子育て情報『親の失敗談が効く! 依存心の強い子どもに「成功体験」をさせる3つのコツ』

2019年2月25日 10:37

親の失敗談が効く! 依存心の強い子どもに「成功体験」をさせる3つのコツ

ケガや事故の危険がない範囲で、できる限り子どもを見守るようにしましょう。

例えば「時間がないから」という理由で、子どもが着替えようとしているのに親がすべてやってしまうのを繰り返していると、当然ながら子どもはいつまで経ってもひとりで着替えることができません。時間に余裕があるときは、子どものペースに合わせて「ひとりでできた!」という成功体験をさせてあげるようにしましょう。

【ポイント2:失敗から学んだことを一緒に考える】
依存心の強い子どもは、失敗することを極度に恐れる傾向があります。その背景には、「失敗したら怒られる」「失敗するのは悪いこと」という考えがあることも多いので、そうではなく「失敗してもいいから挑戦する」「失敗から学べることもある」ことを積極的に伝えるようにしましょう。

そうすることで、失敗を恐れず成功に向かう子どもになっていきます。「お母さん(お父さん)もこんな失敗をしたけど、そこからこんなことができるようになったんだよ」と、親自身の失敗談を話してあげるのも有効です。

【ポイント3:「スモールステップ」を取り入れる】
スモールステップとは、応用行動分析(ABA)の考え方のひとつ。
目標達成までの道のりを細かいステップに分けて、ひとつひとつステップをクリアしていき、最終的な目標達成を目指すことです。

例えば、「手を洗う」という習慣をつけたいときには、まず「洗面台に向かう」「蛇口をひねって水を出す」「手を濡らす」「ハンドソープをワンプッシュする」「手をこすり合わせて洗う」「蛇口をひねって水を止める」「タオルで手を拭く」と、手を洗う行動を細かく分けます。

そして、ひとつのステップができるようになったら「よくできたね!」と褒めて、次のステップに挑戦させることを繰り返します。すると、子どもはステップごとに成功体験を得られるため、徐々に自立心が育っていきます。

親の失敗談が効く! 依存心の強い子どもに「成功体験」をさせる3つのコツ
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子どもが心配でついつい手助けしてしまうのも親心ではありますが、そこをぐっと堪えて見守ることは、子どもが成長していくうえで必要不可欠です。子どもとの距離感や接し方を見直して、挑戦力や自立心をはぐくんでいきましょう。

文/田口るい

(参考)
All About|子供を自立させる甘えと、ダメにする甘やかし
プレジデントオンライン|「勉強しない子」「やる気のない子」は変われますか?
ベネッセ教育情報サイト|子どもの自立心を育みたい!保護者ができることって?
PHPファミリー|子どもを成功に導く!「スモールステップ」の言葉がけ

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