページを1か月間続けました。
字を書くときの筆圧に注意しながら、1週目は少しだけ苦戦して、2週目からは慣れてきて、3週目以降には手首や指をやわらかく動かせるようになりました。
文字のバランス、筆圧の感覚もつかめるように
線を書くドリルと並行して、小学校で教わってきた漢字もマス目があるノートで練習していきました。すると、少しづつ字がきれいに書けるようになっていきました。
画像は運筆の練習をはじめて2週目のもの。はじめのころと比べると、全体的な字のバランス、熟語も2文字のバランスが揃うようになり、マスからもはみ出さないで書けています。
筆圧の感覚もつかめるようになり、はね、はらいもきちんと書けるように。書くスピードも速くなってきて、学校でも先生に「字がきれいに書けるようになったね」とほめられるようになって自信もついてきたようでした。
線がうまく書けるようになると、絵も前より上手に描けるようになりました。
また、面談のときに先生に指摘されたハサミの使い方も気になっていたので練習したところ、字を書くときと同じく手に力が入りすぎているということがわかりました。運筆の練習でつかんだ感覚で、ハサミの使い方も以前よりよくなりました。
もし、個人面談のときに先生にきれいに字が書けないということを指摘されなかったら、私は「きれいに書きなさい!」と注意ばかりしてしまい、子どもが書くことへの苦手意識が強くなってしまっていたかもしれません。
文字をきれいに書くということだけでなく、それぞれ苦手なことには、きっとなにか理由があります。それを、親子で一緒に探して、練習して、克服していくことが大切なのだと感じるできごとでした。
忙しい毎日を過ごしているとつい見落としてしまいがちですが、これからもそれを意識して子どもと一緒に成長していきたいと思っています。
<文・写真:ライターやまさきけいこ>