子育て情報『運動能力と戦術力が一気に身につく! スポーツ科学から生まれた「バルシューレ」』

運動能力と戦術力が一気に身につく! スポーツ科学から生まれた「バルシューレ」

運動能力と戦術力が一気に身につく! スポーツ科学から生まれた「バルシューレ」


非言語コミュニケーションを育むプログラム

バルシューレは次の3つの領域から成り立っています。

1.A領域プレイ力の育成(45種類)
戦術の基礎を養う。子どもたちは遊びの中から解決策を見出す。
・位置取り(正しいタイミングでプレイコート上に最適な位置取りをする)
・個人でのボール確保
・協働的なボール確保
・個人での優勢づくり
・協働的な優勢つくり
・隙の認識(パスやシュート、突破のチャンスを与えるような隙間に気づく)
・突破口の活用
など

2.B領域身のこなしの育成(40種類)
運動協調性を育てる。さまざまな条件に対応できる身体の使い方を習得する。
・時間のプレッシャー
・正確性のプレッシャー
・連続対応のプレッシャー(次々と連続する課題に対応しなければならないプレッシャー)
・同時対応のプレッシャー
・変化のプレッシャー(変化する周りの状況に対応しなければならないプレッシャー)
など

3.C領域モジュールスキルの育成(40種類)
技術力を高める。先取りする能力、ボールに対する調整力を身につける。
・軌道の認識(飛んでくるボールの距離、方向、速さを先取りし知覚する)
・味方の位置、動きの認識
・敵の位置、動きの認識
・ボールへのアプローチの決定
・着球点の決定
・キャッチ、キープのコントロール
・パス、シュートのコントロール
など

たとえば、「敵の穴を見つけよう」「飛んでくるボールのところに走りこもう」という指導プログラムがあります。
これらは単純に走る、投げる、蹴るなどの技能だけを身につけるのではなく、判断力や空間把握能力を養うプログラムになっています。つまり、刻々と変化する状況の中で周りの状況を把握して判断し、自分の身体をどうやって動かせばいいのかを考える力にもつながっているのです。

このように、チームスポーツで必要とされる『非言語コミュニケーション』が身につくこともメリットのひとつです。

運動能力と戦術力が一気に身につく! スポーツ科学から生まれた「バルシューレ」

講師の役割

バルシューレの特徴として、講師からは「投げ方」や「蹴り方」などの具体的な技術指導がない、という点が挙げられます。

バルシューレの講師に求められるのは、子どもたちの自由な発想を大事にし、潜在的に備わっている能力を忍耐強く引き出す力です。また、ひとりひとりの考えや成長を認めて積極的に褒めるように努めます。

ゲームのルールは教えても技術指導を行なわないのは、「どうやったらうまくできるか?」

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