小さな子に多い「熱性けいれん」2人の娘は5回発症!対処法は?
実はわが家ではこのときだけでなく、長女はこの後に1回、次女は3回の熱性けいれんを起こしています。
次女がはじめて熱性けいれんを起こしたときは、意識を失って、座っていたイスから落ちて口を切ってしまい、血を流して意識を失っていたのでさらに焦りました。
このように、娘たちの熱性けいれんを何度も経験している私ですが、もちろん慣れることはありません。毎回苦しく辛い思いをしています。
しかし、経験しているからこそ、冷静にこれだけはやらなきゃと実践していることもあります。
救急隊員に状況を伝える時や医師が診察時に必要な情報もあるので、ぜひ頭に入れておいてほしいと思います。
熱性けいれんを起こしたときの対処法
子どもがけいれんを起こし、意識がないとき、私が行っているのは以下の4点です。
【熱性けいれんを起こしたとき】
・けいれん、意識消失を起こした時間をすぐに確認
・救急車を呼ぶ
・身体を横に向ける(嘔吐物などを詰まらせないように)
・けいれん、意識消失が治まった場合はその時間を確認
どのくらいの時間、けいれんを起こしていたのかが、医師が診断を行う際にとても重要になります。
気が動転していると、とても時間が長く感じてしまいますが、時間を確認すると2分ほどだったこともありました。けいれんの時間がかなり長いと、また別の病気の可能性も出てきます。必ずけいれんの『始まり』と『終わり』の時間を確認してください。
また、けいれんをしてすぐにおさまるかどうかはわかりません。だからこそ「けいれんを起こしたら迷わず救急車を呼んでほしい」、とわが家のかかりつけ医からは言われています。
身体を横に向けるのは、嘔吐物などをのどに詰まらせて窒息しないために行います。次女が口を切って血を流していたときも横に向けることの必要性を感じました。
熱を急激に上げないための工夫
また、娘たちに関しては熱がぐんと上がった時にけいれんを起こしやすいことがわかってきました。
そのため、かなりの高熱になりそうな時には、脇、頭から背中全体などを保冷剤で冷やし続け、急に熱が上がらないように心がけています。解熱剤を使うと、解熱剤の効果が切れた時に急に熱が上がることもあるようなので、私は解熱剤は使わずに外側から冷やすようにしています。
ただ、医師によると、熱が高すぎて子どもが苦しんで寝つけないなどの時は、解熱剤を使ってあげた方がよいとのことでした。