その怒り方で子どもに伝わってる?自分のパターンの把握が大事
【怒ることが苦手】⇒子どもの目を見て返事をもらって
怒ることが必要だとわかっていても、怒ることが苦手で逃げたくなってしまう人もいます。
もうちょっとしっかり怒りたいのに…と思いながら、つい「まぁいいか」と、なあなあにしてしまっているなら、あなたはこのタイプかも。
基本的に子どもの怒り方は、激しければよいというものではありません。
肝心なのは怒るべきことが、子どもにしっかり話せているかどうかと、子どもがそれを理解できているかどうかということ。
ですからあなたの言いたいことが子どもに伝わっているのか、子どもからレスポンスを受け取ることに注力するのがおすすめです。
怒る時には自分がしゃがんで子どもの目線まで下り、子どもの目を見て話しましょう。
ゆっくりとした話し方でも、目線が真剣なら子どもはちゃんと受け取ります。子どもが目を逸らすようなら、ママの目を見て!と自分のほうに向かせましょう。
何がいけなかったか、どうしなくてはならないのかを話し終わったら、子どもが理解をしたかどうか「わかった?」と確認してあげるとよいでしょう。
怒り方に正解はないけれど不正解はある!
怒り方についてさまざまなことが言われていますが、実際には子どもの性格を観察し、その子がわかりやすいような話し方を選ばなくてはならないため、怒り方に正解はありません。そこが怒り方の難しいところです。
一方で、大きな声を出して怒鳴る、手を上げる、無視をするといった怒り方では効果はありませんし、子どもがいけないことをした時に怒らずに済ませることもよくありません。これらの怒り方は、いわば不正解の怒り方と言えるでしょう。
わが子の性格をよく見ながら、どのような言葉を選んだら子どもにわかってもらえるかを考えましょう。
また大人でも一度言われただけで何かを正しく直せることは少ないもので、腰を据えて同じ事を何度も根気よく話すことが当たり前だと考えておくことも、自分の落ち着きを保つために大切ですよ。
<文・写真:ライターあん茉莉安>