論理的思考力がぐんぐん伸びる! 英語プレゼンに学ぶ「論理展開」7つのポイント
論理的思考力は、英語でのプレゼンや英作文だけでなく、どんな教科においても重要な力です。将来、お子さんが仕事をするときにも、高い論理力を持ち合わせていれば、様々な分野で活躍できることでしょう。
幼いうちから育てておきたい能力の一つである「論理的思考力」。実は、英語でのプレゼンテーションの仕方を学ぶことで、訓練することができます。
なぜなら、英語でのプレゼンテーションでは、論理展開が非常に重視されているから。前回に引き続き、プレゼンテーションの仕方、中でも論の展開の仕方をご紹介しましょう。
1. 定義し、例を示す「例えば」
プレゼンテーションでは、「鍵となる概念」がよく導入されます。「正義」や「平和」、「人間の尊厳」などがその例です。こういう概念は、定義しなければ、話の内容が曖昧になってしまいます。
そこで、定義付けをする必要があるのです。「ここでは『この言葉はこのような意味で用いる』」というのが、定義です。
・……をこのように定義します。
I’ll define “…” this way.
しかし、定義だけでは、なかなか実感を持ちづらいものですね。そこで、実際の例を示すといいでしょう。
・例えば……
For example, ….
「平和とは、例えば……な状態」と具体的にイメージできるように話すことで、自分が本当に届けたいメッセージを聴衆に的確に伝えられるでしょう。
2. グラフや表を見せる「調査結果によると」
説得力を持たせるために重要なのは、証拠を示すこと。ここで活躍するのが、データです。グラフや図、表などを見せるときは、こんなフレーズが使えます。
・……を見てみましょう。
Let’s have a look at….
データから何がいえるかを示す表現はこちら。
・我々の調査結果では……。
Our findings show….
・この数字は……を示している。
The figure indicates….
信頼できるデータをもとに話を展開することで、「なるほど!」と納得してもらいやすくなるでしょう。
3. 因果関係を示し、予測する「その結果として」
データをもとに、自分なりの考察を加えることで、あなただけのプレゼンテーションができるようになります。考察をするときに大切なのが、因果関係を説明すること。