新連載「はじめましての自己紹介」平野みかほの『子どもと、私と、らしさと』Vol.1 | HugMug
おみやげでしゅ。これ食べたらなおりますからね〜あしたもきてくだしゃい」とイチゴを持たせてくれる、何もかもあべこべだった小さなお医者さん。
今でもそのときの様子を撮影した動画を見返してしまうほど、大切な思い出のひとつです。
そんな彼女が5歳になった頃、「お花を飾る花瓶をつくってみたい」とはじめて自分で挑戦してみたいことを私に伝えてくれたのをきっかけに、現在も通っている陶芸教室。
幼児期の習い事の選択については、無理はしない。ただ一緒にいろんなところへ行き、いろんなものを見て、聞いて、感じ合うことを大切に。が、わが家流。幼いながらに、好きなもの、惹かれるものを少しずつ自分のタイミングで見つけていく逞しさを、キラキラした彼女のまなざしに教えてもらったのでした。
2歳になった次女は、言葉が会話になってきたような。
もにょもにょとしていて聞き取れない単語があるのも事実ですが、可愛いので、よしっ。ちょっとすねてみたり、泣いたふりをしてみたり。急に、変な顔をして家族を笑わせてみたり。
木々が枝分かれするような細やかで複雑な表現をたくさん覚えてきました。
コロコロと軽やかに変わる気分にまっすぐな姿が少しうらやましい。
このコラムでは、子どもたちと過ごすささやかな日々のエピソードを中心に、私らしさを表す好きなもの、その時々で素直に感じたことを、少しずつ綴らせていただきたいと思っています。子育て中でも楽しめるヴィンテージ品とのつき合い方も載せていけたら……
「子どもと、私と、らしさと」
ぜひ、のんびりとお楽しみいただければ幸いです。
PROFILE
平野みかほさん8歳と2歳の女の子のママ。“一期一会“をコンセプトに、世界各国から集めたヴィンテージ/アンティークの品々を取り揃えた小さなブティック『La boutique Uncinq』を中目黒に構える。商品の買い付けを始め、オリジナル商品のデザインや製作も手掛けている。
Instagram:@la_boutique_uncinq
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