子どもの「いたずら」は脳が発達しているサイン! 成長を止めずに見守るコツとは
「子どもがいたずらをしているときって、目が輝いていますよね。それは大脳が反応しているサイン。心が躍動し、興奮している状態です。大脳の前頭葉に興奮と抑制の働きがあるのですが、乳幼児期の脳の発達においては大脳を刺激し興奮する働きを高めることが大切、と言われています。大脳が育たないと、興奮を抑制する働きも育たず、ちょっとのことでパニックになったり、キレたりしてしまうのです。」
(引用元:いこーよ|「いたずら」は、子どもの成長を促すって本当?)
たとえば、公園の水飲み場で水を出しっぱなしにして遊ぶなかで、「暑い時期は気持ちいいけれど、寒くなると冷たく感じる」ことや「服の袖が濡れたら捲り上げにくく、重く感じる」ことに気づけるでしょう。
雨上がりの水たまりを飛び越えようとジャンプして、失敗したり成功したりするうちに、水たまりを飛び越えるための力の入れ具合も調整できるようになります。また、水たまりに足を突っ込むと、澄んでいた水たまりが濁って不思議に思う子もいるでしょう。
ばらまいたチラシ広告がヒラヒラと落ちてくるのを見て、ボールを落としたときの落ち方と違うことに気づくかもしれませんし、鏡を見ながら口紅を塗ると、手の動きが反対に写るので塗りにくいことに気づくかもしれません。
よく「子どもがやけに静かだと思ったら、いたずらをしていた」というエピソードを耳にしますが、この静かな状態こそ、子どもが集中している証。モンテッソーリ教育では「敏感期」と呼ばれ、あるものに強い興味をもって、集中して何度も同じことをする時期だとされています。一生のうちで敏感期は、0歳から6歳ごろにしかなく、6歳ごろから次第に薄れていくのだそう。
いたずらにふけっている子どもの脳は、今まさに敏感期を迎えて、急速に発達している状態なのです。
大人がイライラしないで「いたずら」させるコツ
「いたずら」をしている子どもの脳は、この先二度とない、貴重な発達期を迎えています。とはいえ、いたずらを許せるときとそうでないときがありますよね。我慢強く見守るのは、私たち大人の心に余裕がなければなかなか難しいものです。大人がイライラすることなく、子どもに「いたずら」させるためのコツをいくつかご紹介します。
- 子どもの脳が急速に発達していることを意識する
まずは、大人自身が心の余裕をもてるように「今、この子の頭の中では、人生に二度とない貴重な発達期が訪れているんだ」